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田中あいみ・彩青らが出演して第5回京都歌謡祭 [イベント]

彩青(日本コロムビア)田中あいみ(日本クラウン)木下結子(ホリデージャパン)まつざき幸介(日本クラウン)寺本圭佑(ユニバーサルミュージック)が出演した第5回京都歌謡祭(主催・カラオケ喫茶&スナック愛歌)が2023年9月3日、京都市右京ふれあい会館(京都市右京区)で開かれた。

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写真・第5回京都歌謡祭の出演者たち
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写真・それぞれが最新曲を披露した

 まずは出演者が1曲ずつ最新曲を歌った後に、各自の歌唱コーナーに入った。

 京都歌謡祭の第1回は2019年2月に開かれている。その時、田中あいみは地元京都の歌の上手いプロを目指す18歳の高校生として、AIMIの名前で出演している。
 今回はデビュー2年目。22年12月には第64回日本レコード大賞で最優秀新人賞を受賞した歌手として、同じ事務所の細川たかし一門の先輩歌手、彩青とともにメインゲストとして出演であった。

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写真・田中あいみ

 前作の「大阪ロンリネス」から新曲「愛の懺悔じゃないけれど」カップリング曲「あんたのバラード」などを歌った。また、「雨の御堂筋」「石狩挽歌」のカバー曲も披露した。
 このところテレビのバラエティ番組にも挑戦しており、徐々に歌手。田中あいみの顔も知られるようになってきている。そんな中、「関西でワンマンライブを開くのが夢です」と、話していた。


 21歳の彩青はデビュー5年目。16歳の時のデビュー曲、股旅演歌「銀次郎旅がらす」を尺八の演奏を交えて聴かせたほか、「沓掛道中」新曲「望郷竜飛崎」カップリング曲「津軽三味線ひとり旅」を歌った。
 カバー曲では師匠細川たかしのヒット曲「北酒場」「心のこり」を披露した。

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写真・彩青

 師匠細川たかしに弟子入りしたのは11歳の時だという。それから10年。19年12月の第61回輝く!日本レコード大賞では新人賞を受賞している実力派。「細川一門で演歌界を盛り上げて行きたい」と大きな望みを持つ。
 今年11月22日には初のアルバム「彩青 演歌・民謡〜唄の旅〜−北日本、東日本編−」を発売する。


 まつざき幸介は2月に発売した新曲「おもいで通り雨」を歌った。作詞がかず翼で、作曲は小田純平。「人生を歌った心に染みる歌です。うれしさ切ない思い出が通り雨のように過ぎてゆく」と、歌の内容を解説するまつざき、小田のメロディにのせて淡々と聴かせた。
 カップリングの「ふるさと川」も併せて歌唱。

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写真・まつざき幸介

 デビュー18年目になる。小田純平門下の歌手である。全国に女性ファンが数多くいるが、去年リリースした「悲愛」も歌った。タンゴのメロディで、悲しい女心を情熱的に表現するのはまつざきならでは。
 彼の代表曲とも言えるのが「雨音」。酒場でひとり雨音を聞きながら、昔に思いを馳せる男の姿を歌った。

 
 木下結子は2度目の出演。今年9月でデビュー40周年を迎える。40年の歌手人生の転機ともなった1曲が「ウヰスキー」。人生はいつでもやり直しが効くという高畠じゅん子の詞が聴くものの心を揺さぶる。
 「3年前に還暦を迎えましたが、たくさんの人たちのご縁をいただき、ここまで歌うことが出来ました」と感謝の想いを述べた。

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写真・木下結子

 木下と言えば忘れてはいけないのが、デビュー曲の「放されて」と、デビュー5年目で出した「ノラ」であろう。取り分け「ノラ」は18人の歌手がカバーするほどの名曲。この日の出演者の1人、田中あいみは最新のカバー歌手だという。
 歌謡祭ではこれらと共に、去年9月に出した新曲「百滝桜」も聴かせた。


 寺本圭佑はデビュー13年目。年間1300ヶ所でのライブ・コンサートをこなし、〈歌う宅配便〉の異名を持つほどのパワフルな歌手である。「来年までスケジュールはいっぱい」と本人がいうほど、ひっぱりダコの人気者である。
 小田純平の門下に入って12年。すでに28曲の小田作品をリリースしている。

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写真・寺本圭佑

 この日は前作の「望郷本線」から歌い、「月灯りのルンバ」「ひとりにしない」のギターバージョンを歌唱。
 そして約1年3か月ぶりのシングル「折鶴夜曲」も歌った。4年前に移籍したユニバーサルミュージックで3枚目のシングルである。
 寂しさがひときわ際立つ秋の夜には涙も誘うこの作品は、最愛の人に先立たれた想いを折鶴に込めている。

 この歌謡祭ではまた、彩青がはかま姿で「ジェニ・ジェニ」を歌ったなど、寺本圭佑はエルヴィス・プレスリーの「監獄ロック」、木下結子はポール・アンカの「ダイアナ」まつざき幸介が日本では尾藤イサオが歌った「悲しき願い」田中あいみはコニー・フランシスの「バケーション」と、それぞれが1950年代〜60年代のアメリカンポップス・ロカビリーを披露した。

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