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木下結子(日本クラウン) 聴き応えたっぷりなプライベートライプ「うさなろライブ」  最新曲の「愛は海」などオリジナル曲から懐かしいカバー曲まで [ライブ]

◆オリジナル曲から日頃は味わえない懐かしいカバー曲までを存分に楽しめる木下結子のプライベートライブの「うさなろライブ」。毎月1回、大阪・あべののカフェバーで開かれている。2016年9月29日夜、そこを訪ねた。8年ぶりに出した「ウヰスキー」(2012年)から最新曲「愛は海」(15年)までのオリジナル曲。そして「飛んでイスタンブール」(庄野真代)やリクエストに応えての「私は忘れない」(岡崎友紀)など1970年代のヒット曲まで飛び出して、観客は誰もが満足し切った様子だった。次回は10月27日に行われる。

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木下結子のうさならライブ ギター奏者井上善日居とのコラボも

 日本一高いビル、あべのハルカスのすぐ近くに会場のカフェバー・うさなろがある。うなぎの寝床のように、間口は狭くて奥行きのある店内にはテーブルとカウンター席が用意されている。ここで12月を除く毎月、木下結子のライブが開かれている。ギター奏者の井上善日居が弾くギターとのコラボも楽しみのひとつである。この日は彼のギター演奏に合わせて木下が「吾亦紅」(すぎもとまさと)を歌ったり、井上による「Sir Duke(愛するデューク)」(スティーヴィー・ワンダー)のハーモニカ独奏も盛り込まれた。

 うさなろライブは記者にとって2度目の体験であったが、これは歌手木下結子を身近に感じられる数少ない機会である。12月に休演するのは毎年、大阪市都島区の太閤園でディナーショーを開いているからだ。今年は12月19日に予定されている。「ウヰスキー」を出すまでCDを発売しなかった期間も欠かさず行ってきたというのは、歌手としての自負でもある。

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木下結子

 その「ウヰスキー」をライブでも披露してくれた。木下が2004年に徳間ジャパンコミュニケーションズから「放されて 04」を発表してからの長い沈黙を破るかのように出した1曲である。ムード歌謡の大御所と言われた作曲家の故中川博之の妻、高畠じゅん子が作詞し、浜圭介が作曲した。
 ♪ 人生はやり直しがきくのよ いいことあるって思わなきゃ ~ の歌詞のように、これを境に木下は「愛は海」まで4作連続で高畠の作詞による新曲を意欲的に発表している。そして再び「(全国で)少しずつ名前が知られるようになってきた」(高畠)のである。

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ハーモニカの独奏をする井上善日居

 この日は「ウヰスキー」のジャケット写真で見せてくれた懐かしい洋服を着ての歌唱。「これは衣装として作ったのではなかった」と木下。
 さらに久しぶりに歌うという「いとしいあんちくしょう」(2013年)も披露してくれた。木下がデビューして3曲目に出したのが「ノラ」。ラストはこの曲と「愛は海」「ありがとう そしてこれからも」

 最新曲の「愛は海」は発売して1年が経とうとしている。今再びCDの売上を増やしているという。木下は「売ろうとして力んでみても売れないのに、思わぬところで誰かが歌い、CDを買ってくれることもあるようです」と笑う。

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 「ノラ」は作詞がちあき哲也、作曲は徳久広司である。ちあきは去年亡くなっているが、木下がこの日のライブで歌った「飛んでイスタンブール」「吾亦紅」の作詞者でもある。
 木下は「ノラ」を出すにあたって、詞をちあきに依頼するのだが、最初は断られている。そこで先に徳久に曲を先に書いてもらって、再度頼んで何んとか書いてもらうことができた。後にちあきは木下に「何も想わず書いた」と明かしているが、それが大ヒットにつながったのであるから、分からないものである。

 10月9日には12年ぶりにNHKラジオ「日曜バラエティー」に出演するという。「愛は海」「ノラ」、そして「やっぱ好きやねん」(やしきたかじん)を歌う。角川博、青木美保らも出演する。


[木下結子 オフィシャルサイト]
http://nora-yuiko.jugem.jp/
[木下結子 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/kinoshita/whats.html





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