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川野夏美、新曲「満ち潮」の舞台となった和歌山・椿の廃校での発表会に300人 [イベント]

◆日本クラウンの歌手、川野夏美が去年11月に出した新曲「満ち潮」の発表会が、2020年1月9日、同曲の舞台になった古い地名の朝来帰(あさらぎ)の名前が残る和歌山県白浜町椿にあって、同3月に廃校になった旧椿小学校体育館で開かれた。会場には地元椿の住民をはじめ、全国から集まったファンなど約300人が詰めかけて満員。歌った川野は「海が美しく空もあでやかな椿の町で歌うことが出来て、歌の物語の想像をさらに広げてくれました」と話していた。

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朝来帰の海と空を全国に伝えたいと歌う川野夏美


 和歌山市から電車で約1時間半、紀伊半島の海沿いにある椿の町に残る朝来帰という古い地名は、今はバス停や川の名前として見ることが出来る。和歌山市出身の作詞家、及川眠子はその美しい響きに「いつかは歌にしたい」と思っていたが、川野夏美の新曲として18年11月に発売された「満ち潮」で、それを実現させた。

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椿温泉音楽部の人たちと。左から2人目は発表会を企画したしらさぎの女将

 デビュー21年目になる川野にとって「満ち潮」は、ドラマティック艶歌として自身の新路線を築いた「悲別~かなしべつ~」(2013年)以来のご当地ソング。これを歌の舞台となった椿の町で、海や山、空を実際に見て歌った川野は「昨日までは想像の世界でしたが、これからは(会場の)皆さんの顔を思い出しながら、全国の人たちに大切に届けていきます」と話した。

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客席に降りて地元の人たちの目の前で歌う

 今回の新曲発表会の開催に尽力した1人で、椿温泉宿「しらさぎ」の女将の熊野幸代さんは、去年3月に146年の歴史を閉じた椿小学校に再び笑顔を取り戻すために「朝来帰の名前が残る椿の町の旧小学校で『満ち潮』の新曲発表会を開きたい」と、作詞家の及川眠子にメールを送ったところ、レコード会社の日本クラウンに話が伝わって、とんとん拍子で計画が進められた。

 発表会では椿温泉観光協会(会長・熊野徹児しらさぎ社長)が中心になって結成された椿温泉音楽部(通称凸凹音楽部)の13人と川野による「満ち潮」の合唱も披露された。

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ラストソングはやはり「満ち潮」

 川野はまた、新曲のカップリング曲で恋の終わりを綴った「仇の風」も歌った。「この作品があってメイン曲の『満ち潮』につながっています。これの舞台も椿の町ではないかと想像を膨らませています」と川野。

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控室に充てられた元校長室でインタビューに応える川野

 歌の舞台で聴く「満ち潮」は、地元の人たちにも特別な響きをもたらしたようで、会場を後にする多くの顔はどれも満足いっぱいの様子。川野も「この歌で多くの出会いを作ってくれ、皆さんに喜んでもらえてうれしいです」と笑顔を見せていた。

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地元和歌山の歌手、宮本静も新曲を披露


[川野夏美 オフィシャルサイト]
http://www.crownmusic.co.jp/artist/kawanoNatsumi/top.html
[川野夏美 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/kawano/whats.html








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