たくみ稜(ウェブクウ) 「ポゴシッポ~逢いたいよ~」 愛しい人に逢いたい気持ちを切なく表現 [インタビュー]
◆おととしウェブクウに移籍したたくみ稜が、2010年7月に1年3ヶ月ぶりのニューシングル「ポゴシッポ~逢いたいよ~」を出した。夢を実現させようと日本にやって来た韓国の女性が国に残してきた母や恋人を想う気持ちを歌う。タイトルの<ポゴシッポ>とは韓国語で「逢いたいよ」という強い感情を表現する言葉。それを切なく、そしてムードたっぷりに歌っている。
人はひとりでは生きていけない。そんな気持ちを感じさせるのが「ポゴシッポ~逢いたいよ~」だ。日本でも大ヒットした韓流ドラマ「冬のソナタ」を意識した楽曲だという。
異国でひとり揺れる女性の気持ちを表現するたくみ稜とは、どんな歌手なのだろう。
長く内山田洋とクールファイブのボーカルをしてきたという。
それだけに、その歌唱力には定評がある。
「今までは前川清さんのキーで、パワフルに声を出すことが多かった」が、今回は違って、抑え気味に歌っている。
「6年間もそうした歌い方をしていただけに、最初は少し違和感がありましたが、また別の引き出しを持つのは、歌い手として勉強になるのではないか」と、レパートリーが増えたことを喜んでいる。
ステージでも存分に多才なところを見せてくれる。
ロックから和製ポップス、歌謡曲までほとんどの楽曲はこなすという。そうしたエンターテイナーぶりはクールファイブ時代に身に付けたのだそうだ。
去年からはサックスの練習も始めた。石原裕次郎の「夜霧よ今夜も有難う」を課題曲に、ライブやディナーショーで披露するという。
多才さは歌だけではない。
やはりクールファイブ時代に4~5年の間、居酒屋「たくみ屋」を営んでいたことがある。デビュー前に調理師の免許を取った。店では大阪の味が評判だったという。
◆歌手へのきっかけは、1979(昭和54)年、日本テレビ「スター誕生」決戦大会出場したことだった。残念ながらスカウトからは手が挙がらなかったが、それが芝居の道に進むことになった。
俳優養成所を経て舞台や映画、テレビドラマなどに出演してきた。
「進んだその道その道で、その気になりやすい性格」というだけに、舞台は主役を務めたし、映画も「連合艦隊」(1981年)「海ゆかば」(1983年)などに出演。テレビは人気長寿番組の「水戸黄門」に数回出ているなど、実績も残してきた。
しかし元々は歌手を目指していただけに、歌は忘れられない。
1983(昭和58)年に行われた第1回トーラスレコード新人オーディションに出場。そこで渡哲也の歌を歌って見事グランプリを獲得した。渡は、たくみが現在所属するレコード会社「ウェブクウ」の会長でもある。
受賞の翌年、花王名人劇場「落書きドクトル繁盛記」(フジテレビ系)の主題歌「島唄」(作詞・水木かおる、作曲・遠藤実)でデビューを果たした。
トーラスレコードでディレクターをしていたのが今、ウェブクウ社長の山口光昭氏である。「一緒にやってみないか」と誘われたという。
「歌は1人で演じるが、芝居は周りの演者と一緒に作り上げるもので、歌とは違った難しさがあります。その時に身に付けた言葉遣いや感情移入の仕方は、今、歌に大いに役立っています」
たくみは大阪市都島区の出身だが、意外と関西でのライブやキャンペーンは少なかった。今年は夏から秋にかけてライブもやってみたいと意欲を見せ、明日3月1日には、銀座山野楽器八尾店の「演歌まつり 八尾で演歌ふれあいコンサート2011 早春の部」に出演する。
トップを切って正午から、「ポゴシッポ~逢いたいよ~」など数曲を歌う。
[たくみ稜 公式ホームページ]
http://www.ryo-star-music.com/
人はひとりでは生きていけない。そんな気持ちを感じさせるのが「ポゴシッポ~逢いたいよ~」だ。日本でも大ヒットした韓流ドラマ「冬のソナタ」を意識した楽曲だという。
異国でひとり揺れる女性の気持ちを表現するたくみ稜とは、どんな歌手なのだろう。
長く内山田洋とクールファイブのボーカルをしてきたという。
それだけに、その歌唱力には定評がある。
「今までは前川清さんのキーで、パワフルに声を出すことが多かった」が、今回は違って、抑え気味に歌っている。
「6年間もそうした歌い方をしていただけに、最初は少し違和感がありましたが、また別の引き出しを持つのは、歌い手として勉強になるのではないか」と、レパートリーが増えたことを喜んでいる。
ステージでも存分に多才なところを見せてくれる。
ロックから和製ポップス、歌謡曲までほとんどの楽曲はこなすという。そうしたエンターテイナーぶりはクールファイブ時代に身に付けたのだそうだ。
去年からはサックスの練習も始めた。石原裕次郎の「夜霧よ今夜も有難う」を課題曲に、ライブやディナーショーで披露するという。
多才さは歌だけではない。
やはりクールファイブ時代に4~5年の間、居酒屋「たくみ屋」を営んでいたことがある。デビュー前に調理師の免許を取った。店では大阪の味が評判だったという。
◆歌手へのきっかけは、1979(昭和54)年、日本テレビ「スター誕生」決戦大会出場したことだった。残念ながらスカウトからは手が挙がらなかったが、それが芝居の道に進むことになった。
俳優養成所を経て舞台や映画、テレビドラマなどに出演してきた。
「進んだその道その道で、その気になりやすい性格」というだけに、舞台は主役を務めたし、映画も「連合艦隊」(1981年)「海ゆかば」(1983年)などに出演。テレビは人気長寿番組の「水戸黄門」に数回出ているなど、実績も残してきた。
しかし元々は歌手を目指していただけに、歌は忘れられない。
1983(昭和58)年に行われた第1回トーラスレコード新人オーディションに出場。そこで渡哲也の歌を歌って見事グランプリを獲得した。渡は、たくみが現在所属するレコード会社「ウェブクウ」の会長でもある。
受賞の翌年、花王名人劇場「落書きドクトル繁盛記」(フジテレビ系)の主題歌「島唄」(作詞・水木かおる、作曲・遠藤実)でデビューを果たした。
トーラスレコードでディレクターをしていたのが今、ウェブクウ社長の山口光昭氏である。「一緒にやってみないか」と誘われたという。
「歌は1人で演じるが、芝居は周りの演者と一緒に作り上げるもので、歌とは違った難しさがあります。その時に身に付けた言葉遣いや感情移入の仕方は、今、歌に大いに役立っています」
たくみは大阪市都島区の出身だが、意外と関西でのライブやキャンペーンは少なかった。今年は夏から秋にかけてライブもやってみたいと意欲を見せ、明日3月1日には、銀座山野楽器八尾店の「演歌まつり 八尾で演歌ふれあいコンサート2011 早春の部」に出演する。
トップを切って正午から、「ポゴシッポ~逢いたいよ~」など数曲を歌う。
[たくみ稜 公式ホームページ]
http://www.ryo-star-music.com/
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