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西方裕之(キングレコード) 「波止場」で男歌復帰 大川栄策作詞作曲 今年はアコースティックライブも復活へ意欲 [インタビュー]

◆キングレコードの歌手、西方裕之が歌う新曲「波止場」(2019年9月発売)は、演歌の大ベテラン大川栄策(日本コロムビア)がペンネーム、筑紫竜平で作詞・作曲した作品である。大川は自身で歌う作品は作曲しているが、作詞は今回が初めて。第3者に提供したのもこれが最初だという。西方は関西では7年ぶりに出演したという昨年末のKOBE流行歌ライブでも、 ♪ 男ごころに 芯から沁みる 〜 と新曲を披露している。

西方裕之.jpg
西方裕之

 「ありそうだけど、今までなかった楽曲で新鮮」
 こんな声が「波止場」には返ってくる。
 西方裕之というと、デビュー3作目の「遠花火」(1989年)以来、女歌のイメージが定着しているが、デビュー曲は「北海水滸伝」(87年)で、星野哲郎作詞、徳久広司作曲の男歌であった。

 今作は「男目線の歌」でありながら、女歌に近い男歌だという。
 筑紫竜平(大川栄策)も「男おとこしないで、女歌と思って歌っていいよ。泣くところは泣いても構わない」と、西方にアドバイスしている。

西方裕之 波止場.jpg 演歌を知り尽くした大川が書き、男歌・女歌のどちらも巧みに表現出来る実力派の歌い手西方が歌う「波止場」
 「かつては歌の主人公を演じようと思っていましたが、とりわけ今作では女歌とは違ったところからのアプローチで、まるでオブラートにでも包んだように、女性を表現する」(西方)のは、彼ならではの魅力となっている。

 西方は今年でデビューして34年になるベテランである。大川栄策とはひょんなことから繋がりが出来た。西方の担当ディレクターと大川が、出身高校の佐賀県立佐賀商業高等学校で先輩後輩の間柄だというのである。佐賀県出身の西方にとっては、なんとも近しい関係である。
 ある日、大川からディレクターに「西方君に合いそうな曲が出来たよ」と連絡があったが、なんと1度に7作も提供してくれたというのである。

 「すべてがいい作品でした。もっと男っぽいのもあったし、どの作品も良くてどれをメイン曲にするかは悩みました。大川さんのお宅で打合せ、レッスンなどを繰り返して、『波止場』に決定しました」

 これと同時に、今回、アルバム「西方裕之全曲集 2020」も同時発売している。

 去年はインフルエンザでスタートした<激動>の年始だったが、今年は「ギターを弾きながらのアコースティックライブを久しぶりにやってみたい」と意欲をみせる。東京では7、8回行っているライブであるが「今年は関西でも」という。
 新曲が出るたびにYouTubeでカラオケレッスン動画 を配信しているが、「波止場」はすでに5万回以上の再生回数で、人気番組になっている。抱き続けている夢は「死ぬまで歌い続けること」だそうである。





[西方裕之 オフィシャルサイト]
http://www.sato-kikaku.co.jp/nishikata/
[西方裕之「波止場」ちょこっとカラオケ講座]
https://youtu.be/C6pUCnXaGsk
西方裕之 波止場カラオケ講座.jpg
[西方裕之 キングレコード]
https://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=17570







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