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「第3回神戸発チャリティ歌謡ショー東日本大震災5年」  新沼謙治、小野和子、竹村こずえ、星まさるが東北へ届けた熱唱  神戸・垂水レバンテホール [コンサート]

◆神戸から東北へ応援の歌声を届けようと昨年から始められた神戸発チャリティー歌謡ショー(主催・阪神淡路大震災 神戸から東日本へ実行委員会)。第3回目の今回は「神戸発チャリティ歌謡ショー東日本大震災5年」と名付けて、2016年2月7日、神戸市垂水区のレバンテホールで開かれた。第1回目から出演し数多くのヒット曲を持つ新沼謙治(日本コロムビア)をメインに、デビュー32年で兵庫県出身のベテラン小野和子(キングレコード)、今年デビュー3年目になる竹村こずえ(日本クラウン)、それに地元神戸・灘の星まさる(ウェブクウ)の4人が、東日本を元気づける歌を歌った。

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西神戸混声コーラスと東舞子小学校PTAコーラスのメンバーと歌う新沼謙治

 3月11日で東日本大震災から5年になるが、それをいつまでも忘れずに21年前に同じ体験をした神戸から「東北の被災地へエールを送り続けよう」と始まった「神戸発チャリティー歌謡ショー」。趣旨に賛同して第1回目から出演している新沼謙治は、やはり大きな被害を受けた岩手県大船渡市の出身。今回も「自分が歌う歌で被災地の人たちに元気になってもらえるならば」と、「嫁に来ないか」「津軽恋女」「ヘッドライト」のヒット曲や最新曲の「俺の昭和が遠くなる」などを歌った。

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新沼謙治

 新沼は「人生の中で一番大きな出来事は5年前の大震災でした。全国の皆さんに支えてもらって、少しずつ復興し始めている」と、客席の神戸の人たちへ頭を下げていた。


 コンサートの冒頭で主催者のひとり星まさるは「被災地へ私たちの想いを届けたいと去年から始めました」とあいさつし、「晩秋の恋」「小さな合鍵」、それにデビュー25周年記念曲としてCD発売を予定している「ありがとう愛するあなたへ」を歌った。
 「ありがとう--は、星がデビューから今まで支援してくれた人たちへの感謝の気持ちを込めて自分で作詞作曲をしたもの。

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星まさる

 ゲストの小野和子はデビュー32年のベテラン。阪神淡路大震災では被災した経験も持つ。92歳で亡くなった父親は震災を機に車椅子生活になったが、それをきっかけに小野は車椅子を施設へ送り続けて、その台数は今までに135台になる。
 今も母親と2人の生活を続けているといい、この日は「母娘花」や最新曲の「母恋三度笠」など母モノを歌った。また10分あまりの長編歌謡浪曲「岸壁の母」も披露した。

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小野和子

 もうひとりのゲスト竹村こずえは日本クラウンの新人。4月でデビュー3年目になる。この日はデビュー曲の「能登の海鳴り」と2作目の「佐渡のわかれ唄」、最新曲の「越前恋おんな」などを歌った。カバーアルバムから長山洋子の「じょんがら女節」を三味線演奏を交えながら披露した。
 三味線は指に血マメを作りながらも練習して習得したという。またこの日の衣装は着物をドレスに自分でアレンジしたというもので器用ぶりを見せていた。

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竹村こずえ

 終盤で新沼謙治のコーラスソング「ふるさとは今もかわらず」を歌った西神戸混声コーラスと東舞子小学校PTAコーラスの33人たちは、コンサートラストでは新沼のオリジナル曲「大雪よ」を新沼と一緒に歌った。新沼は「ふるさとの東日本へ感動を与えられるように、こうしたコーラスで歌っていきたい」と話した。

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出演者が勢ぞろいしてのエンディング

 エンディングではまた星が「歌は力を与えてくれます。歌い手はそれを歌えるのが最高の幸せです」語り、チャリティーコンサートの幕を閉じた。
 この日の売上の一部と会場で集められた義援金は神戸新聞厚生事業団を通じて東北の被災地へ送られることになっている。









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