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天童よしみとおおい大輔  Zeepなんば大阪で夢のスペシャルライブ「Yoshimi&Daisuke スペシャルライブ」 感激の涙のふたり [ライブ]

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◆超満員のライブハウス・Zeepなんば大阪が大歓声に沸いた。普段はロックなどの激しい音楽が響き渡っている会場が、2016年11月14日、日本を代表する演歌歌手の天童よしみとその弟子・おおい大輔による「Yoshimi&Daisuke スペシャルライブ」の熱気で包みこまれた。おおい大輔は2016年2月、S状結腸憩室炎穿孔性腹膜炎という病気の手術を受けたが、それを元気づけようと天童が「一緒にライブをやろうよ」とおおいに提案したのが、今回の開催のきっかけだった。夢のような初めてのスペシャルライブに観客は大盛り上がりで、終盤にはふたりがおおいのオリジナルグッズのタオルで涙を拭きながら歌うといったシーンも見られた。

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 おおい大輔が毎年、地元大阪のZeepなんば大阪で開いているライブ「まあええかライブ」に天童よしみがジョイント。オープニングでは天童よしみ「道頓堀人情」と、おおいのデビュー15周年記念曲「男と女」をふたりで歌い、約3時間に及ぶライブで全27曲を披露した。
 30年という長いふたりの子弟関係の中で、こうしたジョイントライブを開くのは、今回が初めてだった。それは今年2月に、リハーサル中に突然倒れたおおいを元気づけるのは夢を持たせるのが一番と、天童が「秋には一緒にライブをしようよ」と話しを持ちかけたことから実現した。

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 おおいの入院、手術に「慌ててしまった」という天童がこの日、彼を励ますかのように選んだ1曲は「花筏 - Hanaikada - 」(2009年)だった。母への感謝の気持ちを歌ったものではあるが、おおいへの愛情あふれる彼女の想いそのものだったようでもある。
 天童はまた「これからも病気をしないでがんばろうね」と、おおいの身体を気遣っていた。

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 1985年に「道頓堀人情」を出していた天童よしみが、前歌の歌手を探している、と知人から聞いて訪ねたのが、その翌年、おおいがまだ21歳のときだった。歌手になりたいという想いはあったが、それから14年間は天童の運転手と付き人を続け、晴れて歌手デビューにこぎつけたのは17年前の35歳の時だった。

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 そんな天童とおおいの歌を聴こうと全国から集まってきた1200余人ものファンで埋め尽くされた会場は熱気で充満していた。
 中には天童がこの日歌った「夜明け」など、ふたりの楽曲を書いた作曲家の故・西條キロクの地元・浜松からやって来て、声援を送る人たちも。
 また、ライブでは毎回、おおいがギターによる弾き語りを披露しているが、今年は天童が歌うちあきなおみの「喝采」を彼が伴奏したり、吉田拓郎の「落葉」をふたりで歌うといったシーンも見られた。

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 ライブではもちろん、天童が「珍島物語」、おおいが「津軽じょんがら流れ唄」など、ふたりの代表曲を歌ったほか、新曲も忘れずに披露された。
 おおいが2016年10月に出した「男ごころよ」を、天童は「女のあかり」(同2月)をそれぞれ歌った。観客も例年以上に充実した表情を見せていた。
 「大きな拍手をもらい、感謝の気持ちでいっぱいです。ふたりの新曲はヒット性が高いと思うわ」と天童が話すと、おおいは「(天童さんと)対等に歌えて幸せです」と応えていた。


[天童よしみ オフィシャルサイト]
http://www.yoshimi-tendo.com/
[おおい大輔 オフィシャルサイト]
http://www.daisuke-ohi.com/index.html





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