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真木ことみ、「心紬ぎ」 聴く人を優しくしてくれる ノスタルジック演歌 [インタビュー]

◆デビュー31年目を迎えている歌手真木ことみ(日本クラウン)が歌う新曲「心紬ぎ」(作詞・浦千鶴子、作曲・弦哲也、編曲・伊戸のりお)。聴く人を優しい気持ちにしてくれる〈ノスタルジック演歌〉とも言われている。今まで男女の恋模様を数多く歌ってきたが、今作は少し趣きが違う。聴く人の多くは母親やふるさとを想い描くようである。涙する人もいるという。彼女も「ワンフレーズ毎に映像が浮かんでくる」と話す。

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写真・31年目で新たな境地に挑む真木ことみ


 「今までの真木さんの作品の中で一番好きです」
 「詞を読んだだけでも涙が滲んできて、心に響きました」
 新曲「心紬ぎ」を聴いて、こんな感想を寄せる人たちが多い。

 「親から子へ、人から人へ脈々と心を紬いでいく様子を歌っています」
 「心紬ぎ」の内容を真木はこのように説明している。

 真木自身、これを歌っていると「台所に立っている、ちょっと小さくなった母の姿が浮かんでくるんです」というほどで、「私の歌の幅を広げてくれた詞です」と話す。
 歌い手の真木はもちろん、多くの聴く人にとって、この歌はどこを取っても映像が浮かんでくるようである。
 3番のラスト、 ♫ 紬いで灯る 星の糸 〜 は「星が流れる夜空」(真木)を連想させる。

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 そんな歌を盛り上げるアクセントになっているのは、1番で言えば5行目の ♫ いつか いつかと 〜 と言葉が繰り返されるところ。ここで真木はファルセットを使っている。それは「感情をより伝えられるように表現している」からだという。

 今回、これを作詞したのは浦千鶴子。作詞を手がけて、まだ5、6年という新人である。高校生の頃にある作曲家のもとで、毎週3作を書いて添削を受けていたが、その後長く詞作の世界からは離れていた。

 カップリング曲の「幾・春・秋」も浦の作詞であるが、そこに出てくる「酔い話」は演歌・歌謡曲では目新しい言葉、と作曲を担当した弦哲也からも高い評価を得たという。

 このカップリング曲も「オススメです」と推す真木、「この歌は今まで生きてきた時の流れ、どのような人生でも道標になる」という。

 ところで取り分け演歌・歌謡曲は、優れた詞とメロディー、そして高い歌唱力を誇る歌手の歌唱といった三つが一体となって、聴くものの心を揺さぶるものであるが、少なくとも「心紬ぎ」はまさにそれがピタリと当てはまる。

 新曲への反応も良く、「手応えを感じている」1作のようであり、真木は「お母さんやふるさとを思い描いて聴いて歌って応援してください」と呼びかける。
 



※写真・記事の無断使用はお断りします。


[真木ことみ オフィシャルサイト]
https://www.makikotomi.com/
[真木ことみ 日本クラウン]
https://www.crownrecord.co.jp/s/c01/artist/maki/news?ima=0234








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