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第308回大阪発流行歌ライブ、多岐川舞子・竹川美子・入山アキ子・ユリア・高山竜一が出演 [ライブ]

◆ 推薦曲コーナーを除いてメインコーナーの4人全員が女性歌手という第308回大阪発流行歌ライブが2023年6月21日、大阪・心斎橋のライブハウスBIG CATで開かれた。この日1番のベテランの多岐川舞子(日本コロムビア)は「心に響く歌を歌いたいと、ここまで来ました」と、35年目の想いを表した。

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写真・出演者全員が勢揃い


■デビューが1989(平成元)年という多岐川舞子は京都府南丹市八木町の出身。曲目も「京都ふたたび」「京都・・・発」「京都 別れ雨」と3曲続けて京都をテーマにした作品を歌った。
 「京都・・・発」「京都 別れ雨」はいずれも、今年5月に出した「天上の花」のカップリング曲。取り分け「ー・・・発」は、「デビュー前年に東京へ行くのを見送ってくれたお母ちゃんを思い出します」と、瞼に浮かぶその光景に想いをはせていた。

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写真・多岐川舞子

 「天上の花」はデビュー35周年記念曲。「自分のレパートリーの幅を広げたい凄い歌です。息遣いを感じてもらえれば・・・」と、恋に燃える女性の激しさを歌い上げた。
 「ウナ・セラ・ディ東京」では、得意のサックスを吹きながらの歌唱も披露した。


竹川美子(日本クラウン)はデビュー20年目。その記念曲ともいえる新曲「汐騒」は、万葉の歌人柿本人麿が立ち寄ったという沙弥(しゃみ)島を舞台に、瀬戸内の美しい風景を歌う。地元香川県在住の作詞家原文彦が懐かしさと温かさを感じさせる情景を書き、叶弦大が曲をつけた。
 「長く歌いたい」という渾身の作品。

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写真・竹川美子

 2003年に「江釣子のおんな」でデビューした竹川は「20年という自分にびっくりしています。この間に歌ってきた作品の中には、それぞれ思い出があります」と、「雪の海峡 津軽」(2006年)ほのぼのとした幸せ演歌の「港は雨あがり」(07年)などを歌った。
 同じ事務所に所属するビリー・バンバンの「また君に恋してる」もカバーしてみせた。
 

入山アキ子(テイチクエンタテインメント)はデビュー15年目で、その記念曲「一泊二日」が絶好調の中での出演。道ならぬ恋にときめく女性の心のうちを可愛らしく表現したこの作品は、分かりやすい歌詞と歌いやすさが相まって男女を問わず多くの支持を得ている。
 「令和の代表曲のひとつにしたい」という意気込みも。

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写真・入山アキ子

 13年勤めた看護師のキャリアを捨てて歌手に転身した。この日はメジャーデビュー曲となった「ザンザ岬」から歌った。「4年間歌い続けて1万枚のCDを手売りした」というだけに、本人はもちろん聴くものをも元気にしてくれる。
 そして関西への足がかりを作った楽曲という「紀淡海峡」歌い、「このステージまで歌い続けられた事が嬉しい」と、デビュー15年の想いを話した。


ユリア(徳間ジャパンコミュニケーションズ)はシンガーソングライター。22年10月にファーストアルバム「宝物」(6曲収録)をリリース。その中から表題曲の「宝物」「冬花火」「どこか遠くへ」「大阪ノスタルジー」の4曲を歌った。

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写真・ユリア

 自らを歌謡ポップスシンガーと呼ぶ彼女。「素晴らしいステージで歌えることにドキドキです」とカバー曲を含めて5曲を披露。
 歌手デビューは04年。日本クラウンから出した「なみだ街道/相場師」がデビュー曲。ライブ活動を中心に行い、そんな中から地元大阪・大正区をテーマに自ら作詞をして、アルバムにも収録している「コイツツジ」がシンガーソングライターの第1歩。


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写真・高山竜一

■推薦曲コーナーに出演した高山竜一は広島を中心に歌っていたが、関西での活動を強めている高山竜一。デビュー7年目である。
 この日は「時間(とき)という竜よ」「螢炎(ほたるび)」の2曲を歌った。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[大阪発流行歌ライブ]
http://hayariutalive.com/index.html








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