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二見颯一、長編歌謡浪曲に意欲 来年2月には神戸で演歌第7世代コンサート [インタビュー]

◆デビュー5年目を迎え、このところ人気急上昇中の歌手、二見颯一(日本クラウン)が長編歌謡浪曲の修得に意欲を見せている。三波春夫の長女、美夕紀さんに師事している。コンサートやテレビなどで袴をはいてスタンドマイクの前に立って歌う姿を見ることが出来る。将来は長編歌謡浪曲をモチーフにした演歌も歌ってみたい、と希望を語る。

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写真・長編歌謡浪曲へも意欲を見せる二見颯一


 身長179センチの細身の体にフィットしたスーツ姿で颯爽とステージに現れる姿は、演歌第7世代と呼ばれる期待の若手演歌歌手そのもののである。

 デビュー5年目の25歳。作曲家水森英夫の門下生である。氷川きよし、山内惠介など同門は数多いが「民謡が武器」というのは彼ひとりである。

 2001年に亡くなった三波春夫の長編歌謡浪曲はデビュー前から大好きだった。公演のビデオを見たり、エッセーを読むなどしていた。
 「哀愁峠」で2019年にデビューすると、所属事務所の社長の紹介で美夕紀さんの門をたたくことになる。

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写真・23年12月の大阪発流行歌ライブで歌う二見颯一

 その美夕紀さんからは「民謡歌手は言葉をはっきりと表現できる。それを歌謡浪曲でやってほしい」と期待をかけられている。
 得意とするのはみかん船伝説で知られた元禄時代の商人を歌った「豪商一代 紀国屋文左衛門」

 「この歌は三波先生も歌う事は少なかったようです。長編歌謡浪曲は、単に歌うだけでなく、ひとつのドラマ・芝居を1人で演じます。声の出し方、かたり、節回し、そして目線に所作など細かなところにまで注意を払う必要があります。それらに注意しながら、鏡の前に立って練習しています」と二見。

 長編歌謡浪曲を取り入れた演歌にもチャレンジしてみたい、と意気込みも。

■神戸で関西2度目の第7世代コンサートも

 2023年10月に出した新曲「罪の恋」は、年上の女性に恋をした若い男性が主人公。今までの青春歌謡曲ような路線から一気に、二見初の〈大人テイスト〉な楽曲へと階段を上がった作品である。

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写真・来年の関西は神戸で幕開け 演歌第7世代のコンサートに出演する

 24年2月23日には神戸国際会館こくさいホールで開かれる「我ら演歌第7世代!スペシャルコンサート」に出演する。
 青山新・新浜レオン・辰巳ゆうと・彩青らと共演するのだが、コンサートでは初めてそれぞれのオリジナル曲をシャッフルするという。
 全国各地で開いているコンサートだが、これは神戸会場ならではの見どころとなりそうである。

 デビュー5年目であるが、コロナ下の2、3年間は歌手としての活動はほぼなかった。そんな時に励みとなったのは好きな絵を描くことだったという。
 そんな中で23年は「充実した1年だった」という。しかも関西では「これまでになく、最も集中して活動できました」と、関西でのファンの拡大につなげている。


動画・新曲「恋の罪」をアピールする二見颯一

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[二見颯一 オフィシャルサイト]
http://bigworld.la.coocan.jp/tal4_futami.html
[二見颯一 日本クラウン]
https://www.crownrecord.co.jp/s/c01/artist/futami/news?ima=3512&ct=ryuko








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