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山本あき(キングレコード)  新曲「たそがれ本線」 久々の石原信一・聖川湧コンビ作品 ヒットへ気合 10月23日には金沢でフルマラソンにも挑戦 [インタビュー]

山本あき.jpg◆失恋した女性が北へ北へと旅するストーリーは演歌の常だが、山本あきが2016年9月7日に出した新曲「たそがれ本線」もそうした失恋歌。特定の舞台設定はないが、色と時間の移り変わりが美しく表現されている。ジャケット写真とプロモーションビデオの撮影は、テレビドラマなどでもしばしば登場する千葉県の小湊鐵道といすみ鉄道で、暑い最中の8月に行われた。作詞家石原信一が「山本に一度旅をさせてみたい」と書いた詞に、5年振りに聖川湧が曲を付けた。そうした制作スタッフにレコード会社や山本を交えて試みられた曲作りのミーティングが、発売前から休みなく走りまわっている山本に気合を入れさせるほどの一曲となった。







 石原信一と聖川湧のコンビによる山本あきの作品はデビュー3作目の「涙の河を越えて」とそのカップリング「星空の下」、そして2011年の「恋・・・一夜」の3作がある。ふたりの手による作品は、聖川が曲を手がけるのと同じく、5年ぶりという久しぶりの組合わせである。
 「石原先生にはまるで父親みたいに、常に私のことを気にかけて頂いていて、ホームページやブログもいつも見てもらっています。その先生が私に旅をさせたい、と書いて下さったのが今回の『たそがれ本線』なんです」

山本あき・たそがれ本線.jpg 旅の行く先は定石通りに未練心を断ち切る北であるが、場所は特定されていない。発売直後の9月11日、東京都内のフォーク居酒屋で「たそがれ本線」の発売記念ライブを開いているが、ギターの弾き語りでバラード風に淡々と歌った。そのシンプルさが「(切ない女性の気持ちが)伝わってくる」と、客席からは好評だった。

 5年ぶりに山本の作品に曲を書いた聖川は彼女が歌う「たそがれ本線」を聴いて「勢いだけで歌っていた頃と比べて、柔らかさや優しさが加わって円く歌えるようになってきた」とほめたという。
 何が山本の中で変化したのか。
 「曲と曲の間で間を開けずに歌うことに気を付けてきたことだと思います。そのことによって声のテンションを高めることが出来、主人公の感情表現につながったのではないでしょうか」

 聖川は山本がデビューする以前からの歌の師匠である。歌う前には歌詞を何度も何度も朗読するように指導を受けてきた。詞を理解することで初めて作詞家と作曲家の想いが理解出来る。その教えを忠実に実践したという訳である。

■みんなで作った「たそがれ本線」

 「歌の世界に入り込みやすいですね」
 山本はこの楽曲をそのようにみている。周りからも「きみの声に合っている」という声も聞こえてくる。前半は語るようにやさしく歌う。リズムに乗って後半に差し掛かると、スケール感を出して歌い上げる。山本は「とてもメリハリをはっきりとさせて歌える歌です」と話している。

 この楽曲はキャンバスに絵の具を塗り重ねていくように、集まった制作スタッフがめいめいに意見を言い合って創られていった。たとえば「聴いてみたくなるイントロにしてみたい」という意見がスタッから出ると、それも取り入れられて、エレキ音で始まる「耳馴染みの良い」イントロが採用された。



 こうしたスタイルの楽曲作りは山本にとっては初めての体験であった。山本に合う作品を作りたいという全員の想いがひとつになったものだった。そのためつい熱が入って、昼に始まったミーティングは、気が付くと夜も10時を回っていたなんてこともしばしばであった。2番の歌詞は最初は3番だったが「入れ替えた方が時間の流れがより明確になる」と、これも参加したスタッフの提案がきっかけだった。
 普段は自分が納得しない歌詞じゃないと曲を書かないと言われている聖川も、参加したスタッフの声に耳を傾けて何度も曲を修正していったほどである。


■2度目のフルマラソン

 体育会系女子の山本がどうして、こんな切ない女心を歌えるだろうか。
 それはマラソンに挑戦するパワーにあるような気がしてきた。
 2016年10月23日には金沢マラソンにゲストランナーとして2度目のフルマラソンに挑戦する。5年前の東京マラソン以来である。今回は、1992年のバルセロナ五輪で8位入賞を果たしている谷口博美さん、ケニア出身のエリック・ワイナイナさん、モデル・タレントの長谷川理恵さんなどそうそうたるランナーと一緒にゲストランナーとして名を連ねている。

山本あき・金沢マラソン.jpg

 前回の東京では35歳で走って5時間半という記録だった。「5時間を切ると賞金を出すよ」とマネージャーから励まされており、ぜひとも5時間以内をと意欲満々である。キャンペーン先でも時間があるとホテル周辺を走って練習に励んでいる。
 「試合前には野菜は控えて、炭水化物をいっぱい摂るんです。そうすることでパワーが出てきます」
そのパワーが歌につながっているのかもしれない。
 金沢マラソン前日には金沢市内でファンクラブの集いも予定されており「歌もしっかりと歌います」という。当日は沿道でファンの大きな声援が聞こえてきそうだ。


[山本あき キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=32070
[山本あき オフィシャルサイト]
http://www.yamamotoaki.net/








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