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井上由美子(キングレコード)  由美子を大人にした 新曲「城崎夢情」 初の城崎温泉を歌う [インタビュー]

◆城崎温泉は今まで北近畿の観光地として多くの人に人に親しまれ、小説や映画・ドラマ、歌の世界でも舞台となってきた。そんな土地を今回の新曲「城崎夢情」で初めて歌っている井上由美子が、2014年12月21日、その城崎を初めて訪ね新曲発売記念ライブを開く。井上由美子と言えば、小さな身体で元気いっぱいに歌う張り歌のイメージが強かった。今回それを一新し、声も「無理をしないで自然に出す」(井上)方法で、しっとりと歌いあげている。それが<大人になった由美子>を感じさせる。新しい井上に期待が高まる。

井上由美子1.jpg

 新曲発売記念ライブの会場となる城崎温泉・木屋町小路交流広場は、町の観光と地場産業の振興を図るために4年前にオープンした。個性的でおしゃれな店舗も軒を並べている。そこで井上は午後5時から「城崎夢情」を披露する。地元の期待も大きく、フェイスブックなどで情報発信して客の呼び込みに懸命だ。

 この「城崎夢情」、数多い井上の楽曲の中でも、少し違うことに気付かされる。声を張る井上特有の歌唱法とはまったく違って、しっとりとした女を演じているからだ。こんな女性っぽいところがあったんだ、と言っては失礼かもしれないが、そんな印象さえ受ける。

 「キングレコードのディレクターさんが由美子を大人にしようと考えた作戦らしいんです。仁井谷俊也先生から預かっていたという詞を見せられて、これで行こうとなったんです。それに岡千秋先生が曲を付け、南郷達也先生に編曲をしていただきました。自分のイメージと違うなぁと思っていたんですが、皆さんがこれがいいとおっしゃって、自分でも戸惑ってのスタートでした」

 実はレコーディング当日、井上は体調が悪くて思うように声も出せなかったという。何とか歌い切ったものの、どうもいつもの自分の歌とは違う。そのため「体調が戻ってからもう一度レコーディングをやり直させて下さい」と、ディレクターの古川健仁さんに頼んでいるほどだ。
 ところが決して妥協しないことで知られた古川さんからは「良かったよ。むなしく切ない女性の気持ちがよく出ていた」とほめられたという。


井上由美子・城崎夢情.jpg 体調が悪いことを気遣って恐る恐る抑え気味に声を出したのが逆に、詞の想いを伝えることが出来たのだ。
「歌で大事なのは如何に雰囲気を伝えるかである。少々音が外れることは気にするな」
 身体の具合がすっきりとしない井上には、その時のディレクターのアドバイスが力強い支えになった。

 それ以来、どこで歌うにも、あの体調が悪かったレコーディングの時のような歌い方を思い出して歌っているという。それが井上にとってはむしろ、自然な声の出し方になっているようでもあるという。「瓢箪から駒じゃないけれど、いい勉強になりました」と井上。

初の城崎温泉が楽しみ


 井上の温泉好きは有名である。地方に出かけ際に持って出る大きなスーツケースには、いつでもどこでも温泉に入れるようにと<お風呂セット>が入っているほどである。それだけに今回の城崎での発表会は、歌とは別に期待をふくらませている。
 「初めての城崎で温泉に入るのを楽しみにしています。歌詞の内容から人気のない静かないで湯の町を想像していたんですが、聞くと決してそうでもないんですね」

 大好きな温泉の町で歌う大人の新曲に、城崎の町では「井上由美子初来訪。当日は、城崎温泉のど真ん中で『城崎夢情』を歌います」とアピールするなど、早くも歓迎ムードで盛り上がっているようだ。




[井上由美子 オフィシャルサイト]
http://arder-jiro.co.jp/yumiko/
[井上由美子 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=13792

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