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成世昌平、唄入り落語会で歌う 大阪・天満天神繁昌亭 [ライブ]

◆歌手成世昌平(日本クラウン)が2023年9月1日、寄席の天満天神繁昌亭(大阪・天神橋2)で行われた、落語に唄(アンコ)が入る「唄入り落語会」に出演した。桂福団治と一門の桂福楽、桂七福が初めて開いたもので、成世は3人それぞれの落語に唄で加わるとともに、ヒット曲「はぐれコキリコ」や最新曲「雪折れ竹」などオリジナル曲も披露した。

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写真・落語に唄を入れる成世昌平


 上方落語特有のスタイルという唄入り落語。噺をより臨場感ある内容にして、聴くものを楽しませてくれる。
 その噺に挿入する唄を成世が担当したのである。福団治、福楽、七福の3人が演じる噺にそれぞれ、唄を挟んだ。
 「1人で歌うよりも、ずっと緊張した」という彼は、もともとは落語家志望であった。

 高校時代に桂米朝に弟子入りを志願する葉書を出している。丁寧な返事が来たが、それには「今の上方落語では食えない。一度社会に出てからでも遅くない」と、断りの内容であった。
 卒業後、京都の島津製作所に勤め、休日などを利用してアマチュアで落語の修行を続けていたが、民謡と出会う事で民謡歌手の道へと進むことになった。

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写真・「はぐれコキリコ」を歌う成世昌平
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写真・歌に登場するコキリコを説明する

 好きだった落語とは長年、距離を置いてきたが、「最近になってもず(唱平)先生の紹介で、人情噺を得意とする福団治師匠とお近づきになり、再び落語の世界に関心を寄せる」(成世)ことになる。

 福団治一門と上方落語の天満天神繁昌亭でのジョイントは2度目。
 冒頭の福団治ら3人と成世による落語談義では、東西合わせて約千人いると言われる落語界での上方落語の位置付け、特徴などが話し合われ、成世は落語との関わりを話していた、

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写真・桂春団治らとの座談会

 成世のオリジナル曲の歌唱コーナーでは「はぐれコキリコ」(1999年)から「鶴の舞橋」「三十石船哀歌」(21年)「雪折れ竹」(22年)を歌い、11月22日には新曲が発売されることも公表した。

 初の唄入り落語会を開いた福団治ら3人の落語家と成世は「今後、第3弾第4弾のジョイント落語会を行いたい」と話していた。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[成世昌平 オフィシャルサイト]
http://www.havmercy.co.jp/profile/naruseshouhei/








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