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北沢麻衣(徳間ジャパンコミュニケーションズ) 「あの人の好きなうた」新曲発売記念ライブ  私のスタンダードに 大阪・ボニーラ [新曲発表]

◆歌手北沢麻衣の徳間ジャパンコミュニケーションズ移籍第1弾の「あの人が好きなうた」の発売記念ライブが、2020年1月28日、大阪市北区のライブレストラン、ボニーラで開かれた。一般客のほか作曲者の杉本眞人、メディア関係者なども詰めかけた。新曲など全12曲を歌った北沢は「心に仕舞っておきたいような大切な人を想う素敵な歌です。私のスタンダード曲にしたい」と、話した。

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憧れのステージで晴れ晴れとした表情で歌う北沢麻衣


 オープニングで「あの人の好きなうた」を歌った北沢麻衣。憧れのボニーラで歌わせてもらって感動でいっぱいですー。
 北沢麻衣は緊張しているのを隠すかのように声を張り上げた。

 北沢は今年デビュー36年目のベテランである。「私の胸をかじる人」(作詞・浅木じゅん、作曲・杉本眞人)でポリドールからデビューしている。その後、杉本作品など3曲をリリースするが、「港のセレナーデ」を最後に拠点を関西に移して、2011年には「夜を越えて」(作詞・MasumiX、作曲・中西大介)を出すなど、ライブを中心に活動をしていた。

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切ない恋歌を歌って30数年

 それに区切りを付けたのが13年にテイチクエンタテインメントから出した杉本作品の「御堂筋線で / 道頓堀リバーサイドブルース」であった。ライブは続けたが、徐々に関西を飛び出して、活動のエリアを広げてファンも増えていった。

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テレビ、ラジオへの出演も決定している

 今年、1月15日に出した新曲「あの人の好きなうた」は、8枚目のシングルである。36年目でこの枚数は極めて寡作であるが、歌謡曲からジャズ、シャンソンといった幅広く歌いこなす歌唱力には定評がある。

 北沢が30年近くも歌い続けている「港のセレナーデ」もまたそうであるように、こうした大人の切ない恋歌は彼女が得意とするところである。
 このライブでも「港のー」は聴かせたが、誰がカバーしようが何十年も歌い続けている歌に勝るものはなく、これを聴いた杉本も「ゾクゾクとした」というほどに心を揺り動かす。

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多くの期待を背負っての移籍第1弾

 「港のー」も杉本作品である。さらに編曲は宮崎慎二で、「あの人のー」もまた宮崎なのである。杉本は切ないアレンジがいいと、今回もアレンジャーは迷わず宮崎慎二と決めていたという。
 まさに名曲である「港のー」の再来のような楽曲なのである。だから「この歌は売れて欲しいし、売れなくても俺のヒット曲と思っている」と、杉本が絶対的な期待を寄せる理由なのである。

 デビューからずっと北沢を見てきた杉本であるが、この日は初めて彼女の歌声に1番奥の客席からじっと耳を傾けていた。それだけに歌う北沢にとっては、終始、緊張のしっぱなしであった。杉本はいつもは北沢の顔を見るなり、売れないからもう歌は辞めろよ、と言ってきた。ところがこの日ばかりは「今日の北沢はうまかったよ」と絶賛した。

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北沢について語る杉本と田島(右)

 徳間ジャパンコミュニケーションズのディレクター、田島美穂さんも「型にはまらないで、楽しいものを歌えるように、1人ひとりの中に残る歌い手さんであって欲しい」と、去年、新曲の話が持ち込まれるまで存在すら知らなかった北沢の活躍を願う。
 ライブでは在阪のギタリスト、伊藤久順のギター演奏で「銀次 ーGINJIー 」(1986年)も聴かせたが、田島さんは「ギター1本で歌える歌い手さんも少ない中、さらに上を目指してもらいたい」と北沢の歌唱を讃えた。

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愛称・伊藤ちゃん(左)のギターで歌う

 この日集まった人たちを前に北沢は「憧れのライブハウスで歌わせてもらえるなど、ステップアップさせてもらったのは、皆さんのおかげです。素晴らしいステージになりました」と顔をほころばせていた。

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素晴らしいステージが出来たと北沢(左)が言えば、杉本も上手い歌だった-と称えた


[北沢麻衣 オフィシャルサイト]
http://uta-utai.com/
[北沢麻衣 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
https://www.tkma.co.jp/new_release_detail/id=12847








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