大阪歌謡女子団 第１期メンバー８人決まる ６月２日に道頓堀400年祭記念曲「道頓さん」でデビュー 道頓堀ＳＵＰＥＲ歌謡劇場

大阪歌謡女子団のメンバー（左から古殿栞、横山麗、東奈津里、田中佑季、白井沙弥子、木原絵里奈）

◆道頓堀開削400年を祝う道頓堀400年祭が今年、大阪ミナミの道頓堀を中心に行われるが、それの記念曲として誕生した「道頓さん」（作詞・もず唱平、作曲・中村泰士）を歌う大阪歌謡女子団のメンバーが、2015年４月23日、大阪・道頓堀のライブハウスＺＡＺＡで行われた「第４回道頓堀ＳＵＰＥＲ歌謡劇場」で紹介された。公募の60人からオーディションで選ばれた女子ばかり。６月２日、大阪・フェスティバルホールでの「第１回大阪歌謡フェスティバル」でデビューする。



　この日、ステージで紹介された大阪歌謡女子団は古殿栞（15歳）横山麗（同）東奈津里（22歳）田中佑季（21歳）白井沙弥子（23歳）木原絵里奈（27歳）の６人。当日欠席した木原亜里香（25歳）吉川麻那（25歳）を加えて、メンバーは総勢８人。ともに関西在住。
　第１期生となる彼女たちは、デビュー舞台となる６月２日の第１回大阪歌謡フェスティバルで橋幸夫、山本譲二、天童よしみ、神野美伽、山内惠介、叶麗子、林よしこ、おおい大輔とともにステージに立つ。

　メンバーの８人はこれから、全員でのハーモニーを中心に本格的な練習を始めることになっている。

レインボー姉妹（左＝叶麗子、林よしこ）

　大阪歌謡女子団をプロデュースした作詞・作曲家の中村泰士は「今後も引き続きメンバーを増やしてＡＫＢに代表される女子ポップスに対して、昭和歌謡曲を継承する女子グループを作っていきたい」と話している。

　「道頓さん」はインディーズレーベルでＣＤ化されるが、カップリング曲には道頓堀ＳＵＰＥＲ歌謡劇場のレギュラーメンバーの叶麗子、林よしこの２人によるデュオ「レインボー姉妹」が歌う「恋する女は七色仮面」が収録される。
　この日のステージは ♪ わたし～七色よ～　レインボ～！　といった歌詞の一部も披露した。

吉本興業とジョイントへ

第４回道頓堀SUPER歌謡劇場の出演者（左から司会・小池史子、中村泰士、木下結子、叶麗子、林よしこ、川崎修二）

　中村はまたこの日、道頓堀ＳＵＰＥＲ歌謡劇場がお笑いの吉本興業と提携することになったと発表した。詳細は明らかになっていないが「劇場開始当初から何か一緒にできたらいいねぇ、と提案してきたが、このほど大﨑洋社長まで話が届いた」といい、今後、具体的な計画を煮詰めていくことになる。

叶麗子、なにわの歌姫を目指すと宣言

　第４回道頓堀ＳＵＰＥＲ歌謡劇場は、叶麗子、林よしこに加えて、「放されて」でデビューして31年になる木下結子（日本クラウン）と最新曲「雪国列車」が好調な川崎修二（徳間ジャパンコミュニケーションズ）をゲストに迎えて行われた。


木下結子

　木下結子は新曲の「盛岡ロマンス」や「放されて」「ノラ」などを、紙テープが舞う中で歌って「とても楽しかったです」と話していた。デビュー曲など自身曲をカバーされたり、喉の手術を受け再起不能とも言われながらも見事復活を果たしてきた。それだけに彼女にとって、叶麗子の復活の足掛かりとなった舞台で歌ったことは感慨深かったようだ。



叶麗子

　その叶麗子は復活への新曲「くしたんのテーマ～串揚げと通天閣と私」「通天閣人情 新編」、それに代表曲「さだめ」などを歌って、「人生って辛いこともあるけれど、同じ人生なら笑って生きようよ。私もいつかなにわの歌姫になるなる日を夢見ています」と、叶ファンに熱く語りかけていた。


林よしこ

　叶とレインボー姉妹を組む林よしこは「春を抱いて眠りたい」「ほっこり酒場」の最新曲を歌った。


川崎修二

　川崎修二は最新曲「雪国列車」と前作「大阪雨やどり」を歌い、５月15日は新曲「風の川」を出すことや、ここ数年は役者の勉強もしていることを披露した。


　次回の道頓堀ＳＵＰＥＲ歌謡劇場は５月21日、「大阪で生まれた女」で知られるボロがスペシャルゲストで予定されており、もうひとりサプライズゲストとしてビッグな歌手が出演することになっている。