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西方裕之(キングレコード)  オヤジの応援歌「おやじのたそがれ」 昭和の抒情演歌 再び高田文夫がプロデュース [インタビュー]

西方裕之1.jpg◆一見脈略のなさそうな言葉を並べた歌詞の「横浜たそがれ」(五木ひろし)をモチーフにして作ったという西方裕之の新曲「おやじのたそがれ」。歌詞は一つひとつが細切れのように感じるが、黄昏の時を迎えている男(オヤジ)の背中を感じさせる。「日本列島やり直し音頭」(歌・西方裕之、2011年)でも見せてくれたユーモアたっぷりの放送作家高田文夫の手による楽曲は、今作では「泣ける抒情演歌」に仕上げている。西方の歌唱がそれを一段と際立たせている。新曲のノベルティ(記念品)として作ったレトルトカレー「おやじのたそガレー」は、オヤジギャグ世代のふたりのまさに面目躍如。カレーのようにピリッとした味がするオヤジの応援歌だ。







 インタビューが始まる前に目に前に出されたレトルトカレーのパッケージ。カレーと聞くと目がない記者だけに、これでは取材にならない。まずはカレーにつての質問から始めた。
 「おやじのたそガレー」は西方の出身地佐賀県の醤油会社が製造する「佐賀牛カレー」をベースにしている。名産の佐賀牛を使用しており、今春の「FOODEX JAPAN 2014」では最高金賞を獲得した日本一のカレーだという。

 新曲「おやじのたそがれ」をもじったネーミングが売り。マネージャーの発案で初めてノベルティにしたカレーだが、かなりの人気だとか。
 東京で暮らす西方だが、自分でも2、3日煮込んで作るといい、新曲同様に自信作のようだ。


西方裕之 おやじのたそがれ.jpg 面白いことが大好きの西方だからだろうか、今作をプロデュースして作詞までした高田文夫が ♬ おやじの背中も しぐるるや 〜 と秋の季語を用いて、男の人生の秋を表現している。コミカルな歌のようではあるが、実はかなり真面目に人生を見つめた内容だ。
 ただ分かりやすいメロディを付けることで「カラオケで歌ってもらって、広めてもれるのでは」と、西方は期待を寄せる。

 「今作はシンプルで張り上げて歌うようなものでもありません。技術にいる難しい歌でもなく、気軽に歌ってもらえるでしょう。10月に出しましたが、昭和を感じさせる歌詞とシンプルなメロディが良かったのか『いい歌ですね』『胸にジーンときます』などといった声をたくさん頂いています」

 ラジオ番組への出演がきっかけで知りあったという高田は3年前に、コミカルな「日本列島やり直し音頭」を西方に作っている。このノリで「もう一度お願いしたい」と、再びプロデュースから依頼。コラボ第2弾が実現した。
 西方と高田はほぼひと回り高田が歳上で、西方には「自覚はない」というが、いずれも世間的には立派はオヤジである。

 「歌手になるために上京するまで宅配便トラックの運転手をしていたこともあって、体力には自信があります。オヤジなんて意識したこともなかったけれど、もしかすると大人になり切れていないのかも」

 オヤジには付き物の場末の居酒屋を歌の舞台として描く。プロモーションビデオもそんな居酒屋で撮影した。日本酒好きの西方自身も自宅近くの居酒屋へ足を運ぶこともある。「今ならやはりブリが旨いでしょうか。今頃佐賀ではイカ釣り船が港に並んでいるでしょうね」

 来年1月には久しぶりにカラオケ大会を開く。事前審査で選ばれた20人が、ニッポン放送のスタジオで西方や高田などの前でノドを競い合うというものだ。優勝者には賞金10万円が贈られるという。






[西方裕之 オフィシャルサイト]
http://www.sato-kikaku.co.jp/nishikata/ayumi/
[西方裕之 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=17570







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