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道頓堀SUPER歌謡劇場  中村泰士が三橋美智也や春日八郎を歌える昭和歌謡曲の後継者発掘へ [ライブ]

◆昭和の歌謡曲を歌い継ぐライブ「道頓堀SUPER歌謡劇場」をプロデュースする作曲・作詞家の中村泰士氏が「三橋美智也、春日八郎を継承する歌手を育てたい」と宣言。プロ、アマを問わずに、昭和の名歌謡曲を歌い継げる歌手を発掘していくという。2016年11月15日、大阪・道頓堀のライブハウス・道頓堀ZAZAで開かれた同ライブで明らかにした。この日のライブには木下結子、塩乃華織、エンジュのほか歌謡浪曲の芦川淳平、ゲストの女性落語家・桂あやめが出演した。

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中村泰士氏がプロデュースする道頓堀SUPER歌謡劇場



 中村泰士氏 = 写真・右下 = は、ちあきなおみの「喝采」細川たかしの「北酒場」で日本レコード大賞を2回も受賞したヒットメーカーとして知られる。大阪を歌謡曲の聖地にしたいと、一昨年からは、たくさんの海外からの観光客で賑わう大阪・道頓堀にある道頓堀ZAZAを拠点に、昭和歌謡を歌う道頓堀SUPER歌謡劇場を開いている。

中村泰士2.jpg 今なおたくさんの人たちに愛唱されている「哀愁列車」や「赤いランプの終列車」など三橋美智也や春日八郎の昭和の歌謡曲には、人の心を響かせる力があるとして中村氏は「それらを歌い継げる歌唱力を持った若い歌手を育てたい」と話す。
 中村氏は、今までにも一般公募した大阪☆歌謡女子団をプロデュースしているし、来年のメジャーデビューを目指して同劇場で歌っている日系ブラジル3世のエンジュを育成している。

 この日のライブでも中村氏は「哀愁列車」を自ら歌って「最近になって、この歌を歌うツボがやっとわかった」などと昭和歌謡の難しさも話していた。


■11月ライブでは木下結子らが熱唱

 ライブではまた木下結子が「雪国」(吉幾三)を歌い、塩乃華織は「曼珠沙華」(山口百恵)を、芦川淳平は「船方さんよ」(三波春夫)エンジュが「じょんがら女節」(長山洋子)を歌って、桂あやめは「ヨイトマケの歌」(美輪明弘)といった昭和歌謡を披露した。
 桂は落語家のほかにも物まね、歌、浪曲の台本執筆など多芸ぶりを発揮している。ステージでは黒柳徹子や美輪明弘の物まねを腹話術を取り入れながら見せた。

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「ヨイトマケの歌」を歌う桂あやめ(右)と芦川淳平


 情熱的な「愛は海」が評判の木下はこの日も、それを歌うと共にデビュー6年目のヒット曲「ノラ」(1989年)も披露。来る12月19日に大阪・太閤園で開くクリスマスディナーショーもアピールしていた。塩乃は最新曲の「イエスタディにつつまれて」のほか、実話に基づいて中村が作詞・作曲した震災で子どもを亡くした両親の切ない想いを綴った「おやすみなさい」を歌った。

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木下結子(左)と塩乃華織

 大阪で暮らし始めて1年が過ぎたエンジュは、オリジナル曲の「満月」「京みやび歌」を歌い、芦川「大阪まつり音頭」「瞼の母」を聴かせた。

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エンジュ


 次回の道頓堀SUPER歌謡劇場は、2016年12月14日、大阪・道頓堀の道頓堀ZAZAで開かれる。午後1時と同4時30分の2回公演。入場料は2500円。
出演は浅田あつこ、渡辺要、北沢麻衣、エンジュ、もりやすバンバンビガロが予定されている。

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