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若原りょう(ホリデージャパン) 「雨のジルバ」 照れ屋がかっこいいちょいワルな男を歌う ちょっとおシャレで楽しい歌 [インタビュー]

若原りょう1.jpg◆雨が大嫌い、ダンスは踊れない、酒も飲めない ー ないない尽くしの三拍子揃った若原りょうが2017年1月18日に出した11枚目のシングル「雨のジルバ」で、雨の夜は酒を片手に朝まで踊り明かそう、といった格好いい男を楽しく歌っている。前作に次ぐ伊藤美和、小田純平による作品は、女を惑わすちょっとワルい男を優しいイメージの若原が演じて歌う。












 新曲「雨のジルバ」は、前作の「振り子」に続いて作詞が伊藤美和、作曲は小田純平。今年7月で42歳になる若原に2人が「40歳を超えてひとつの区切りを迎えている僕に、大人の部分を出してもらいたい」と作った。
歌詞にも ♪ 男はほんと 罪な奴 ~ とあるように、小田はこの歌で「若原君には、強くてワルな男を演じて」と注文している。

若原りょう・雨のジルバ.jpg 今までの歌からは、若原のイメージはソフトな優しい格好いい男しかし連想できない。「雨のジルバ」でも、♪ 雨の夜には・・・ ジルバ ~ と格好良く歌っている。
 ところが彼はそんな格好良さとは縁遠い男だったのだ。雨の歌なのに雨は大嫌いなピーカン男であるし、右手と右足が一緒に出るほどに踊りは苦手、さらにグラスを持つ手も全然似合わないほどに酒も飲めないーというのだ。

 「歌の主人公は浮気っぽい軟派な男ですが、本当の僕は全く逆の一途な性格なんです」
 かなりの照れ屋のよである。踊りが出来ないというのも、その現れなのだろう。デビュー当時に〈北の貴公子〉といったキャッチコピーを付けられたのも、くすぐったくて仕方がなさそうである。
 ライブステージで「『雨のジルバ』を歌う時には、僕のバックで歌ってくれる人たちを、客席から上がってもらうことも考えている」のも、そのためなのだろう。

 そんな若原がまだ北海道の中学生の頃に出会った、男ぼれする歌手がいた。当時まだデビューして間もない小金沢昇司であった。若原は道内のちびっ子カラオケ大会で優勝を繰り返していた。
 若原は、面倒見が良くてそれでいて威張ることもない、その姿に魅せられてしまったのだ。「将来、東京で一緒に歌おう」と言ってくれた小金沢の言葉は、今も耳に残っている。小金沢のそんな男っぷりが、今、若原が理想とする男性像なのだ。



 よくある話ではあるがメイン曲になるはずだったカップリング曲。
 今回の「朝陽が昇る場所」もそうだった。やはり伊藤美和作詞、小田純平作曲、藤井弘文編曲は「雨のジルバ」と同じだが、伊藤はこれがメイン曲になると思って書いた力作だという。
 夢に生きる男の心を朝陽のように包んでくれる女性への想いを詩にしている。今までは男歌と女歌のカップリングばかりだったが、今作はどちらも男歌である。伊藤が渾身の想いを込めて書いた1曲である。


 2016年3月からアローナイツ・木下あきら、西山ひとみと3人で続けている「一姫二太郎の集い」を、今年3月26日には、大阪・上本町のホテルアウィーナ大阪でも開く。ディナーショー形式で〈若原りょうを応援する会〉と銘打って、若原を中心にした歌謡ショーが予定されている。


[若原りょう ホリデージャパン]
http://www.holiday-japan.co.jp/menu/artist_wa1_wr.html



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