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第212回KOBE流行歌ライブ、入山アキ子・津吹みゆ・一条貫太・中山琉美が熱く歌った [ライブ]

第212回KOBE流行歌ライブが2023年7月6日、神戸・新開地の新開地アートひろば2階ホールで行われた。入山アキ子(テイチクエンタテインメント)一条貫太(日本クラウン)津吹みゆ(同)中山琉美(テイチクエンタテインメント)の4人が出演し、それぞれ新曲を披露した。トリを務めた元看護師の入山は「演歌・歌謡曲は日本人の心です。それが皆さんのきょうの元気・笑顔につなげられるとうれしいです」と話しかけていた。

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写真・第212回KOBE流行歌ライブの出演者たち

 13年間の看護師のキャリアを投げ出して歌手の世界へと飛び込んだ入山アキ子
 「ザンザ岬」でテイチクから08年にメジャーデビューしている。この日はまずそれを歌い、次いで和歌山を舞台に歌って関西のファンを増やした「紀淡海峡」を聴かせた。

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写真・入山アキ子

 新曲「一泊二日」は、覚えやすくて歌いやすいーと、多くの人から人気の作品。各地でたくさんの女性にカラオケで歌われている。道ならぬ恋をする女性の心のときめきと喜びをテーマにしているが、どこか明るさを感じさせるところに人気の秘密がありそう。
 カップリング曲の「わたしのふる里」は元気に笑顔になれる歌。元看護師らしく健康体操も織り交ぜて歌った。


 一条貫太は〈平成生まれの昭和なボイス〉をキャッチフレーズに18年に「ふたりの始発駅」でデビュー。彼もこのデビュー曲から聴かせた。そして第2弾の「やんちゃ船」第3弾「北海の篝火」へと続けた。
 
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写真・一条貫太

 昭和歌謡曲をカバーするコーナーでは井沢八郎の「北海の満月」も聴かせて歌唱力の高さをアピールした。昭和歌謡を数多く歌う彼の趣味はレコード盤収集である。
 「先日も1度に10数枚を買ってしまいました」など、地方へ出かけると必ず中古レコード盤を探して歩くという。
 新曲は5月24日発売の「男の漁場」。デビュー5周年記念曲でもある。カップリングの「徒然酒」と共に披露した。


 津吹みゆはデビュー8年。「会津・山の神」を歌って18歳でデビュー。今年27歳になった。望郷ものをはじめ、〈ど〜んと響く直球ボイス〉のキャッチフレーズの通りにパンチのある作品が続いていたが、ここに来て大人の女性を歌う事が増えている。
6月にリリースした「郡上しぐれて」は、郡上おどりの音色がむかしの恋の終わりを思い出させる悲恋の歌である。

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写真・津吹みゆ

 去年、全国47都道府県を回って歌う事も出来たという。そんな中で宝塚歌劇や大衆演劇にも興味を示して、休日を利用して観劇を楽しむことも。
 宝塚劇団の大劇場で初めて見たのが宝塚歌劇「エリザベート」であった。この日のライブではサプライズで劇中歌の「私だけに」の一節をアカペラで歌ってみせた。

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写真・中山琉美

 推薦曲コーナーでは中山琉美が、6月にテイチクエンタテインメントからリリースした「月下美人」とカップリング「大阪ララバイ」 を披露した。
 歌手デビューは21年。葉月忍の名前で、徳間ジャパンコミュニケーションズからであった。


KOBE流行歌ライブは来年3月で20周年を迎える。第1回目は04年3月18日。出演者は山内惠介、長保有紀、林あさ美の3人であった。
 未曾有の被害をもたらせた阪神淡路大震災からはすでに9年が経過していたが、町に活気を呼び戻す手助けになればとして神戸・長田のホールで始まったのが最初であった。

※写真・記事の無断使用はお断りします。








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