千葉一夫(キングレコード) 新境地を拓くムード演歌「雪月夜」 新たなメロディーラインが評判 [インタビュー]
◆キングレコードの千葉一夫が2017年1月11に出した新曲「雪月夜」は、今までの自身の楽曲にはなかったメロディーラインとして話題になっている。デ ュエットを含めて累計で40作品目になることから「来年の冬も歌えるといいですね」と、ロングヒットへの意欲を見せている。
今年の初詣で引いたおみくじで初めて大吉を当てた、とご機嫌の千葉一夫。今年は今までにない良いことがありそうと期待を膨らませる。それを受けて、2017年1月11日に出した新曲「雪月夜」は、オリコンの総合チャートで20位、演歌チャートでは3位でスタートしている。総合20位は、2011年の「絆酒」以来2度目で、さすがにうれしさを隠せないようである。
それは今までの千葉演歌にはなかったメロディーラインが、本人たちの思いとは裏腹に、ファンの間では評判が高いことでも感じ取れる。
「雪月夜」のサビである ♪ 遠く ちらちら ~ は、従来と違って、下から上へとまさに歌い上げていく。ここがなんとも心地いいのである。しかも千葉の甘い声が、それを一段と引き上げてくれる。
「最初、この曲を耳にした時、スタッフも僕もエッと驚いたんです。戸惑いましたよ。今までと全く違うし、これでいいの、といった感じでした」
この楽曲は作詞が竜はじめ、作曲は花笠薫であった。花笠は、あらかじめふた通りのメロディーラインを用意していたが、この下から上へと持っていくメロディーにこだわり「それを使って欲しい」と固執したという。このほうがムードがより高まるからだった。
40作ある千葉の楽曲の中で最も多く手がけているのは、この花笠で、「雪月夜」で6作品目になる。それだけに千葉演歌のメロディーを知り尽くしていると言える。それを敢えて今回、変化を加えた。
「だから変えたかったのかもしれませんね」と千葉は見ている。
「ジュディ・オングさんのかつての『魅せられて』も同じ手法で、これは確かにヒット曲ですが、演歌ではないんですね。それだけにどうかなぁ、といった不安がありました」
ところが花笠の主張は通り、こだわった通りに、歌のムードははるかに高まった。演歌を歌う千葉だが、実は彼は29歳でプロデビューする前から、ムード歌謡が大好きで、数多くの歌を歌ってきた。
プロ歌手を目指していた彼は、20代でそれまで勤めていた国鉄(現・JR東日本)職員を辞め、故郷の千葉・銚子から東京へ出ていた。
毎日ナイトクラブで歌っていたのだが、歌うのはもっぱらムード歌謡。石原裕次郎や鶴岡雅義と東京ロマンチカなど、今でもステージで時折聴かせてくれる<昭和の名曲>である。
そんな千葉が「雪月夜」で、イントロから情緒たっぷりのムード演歌を歌う。新しい千葉一夫を見る思いがする。おみくじの「大吉」同様に、何やら幸運をもたらせてくれるような予感さえするのである。
カップリングは「国東は俺のふるさと」。大分県別府市に住む作詞家、竜はじめが故郷の国東の魅力を交えて書いている。2月には国東市で新曲発表会も予定する。会場では国東市の三河明史市長との初対面も叶うかもしれない。
「常に大きくなりたい」と思う千葉は今年、この「雪月夜」を足がかりに、大きなステップを踏み出すチャンスを手にしているようでもある。
[千葉一夫 オフィシャルサイト]
http://www.a8k.jp/chiba_fc/
[千葉一夫 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10093
今年の初詣で引いたおみくじで初めて大吉を当てた、とご機嫌の千葉一夫。今年は今までにない良いことがありそうと期待を膨らませる。それを受けて、2017年1月11日に出した新曲「雪月夜」は、オリコンの総合チャートで20位、演歌チャートでは3位でスタートしている。総合20位は、2011年の「絆酒」以来2度目で、さすがにうれしさを隠せないようである。
それは今までの千葉演歌にはなかったメロディーラインが、本人たちの思いとは裏腹に、ファンの間では評判が高いことでも感じ取れる。
「雪月夜」のサビである ♪ 遠く ちらちら ~ は、従来と違って、下から上へとまさに歌い上げていく。ここがなんとも心地いいのである。しかも千葉の甘い声が、それを一段と引き上げてくれる。
「最初、この曲を耳にした時、スタッフも僕もエッと驚いたんです。戸惑いましたよ。今までと全く違うし、これでいいの、といった感じでした」
この楽曲は作詞が竜はじめ、作曲は花笠薫であった。花笠は、あらかじめふた通りのメロディーラインを用意していたが、この下から上へと持っていくメロディーにこだわり「それを使って欲しい」と固執したという。このほうがムードがより高まるからだった。
40作ある千葉の楽曲の中で最も多く手がけているのは、この花笠で、「雪月夜」で6作品目になる。それだけに千葉演歌のメロディーを知り尽くしていると言える。それを敢えて今回、変化を加えた。
「だから変えたかったのかもしれませんね」と千葉は見ている。
「ジュディ・オングさんのかつての『魅せられて』も同じ手法で、これは確かにヒット曲ですが、演歌ではないんですね。それだけにどうかなぁ、といった不安がありました」
ところが花笠の主張は通り、こだわった通りに、歌のムードははるかに高まった。演歌を歌う千葉だが、実は彼は29歳でプロデビューする前から、ムード歌謡が大好きで、数多くの歌を歌ってきた。
プロ歌手を目指していた彼は、20代でそれまで勤めていた国鉄(現・JR東日本)職員を辞め、故郷の千葉・銚子から東京へ出ていた。
毎日ナイトクラブで歌っていたのだが、歌うのはもっぱらムード歌謡。石原裕次郎や鶴岡雅義と東京ロマンチカなど、今でもステージで時折聴かせてくれる<昭和の名曲>である。
そんな千葉が「雪月夜」で、イントロから情緒たっぷりのムード演歌を歌う。新しい千葉一夫を見る思いがする。おみくじの「大吉」同様に、何やら幸運をもたらせてくれるような予感さえするのである。
カップリングは「国東は俺のふるさと」。大分県別府市に住む作詞家、竜はじめが故郷の国東の魅力を交えて書いている。2月には国東市で新曲発表会も予定する。会場では国東市の三河明史市長との初対面も叶うかもしれない。
「常に大きくなりたい」と思う千葉は今年、この「雪月夜」を足がかりに、大きなステップを踏み出すチャンスを手にしているようでもある。
[千葉一夫 オフィシャルサイト]
http://www.a8k.jp/chiba_fc/
[千葉一夫 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10093
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