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上杉香緒里(テイチクエンタテインメント)、思い入れも格別な新曲「おんな傘」 ヒット曲「おんな酒」の城岡れい作品で再びヒットねらう  [インタビュー]

上杉3.jpg上杉香緒里 = 写真・左 = の新曲「おんな傘」は、演歌では珍しく語り調で始まる曲だという。
 夢を実現させようと去っていく男に、女は<行かないで>の叫びを押し殺し、心のうちで<帰って来るまで待っています>とつぶやく。
 そんな健気な女が、男の背中を見送る光景を連想させられる。








 2006(平成18)年に20万枚を売り上げて大ヒットを記録した「おんな酒」の城岡れいが作詞をした。
 女性ならではの作品であろうか。
 ♪ なんて・・・あんたの背中はさ 淋しい分だけ 温かい ~
 「本当は行ってはほしくない女性の本音を表現するために、この歌の出だしの部分は、一つひとつ言葉を置くように歌っています。ここが一番大切なところでしょうね」と上杉。

 5年前の<酒>を<傘>に置き換えて再び、大ヒットをねらう。
 「同じ城岡先生の詞だけに縁起がいい歌のような気がします」
 それだけではなく、この作品は制作段階から上杉本人も関わるなど、「おんな傘」には今までとは違った特別な思いがある。

 「最近の新曲は、まず、出来あがったメロディーが入ったMDと詞をもらうところから始まっていましたが、今回はディレクター、作曲の影山時則先生、城岡先生たちと一緒に曲作りに携わりましたから、曲への思い入れがまったく違いますね」

 誕生日の10月20日が発売日だったのも、曲を格別なものにしている。







上杉4.jpg◆卯年生まれの36歳。今年6月でデビュー17年目になる。
 「あっという間だった」というほど、「風群(かぜ)」(BGMビクター)でデビューして16年間をフルスピードで駆けてきた。

 「うさぎは<寂しくすると死んでしまう>って言われているでしょう。だから私も仕事を休んでいると、身体の具合が悪くなるんです。でも、休みがもらえないのも辛いけれど(笑い)」







 1994年にテイチクへ移籍し、04年から毎年<チャレンジキャンペーン>に取り組んでいる。「自分の足跡のようなもの」で、第1回目は東京タワーの大展望台まで徒歩で590段の階段を登っているし、去年は山中湖でカーリングに挑戦したなど文字通り、困難に”チャレンジ”して話題を投げかけてきた。
 今年は、いったい何をやってくれるのだろうか? 今から楽しみである。

 とこで彼女にとって大阪の街は、歌手・上杉香緒里をステップアップさせてくれた思い出深いところだという。
 デビュー前に全国のレコード店500店を訪ねて、ラジカセのメロディーだげでデビュー曲を生歌で披露して歩いた。大阪にやって来た時である。今は廃業してしまっているが、あるレコード店を訪ねると「売れてからおいで」と言われ、門前払いされたことがあった。

 「その時は、涙が止まりませんでした。大阪ってなんという街なんだろう、と悔しい思いをしました。でも、その悔しさがバネになって、16年間歌い続けることができました」


 その大阪で、3月20日には、大阪市港区のオークホール(ORC 200 ハープ館6階)で、カラオケレッスン会を予定している。今回で6回目を数える催しで、上杉ファンにとっては、待ちかねたイベントだ。
 今年は「おんな傘」(CD、カセット)の歌詞カードに付いている応募券を添えて応募した人の中から抽選で200人を招待して、上杉によるカラオケレッスンを行うというもの。
 同様の企画は東京、名古屋でも行われるが、さすがに演歌の街である大阪は、それらの会場よりもたくさんの人たちを招く。



[上杉香緒里]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/uesugi/





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<昭和歌謡小説>特集号




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