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永井裕子(キングレコード)  「音信川(おとずれがわ)」  書いて川に流すと相手に届く恋伝説を歌う [インタビュー]

永井裕子が今までの永井節から新しい世界に挑戦している。2016年1月1日に出した「音信川(おとずれがわ)」はメジャーな楽曲ながらも、艶っぽくて切ない女心を歌っている。音信川は架空の川ではなく、山口県の湯本温泉を実際に流れている。地元には恋心を想い人に届けておくれと川の流れに恋文を託した湯女の音信川恋伝説も残されている。永井も「音信川」では ♪ 流せばあなたに とどくでしょうか ~ と歌っている。

永井裕子 小.jpg


 「穏やかで歌いやすい歌です。鼻歌まじりで歌ってもらえるといいかな」
 永井は「音信川」をこのように説明する。
 前作の「雪國ひとり」も力まずにシンプルな歌い方を見せていたが、新曲も力を入れずに六分目程度の力で素直に歌うのがポイントだという。演歌と言えば港や海峡が登場するのが定番。あえてそれに異を唱えるような制作スタッフの想いと「自分らしい歌を歌いたい」という永井本人の考えを形にしたのが「音信川」だった。


永井裕子・音信川.jpg そんな曲へのファンの反応はどうか。
 大阪では約1年ぶりのキャンペーンを先日行ったが「歌いやすそうで、いい歌ね、と言ってもらいました。レコード店のスタッフからも『手応えいいですよ』といった声も聴くことが出来ました」(永井)と、恋しい人への想いだけではなく、ファンへの想いもちゃんと伝わっているようである。

 山口県・湯本温泉では毎年、地元の湯本温泉旅館協同組合が中心になって音信川恋文コンテストを開いているが「出来るだけ早く地元へ行って歌いたい」と気は焦る。
 湯本温泉と言えば、彼女が第二の故郷と呼ぶ島根県大田市からは車で3時間ほどの距離。今年3月には大田市内でテレビ番組の収録も予定されている。その折にちょっと足を延ばせば、夢も叶いそうだ。

 2000年に「愛のさくら記念日」でデビューした永井は東京オリンピックが開かれる2020年に20周年を迎える。「それに向けて夢を一つひとつ実現させていきたい」と永井は話す。
 去年までには単独コンサートの開催をはじめオリコンチャート1位、たくさんの人に名前を知られて応援してもらうこと - などと、デビュー以来ずっと願い続けてきたことが一つひとつ現実になってきた。

 まだまだたくさんあるという夢。
 教えてもらえますか、と訊ねた。
 すると「夢はね、口に出すと叶わなくなるというから、心の中に秘めておきたい」と、断られてしまった。もちろん彼女の頭の中には歌手としての成功へのロードマップは出来ているようである。

 今年6月には「夢道 Road to 2020」と題した単独コンサートを東京・一ツ橋の日本教育会館一ツ橋ホールで開催する予定だ。文字通り20年へ向けての夢を実現させるコンサートでもある。

 ところでひとつだけも新たな夢を公表してもらえませんか?
 ちょっとしつこいと思ったけれど、もう一度聞いてみた。
 「結婚かな」
 えっ!
 「ご縁があれば、いいかなぁと思っています。女性ですからね」
2020年に向けて永井裕子は一層華やかになりそうである。


[永井裕子 オフィシャルサイト]
http://blogs.yahoo.co.jp/yucho_nagai
[永井裕子 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=13787








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