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三船和子(EMIミュージックジャパン)  「だんな様」から30年 そして「も一度呼ばせて だんな様」が高齢夫婦の間で話題に  これからも夫婦もの演歌に意欲 [インタビュー]

三船和子1.jpg◆50万枚のヒットを放った三船和子 = 写真・左 = の歌謡界復帰第1作「だんな様」が出たのは1983(昭和58)年だった。乗っていたタクシーの事故による後遺症がきっかけで引退したのが、ミノルフォン時代の68年(昭和43)年。その後東芝EMIから復帰してすぐに出した作品であった。それから30年、今度は平成のだんな様とも言える「も一度呼ばせて だんな様」を3月に出したが、高齢夫婦などの間で話題が高まっている。











 三船和子と言えば、代表曲は誰もが「だんな様」を挙げる。「も一度呼ばせて だんな様」は、そのヒットから数えて37枚目のシングルである。
 30年を経てファン層も70歳代に差しかかっている。しかし「だんな様」は男女を問わず、多くの人にいろんな所で歌い継がれている。30年を区切りに「平成のだんな様を歌ってみたい」と提案したところ、受け入れられた。
 「演歌にはない洒落た歌詞は、これからの余生を楽しもうという夫婦に向けた、明るい内容になっています」

 かつての「だんな様」のメロディーはマイナー調だったが、今作の「も一度呼ばせて だんな様」はメジャー調で明るい。♪ 私の大事なだんな様  ~ といった、同じ歌詞も入れるなど、昔を知る人には懐かしさ、そして、新鮮さを感じさせるところもある。



 歌を全部知らなくても、♪ 私の大事なだんな様 ~ のフレーズは知っているという人も少なくはない。この言葉は数多くの人たちに生きる力を与えてきたという。
 それだけに三船は「新曲にも、私の大事なだんな様は残しておきたい」と制作スタッフに頼んだ。
 さらに「♪ だんな様 だんな様 ~ と2回繰り返しますが、ここに思い想いの名前を入れて歌ってもらえるようにしています」と、歌う人への配慮も忘れなかった。

 ♪ 長い人生 これから先も 生きていきたい ~ の歌詞は「長年連れ添った夫婦がこれからも仲良く暮らしていこうと、年輪を重ね深い絆で結ばれた夫婦を歌っている」というものだ。


も一度呼ばせてだんな様.jpg 30年の間には、いろんな人たちとの出会いがあったという。たくさんの夫婦のエピソードも聞いてきた。
 仕事一筋だった男性が退職を機に夫婦そろって旅行でも、と思った矢先に夫人が亡くなったという人や、主人が亡くなって気力が亡くなったという女性が三船のコンサートを見て元気づけられたという話。
 きんぴらが大好きだった主人が亡くなって料理を作る気もしなくなったが、三船の応援に生き甲斐を見出したという女性など、さまざまなドラマが三船に飛び込んできた。



 「だんな様」は、そうした人たちにとって生きる力を与えてきたことに違いない。
 一昨年亡くなったという義母は、新曲が出るたびに感想を話してくれたという。だんな様の時には「いい歌ね、後世に残るわよ」と、長い空白期間を置いての復帰を励まして「自信をなくしかけた時に、支えになってくれた」という。
 「これからも夫婦ものを歌い続けて行きたいです」
 三船は歌の力の大きさを信じて、夫婦演歌歌手としていつまでも歌い続けて行く。



[三船和子音楽事務所公式サイト]
http://mifunekazuko.com/
[三船和子 EMIミュージックジャパン]
http://www.emimusic.jp/artist/mifune/

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