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竹川美子(日本クラウン) 「片恋おぼろ月」 デビュー15周年記念第2弾シングル 艶っぽさを増した純和風な艶歌 [インタビュー]

竹川美子.jpg◆作曲家叶弦大に弟子入りして20年間住み続けた静岡・伊豆長岡の町を離れて、2018年1月から東京都内に移り住んでいる日本クラウンの歌手、竹川美子。今までの新幹線移動やホテル泊からも解放されて、コンサートや観劇、歌手仲間との付き合いなど自らに刺激を与えるゆとり時間に当てている。歌への影響も大きいようで、5月に出した前作にも増して艶っぽい純和風な新曲「片恋おぼろ月」にも「変化が現れているようです」と、表情は明るい。


竹川美子・片恋おぼろ月.jpg









 表情が柔らかくなったよ。あか抜けしたね。一体どうしたの? 最近、竹川美子に会った人たちは口を揃えてそのように指摘する。
 「気持ちが柔らかくなったように思うんです。伊豆長岡で暮らして、いろんな人生勉強をさせてもらいましたが、どこか縛られている自分がありました」

 東京ー静岡県・三島の新幹線移動。仕事で遅くなったり、朝が早い場合にはホテルに泊まる。こんな生活が続いてきた。ところが新幹線の時間は気にしなくて良くなったし、プライベートな時間をたくさん持てるようになった。
 「自宅周辺をウオーキングしたり、新しいお店を見つけたり、歌手友達と食事に行ったり、観劇したりと、新鮮な気持ちです」

竹川美子2.jpg そうした変化が歌に好影響をもたらしているようだ。
 前作の「船頭さん」は、和のテイストが入った古風な作品だった。さらに和の色合いを強めたのが、今年5月2日に出した「片恋おぼろ月」である。しかも「チントンシャンの小唄端唄の世界で、今までにない艶っぽさ」(竹川)が際立つ。

 20年間住んだ伊豆長岡は温泉町で、かつては芸妓も400~500人もいたと言われる。今はその数も10人程度までに減っているそうなのだが、竹川は「そうしたお姉さんたちの稽古風景を見たり、お座敷を体験したりと和の世界に触れてきた」ことが、今、歌の表現に役立っている。

 新曲の「片恋おぼろ月」では、芸者歌手として名を馳せた市丸の動画をYouTubeで見て聴いて、〈チントンシャン〉の世界に近づこうとした。
 「以前からテレビ見たことはありましたが、改めて動画で勉強しています。お姉さんたちの近くで生活してきて、芸妓への世界にも憧れはありましたね。それでもスカウト話はなかったですね」


 伊豆長岡では7月7、8の両日、今年で83回目になる源氏あやめ祭が行われる。毎年、これに参加している竹川は、祭り2日目の8日に純烈(日本クラウン)真木ことみ(同)と一緒に出演して「片恋おぼろ月」など歌を披露する。
 伊豆長岡など3町が合併して誕生した伊豆の国市の市制10周年を記念して、2014年には北川大介とデュエットした「伊豆の国音頭」もCD化されているなど、長年住んだ伊豆長岡とは、東京に拠点を移したというものの、歌手の原点であることには変わらないようである。



 前作では屋形船で新曲をお披露目するイベントを東京都内で行なっているが、今作ではそうした予定はないそうである。

 竹川は「『片恋おぼろ月』は季節は春の歌ですが、秋にお月見の会をしたねって提案しているんですよ」と、6月30日には六本木ヒロシ、これが落語デビューという知里(日本クラウン)らと落語と歌のイベントを東京・南小岩のCDショップ名曲堂で開く。好奇心旺盛な彼女が始めた落語の会。その上達ぶりが見ものである。彼女の落語の師匠、古今亭志ん五もゲスト出演する。





[竹川美子 オフィシャルサイト]
http://www.havmercy.co.jp/takegawa/pg313.html
[竹川美子 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/takegawa/whats.html






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