SSブログ

美月優(徳間コミュニケーションズ)  5年ぶりの新曲「のぞみ花」 聴く人たちの心へ響けと歌う根性演歌 [インタビュー]

美月優.jpg美月優が5年の沈黙を破って新曲「のぞみ花」をリリース。なんて書くと少々大仰だが、この人、2011年9月に「夢ひとつ」を出して以来、ずっとCDが出ていなかった。インタビューで顔を合わせてすぐに、「5年の間、一体何をしていたの」と訊ねてみた。いろいろと事情はあったらしいが、それはそうとして「歌はちゃんと皆さんへ届けていましたよ」と明るく答えてくれた。そんな屈託のなさが、新曲が出なくてもずっと多くのファンの心を捉えていた理由なのだろう。










 美月優が力強く歌っている新曲「のぞみ花」を聴いていると、今までに彼女が歌を届けた人たちに、どれだけ元気を送ったのかが分かるようである。前作の「夢ひとつ」同様に、元気いっぱいな彼女が感じられる楽曲であるからだ。
 デビューから一貫して大船わたるが作曲を担当している。大船は作曲家の猪俣公章の弟子として1960年代に歌手デビューし、その後、作曲家として美月を育ててきた。

 「のぞみ花」は美月にとって待ちに待った新曲だった。「夢ひとつ」から1年経ち2年が過ぎると、ファンからは「新曲はまだ」といった声が聞こえるようになってきた。それでもそれは「新曲がなくても、ずっと応援するからね」と温かいメッセージに変わっていく。
 前作を出した時にはまだ20代だったが、今月6日には34歳になる。「あっという間の5年間」だったが、自らの心の内を映したかのような根性演歌を新たにもらって「幸せいっぱいです。自分でも出せたのがビックリです」と話すほどである。

美月優・のぞみ花.jpg 歌が人の心に届く魅力を感じたのは、2014年と15年の2度に渡ってラオスに約1週間ずつ滞在した時だった。1度は生徒数50人程度の村の小さな小学校の開校式で歌を披露している。
 彼女が「青い山脈」やオリジナル曲の「幸福行きのふるさと列車」など日本の歌を歌うと、誰もが輪になって踊り出す。「みんな私の歌に合わせて一緒になって歌い始めるんですよ。言葉は通じないんですが、手拍子を打ったり、身体を動かしたりして。このときに歌ってすごい力があるんだと思いました」

 歌い終わると子どもたちが美月の周りに集まってきて抱きついたり、中には頬にキスまでしてくる子も。「まるでスターになった気分でしたよ」と笑う美月は、大統領官邸まで訊ねて大統領夫人との対面も果たした。
 コープチャイ。ラオス語でありがとうを表す言葉だそうだ。いくつかの言葉も覚えて帰ってきた彼女は「貴重な体験をしました。また行きたいです」と話している。

 この時の体験は、歌は古くても新しくても、言葉が通じなくても相手の心に響かせることができるといったこと身をもって知ることになった。
 新曲「のぞみ花」を出すまでの5年間、辛抱強く前作の「夢ひとつ」を歌ってきた。それが多くの人に必ず響くと信じて。



 まさに新曲で歌っている ♪ やる気 負けん気 根性ひとつ ~ と一本気な女性が夢に向かってまっしぐらに突き進む歌詞そのものである。そして3番の歌詞 ♪ 見れば優しい 母の顔 ~ は、3年前に亡くなった母親を思い出させる。
 新曲発売とともに、5年ぶりにブログ「笑いと涙の奮闘日記」も再開している。


[美月優 オフィシャルサイト]
http://mizukiyou.web.fc2.com/
[美月優 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka_top/mizuki.html





nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。