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三門忠司(テイチクエンタテインメント) 30周年記念コンサート開く 新歌舞伎座で昼夜2回公演 新曲「雨降る波止場」など30曲を披露 [コンサート]

三門Top.jpg三門忠司が、2011年1月29日、デビュー30周年の記念コンサートを大阪・上本町の新歌舞伎座で開いた。三門は集まったファンに「歌手冥利につきます。1日でも、1年でも長く歌い続けたい」と、次の35周年へ向けての意気込みを見せた。


熱唱する三門










 三門がデビューした1980(昭和55)年の歌謡界はアイドル全盛時。山口百恵が21歳で引退した年でもあった。そんな中での三門の35歳でのデビューは決して早くはなく、デビューのきっかけとなったCBSソニーの第1回オーディションでは、唯一の演歌歌手としての合格だったという。

 その翌年にデビュー。第1弾の曲が「流れて大阪」。この記念すべき1曲を、オープニングでまず披露した。
 コンサートでは、30年の足跡を年代別に歌うという形で進められ、デビュー2作目の「大阪情話」「曽根崎そだち」「浪花のギター」「昭和自叙伝」「俺の出番が来たようだ」などと続いた。
 全国歌巡りメドレーと題したカバーコーナーでは「京都の恋」など、三門としては珍しい選曲に挑戦するところもみせた。


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コンサートには三門の30年の歴史がふんだんに詰め込まれた
















 1991(平成3年)年11月に出した「雨の大阪」は、三門が最も印象に残る曲で「これによって全国の人たちに歌手、三門忠司の名前を覚えもらった」という記念すべき曲だ。

 デビュー間もない頃などを振り返り、エピソードも披露した。
 小林幸子のディナーショーに連れて行ってもらって「いつかはこんな催しを開けるのだろうか」と憧れたり、中村美律子の新歌舞伎座1ヵ月公演にゲスト出演して「とにかく周りに迷惑をかけたらあかんと」と緊張したなどの思い出を話していた。


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司会の水谷ひろしと思い出話に花を咲かせる


 第2部の1曲目は、2001(平成13)年8月に出したテイチク移籍第1弾の「大阪かたぎ」
 このあと「雨の大阪」「大阪夜話」「男の地図」「俺の花」「片恋酒」と、再びお馴染みのオリジナル曲を歌うと、観客も大いに満足の様子。


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歌謡浪曲「関の弥太っぺ情け宿」を披露する







 三門はコンサートのたびに新たなチャレンジの成果を見せてくれる。
 今回は歌謡浪曲に挑んだ。
 京山幸枝若に師事し、浪曲の手ほどきを受けたという「関の弥太っぺ情け宿」を聴かせると、会場からは大きな拍手が沸き起こった。
 「師匠の節回しが難しくて覚えられなかったし、三味線に合わせることもできない」など、苦労の連続だったという。

 終盤は「流転川」「男の燈台」「博多川」、そして新曲の「雨降る波止場」を歌い、フィナーレは「河内の次郎長」で30周年記念コンサートの幕を閉じた。


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 公演前にインタビューに応えた三門は「ひと区切りではあるが、大先輩の前ではたった30年です。中村美律子さんは120歳まで歌うと言っている。30周年を機に、自分の歌を見つめ直し、初心に戻って次の35周年に向けてがんばりたい」と、30周年を迎えての心境を語った。



桜井くみ子.jpg この日はまた、三門と同じ大阪府堺市出身の歌手桜井くみ子(日本クラウン)がゲスト出演。新曲の「卯の花しぐれ」など4曲を歌い「先輩の30周年記念コンサートに出演できて光栄です。いずれは私も素敵なコンサートを開けるように頑張ります」と話していた。




デビュー3年目の桜井くみ子










[三門忠司]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/mikado/





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