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野中彩央里(徳間ジャパンコミュニケーションズ)  新曲「夕月海峡」など披露 須磨パティオのたそがれコンサート こまめなサークルキャンペーンで「雪国恋人形」「郡上恋唄」に次ぐ代表曲へ [インタビュー]

野中1.jpg◆野中彩央里が、2012年7月29日、神戸市須磨区のショッピングセンター須磨パティオで開かれた「たそがれコンサート」に出演し、4月にリリースした新曲「夕月海峡」など6曲を歌うミニコンサートを行った。時折、涼しい風が吹き抜ける会場には、家族連れの買い物客など約500人が集まり、野中の熱唱に聴き入っていた。











 須磨パティオで歌うのは2度目といい、関西でのミニコンサートは久しぶり。来年でデビュー25年というベテランでもある。カラオケサークルでのこまめなキャンペーンを繰り返して、時間をかけてヒット曲を作るのが野中のスタイル。決して派手さはないが、着実にファン層を拡大している。それは彼女の性格を、そのまま表しているようでもある。

 デビュー5年で出した「雪国恋人形」は20万枚近いヒットになった。そして6年前の「郡上恋唄」は長く演歌チャートの上位をキープするなど、野中の代表曲として今なお、カラオケファンには歌い継がれている。
 「新曲の夕月海峡も、それらの楽曲と同じ動きが感じられる」と、周囲のスタッフは口を揃える。
野中自身はあまり多くを語らないが「去年はあまりできなかったサークルキャンペーンを、初心に帰って展開していきたい」と意欲を見せてくれた。




 野中は、1987(昭和62)年にTXテレビ東京「スターは君だ!ヤング歌謡大賞」で第14回チャンピオンに選ばれたのがきっかけで、89(平成1)年に徳間ジャパンコミュニケーションズからデビューした。

 「女唄でデビューしたかった」が、思いは外れて女唄は歌えず、男唄や張り唄ばかりを歌っていた。願いがかなったのは、デビュー5年目に出した「雪国恋人形」からだった。作詞万城たかし、作曲岡千秋による楽曲の良さもさることながら、わずか20歳ながら野中の色っぽい歌唱も手伝って、人気は徐々に高まっていった。

 それから20年を経過して歌う「夕月海峡」は、「雪国~」をそれを彷彿させるどころか、女らしさは一段と高まっている。海峡ものは01年の「海峡」以来だ。海のない栃木県に生まれ育ったが、逆にそれが海への憧れを強くした。岡千秋が名づけたという<こけし美人>。訴えかけるかのような虚ろなまなざしは、悲恋な女唄の歌い手の極みでもあるようだ。

 大先輩である石川さゆりを尊敬してやまない。日本調の女らしさを身に付けようと、ステージでの所作を学んだり、コンサートなどでは石川の歌をカバーすることも。


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 カラオケ大会などにゲスト出演をすると、10人近くの参加者が「夕月海峡」や「雪国~」「郡上~」といった、彼女の代表曲を歌っているという。
 それだけに彼女も、久々のヒットへの感触を感じさせる「夕月海峡」への思いレは強い。須磨パティオでのミニコンサートの会場では「25周年のステップになる作品と位置付けています。皆さんの愛唱歌に加えてください」と、力強く呼びかけていた。



 カップリングの「涙じゃないわ」は、ワルツ調の軽快な楽曲。03(平成15)年に出した「ふたりの港」のカップリングとして一度リリースされていたものを、ディレクターの「あれっきりで終わるような楽曲ではない」と、今回、再度リリースされた。


[野中彩央里 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka/nonaka/


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