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永井みゆき、秋の花をモチーフにした「津屋川みれん / 金木犀」 秋には岐阜・津屋川でイベントも [インタビュー]

◆ 真っ赤な色鮮やかな彼岸花と橙黄色の花を咲かせて甘い香りを放つ金木犀。どちらも秋に美しい花を咲かせる。それをモチーフに歌った歌手永井みゆき(テイチクエンタテインメント)の新曲「津屋川みれん / 金木犀」(2023年6月リリース)が好評である。彼女お得意のご当地ソング。8月23日にはデビュー以来、最多出演を記録する大阪発流行歌ライブで歌ったし、10月29日には歌の舞台になっている津屋川がある岐阜県海津市の産業感謝祭でも歌を披露することになっている。

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写真・永井みゆき、新曲「津屋川みれん」が好調


 毎年秋には岐阜県海津市を流れる津屋川の堤防3キロに渡って、約10万本の彼岸花が咲くという。市の名所でもある。
 それを背景に赤々と燃えるような切ない恋心を歌ったのが「津屋川みれん」(作詞・麻こよみ、作曲・宮下健二、編曲・南郷達也)である。

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写真・ジャケット

 永井か宮下健二の作品を歌うのは初めてである。印象的なのが 1番の♫ 未練の色か 赤々と 〜 2番の ♫ 心の痛み ちりちりと 〜 3番の ♫ 口紅よりも 赤々と 〜 と、言葉が繰り返される麻の歌詞である。

 ここを宮下は頭の言葉、たとえば1番ならば未練の「み」赤々の「あ」にアクセントをつけて歌うように、とアドバイスしたという。
 それによって「聴く人の印象に残る表現になるし、聴き心地が良くなる」というのである。
 これが多くの人に「今までの歌とイメージが違うね」と、指摘させるところなのでもある。

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 永井によると、宮下は初めて彼女の作品を書くのに際して、過去の歌を全て聴いたという。その上で「私に最も合う歌を考えてもらった」のが、今作「津屋川みれん」なのである。
 「先生の『津屋川みれん』を生歌で聴いて、渋くてハスキーで、なんて素敵な声なんだろう、といっぺんにファンになってしまいました」と永井。

■花の里を歌う

 今回、新曲を出すに際して、永井はご当地もので綺麗な花が咲いている土地をーと、作詞家の麻に希望を話している。

 そこで選ばれたのがメイン曲になった岐阜県海津市の彼岸花。カップリング曲の「金木犀」では、静岡県三島市にある三嶋大社の天然記念物に指定されている金木犀が選ばれた。花が散った後に2回目の花を開かせる2度咲きが特徴。樹齢1200年以上とされる巨木が花をつけるのである。

 「津屋川みれん」の舞台、津屋川の堤では9月23日に津屋川ひがん花まつりが開かれる。9月中旬から下旬にかけて、津屋川の堤防沿いを彩る彼岸花を今年は永井の歌がいっそう際立たせることになる。

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 また、10月28、29日の両日には「海津市産業感謝祭」が開催される。真紅の彼岸花が町を元気に盛り上げてくれる。

 実は永井は海津市とは浅からぬ縁がある。15年前に、♫ 美濃の平野に風さそう 〜 で始まる「海津市音頭」を歌っているのである。この歌でも津屋川とか彼岸花が歌われている。

 これはCD化されていないが、今再び海津市とを繋げてくれたことに、永井は「不思議な縁を感じている」という。16歳でシングル「大阪すずめ」( 1992年2月)でデビューした永井は今までに、全国14ヵ所のご当地ソングを歌ってきている。

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 秋の旅行シーズンに合わせたかのような「津屋川みれん」「金木犀」の2曲。永井は「新しい代表曲になるように、精一杯歌っていきます」と話している。


動画・

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[永井みゆき テイチクエンタテインメント]
https://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/nagai/








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