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関西人は誰でも知ってる吉本新喜劇のテーマ音楽、実は米国のジャズナンバーだった  [生駒幹人のCDウォッチング]

◆関西に長く住んでいる人には「六甲おろし」と同じくらい親しみのある吉本新喜劇のオープニング・テーマ曲
 トランペットのミュートされた音で ♪ ホンワカ パッパ ホンワカ パッパ ~ と気の抜けたような音が吉本新喜劇のオープニングにピッタリのこの曲。

なんばグランド花月.jpg
吉本新喜劇が演じられているなんばグランド花月

 吉本新喜劇のオリジナルかと思いきや、実は原曲はレオ・ウッドというアメリカのポピュラー音楽作曲家によって1918年に作曲された「Somebody Stole My Gal」というジャズナンバーなんです。

 1948年に「12番街のラグ」を大ヒットさせたピー・ウィー・ハント楽団がデキシーランド・ジャズにアレンジしたものが、なんば花月がオープンした1963年頃から吉本新喜劇のテーマ曲に使用されていたそうです。

ピー・ウィー・ハント.jpg






アルバム「wingin Around」.jpg








ピー・ウィー・ハント(左)とアルバム「wingin Around」

 現在ピー・ウィー・ハント楽団のCDは日本未発売のようですが、アルバム「wingin Around」に収録されています。
 しかしヒットした形跡もなく、あまりピー・ウィー・ハント楽団の中では有名な曲ではないようです。

 それだけにこの曲を見つけてきた人はスゴイです。
 関西人にとっては知られ過ぎている曲のため、ほとんど気にも留めなかったのですが、初めてタイトルや演奏者を知った方も多いのではないでしょうか?

恵比須堂十三本店・生駒幹人


<生駒幹人 プロフィール>
生駒幹人・顔写真2.jpg生駒幹人・顔写真2.jpg1967(昭和42)年生まれ。CDショップ恵比須堂本町店で販促を担当。
深夜ラジオ「ABCヤングリクエスト」でザ・ナックの「マイ・シャローナ」を聴いて洋楽に目ざめる。以来、ビルボードなどのTOP40チャートなどをラジオから聴いて青春時代を過ごし、洋楽にドップリとつかる。
現在も洋邦のチャートをチェックしつつ、洋楽からアイドル・歌謡曲など幅広く良質な音楽を紹介している。


[恵比須堂十三本店]
http://www.ebisudo.net/




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