SSブログ

第310回大阪発流行歌ライブ、永井みゆき・真木ことみ・渡辺要・岡本幸太・山田壽一が出演 [ライブ]

第310回大阪発流行歌ライブが2023年8月23日、大阪・心斎橋のライブハウスBIG CATで開かれた。出演したのは永井みゆき(テイチクエンタテインメント)真木ことみ(日本クラウン)渡辺要(ホリデージャパン)岡本幸太(徳間ジャパンコチュニケーションズ)山田壽一(ホリデージャパン)の5人。最多出演の永井は新曲「津屋川みれん」を2度歌唱して、「新たな代表曲になるように、精一杯歌っていきます」と話した。

第310回大阪発流行歌ライブ.jpg
写真・勢揃いした出演者たち


今年デビュー32年目で、年女という永井みゆきは、新曲とそのカップリング曲「津屋川みれん」「金木犀」のほか、1992年のデビュー曲「大阪すずめ」も歌うと会場からは手拍子も。「思い出深い歌で、数々の賞も受賞しました」と永井。
 松田聖子の「風立ちぬ」美空ひばりの「関東春雨傘」をカバーも。

永井みゆき・大阪発流行歌ライブ.jpg
写真・永井みゆき

 新曲「津屋川みれん」(作詞・麻こよみ、作曲・宮下健二、編曲・南郷達也)は、毎年秋に岐阜県海津市にある津屋川の堤防3キロに渡って咲く、約10万本の彼岸花をモチーフに、赤々と燃えるような切ない恋心を歌っている。
 宮下作品を永井が歌うのは初めてという。


■真木ことみはデビュー31年目。今年2月には大阪市内で30周年記念コンサートを開き、たくさんの人たちから祝福を受けた。
 ライブでは23年7月にリリースしたばかりの新曲「心紬ぎ」カップリング曲の「幾・春・秋」を披露した。
 目下、全国キャンペーン中で、ライブ会場で歌う彼女の瞼には「台所に立っている母の姿が浮かんでくるんです」というほど。
 ステージでは感極まって一時歌唱が止まるシーンも。

真木ことみ・大阪流行歌ライブ.jpg
写真・真木ことみ

 前作「くれないの糸」前々作「天の糸」の糸シリーズも聴かせた。
 久しぶりに帰ってきたという大阪の流行歌ライブのステージ。真木は「かけ声が飛び交うステージは元気が出ます」と、最後には笑顔を見せていた。


デビュー34年の渡辺要はホリデージャパン移籍2作目で、ふるさとの高松を舞台に歌う「高松の女(ひと)」を23年5月に出しており、この日は前作で移籍第1弾の「お前に夢中」とともに歌った。
 「北島三郎先生に憧れて歌手になりました」という四国一の鮨店を作った彼であるが、今は演歌・歌謡界の最高峰を夢見る。

渡辺要・大阪発流行歌ライブ.jpg
写真・渡辺要

 新曲「高松の女」は、北島に憧れた自身の女(ひと)シリーズ第1弾である。カップリング曲の「五番館のお葉さん」も聴かせた。
 「お前に夢中」は演歌の要が歌った久々の歌謡曲。一途な男の恋唄である。カップリングの「ラーメン一代」は、元鮨職人の彼が歌うラーメン職人の歌である。


今年4月にデビューした新人岡本幸太は初出演であった。広島出身の好青年らしく、爽やかなステージは若いファンを会場に集めていた。
 デビュー曲は「あなたに哀愁」。それまでに多くのカラオケ大会では、審査員の先生たちと顔馴染みになっていたが、「その縁でデビュー曲を書いて下さい」と頼んだという。カップリング曲「たそがれシネマ」も歌った。

岡本幸太・大阪発流行歌ライブ.jpg
写真・岡本幸太

 デビュー前にはアニメソングなども歌っていたが、尊敬している歌手は沢田研二だとか。でもこの日は欧陽菲菲の「雨の御堂筋」前川清の「恋唄」と、レパートリーの幅広さを見せた。


■山田壽一は元JA職員。旅行部門などで働いていた。この日はその当時のエピソードも紹介した。「お客さんを引率しての旅先の宴会で得意のムード歌謡を披露したんですが、演歌好きなお年寄りが多いために不人気でして、上司から注意されてしまいました」。それから民謡を習ったという。

山田壽一・大阪発流行歌ライブ.jpg
写真・山田壽一

 5月にリリースした新曲は「風の盆哀歌」。富山・八尾の哀調ある胡弓の調べにのせての民謡「越中おわら節」に魅せられた山田が作詞して、たきのえいじが作曲した自信作である。
 毎年9月1日から3日まで踊りが繰り広げられる「おわら風の盆」には、この10年間通い続けているという。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[大阪発流行歌ライブ]
http://hayariutalive.com/index.html








nice!(2) 
共通テーマ:音楽

nice! 2