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KBA中九州地区大会、壹岐さんなど11人が最優秀賞  キングレコードの岩本公水がゲスト歌唱   熊本・森都心プラザホール [カラオケ]

キングレコード歌謡文化アカデミー(KBA、三田誠理事長)のカラオケコンテスト「2018 キングレコード歌謡選手権」の中九州地区大会が、2018年6月2日、熊本市の熊本森都心プラザホールで行われた。35歳以下のプラチナコースから75歳以上のゴールドコースまで93人が出場し、壹岐享矢さんなど11人が最優秀賞に選ばれ、10月28日に東京で開かれる全国決勝大会への出場権を手にした。キングレコードの岩本公水によるミニライブも行われた。

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2018 キングレコード歌謡選手権中九州地区大会での入賞者とゲストの岩本公水(中央)

 今年の キングレコード歌謡選手権の最初の会場となった熊本森都心プラザホールには、たくさんの歌好きが詰めかけ、出場する93人の歌唱を応援していた。

 各賞の受賞者と歌唱曲は次の通り。
プラチナコース
最優秀賞:壹岐享矢(ありがとう・・・感謝)

エメラルドコース
最優秀賞:南里典子(この・・・駅で)森本しのぶ(美唄の風)菊池安佐子(バーボン・ダブルで)
優秀賞:西岡和也(人生花暦)長谷川信子(ホタルの恋)福田恭子(雪の絶唱)山下浩一(あなたは雪になりました)

サファイアコース
最優秀賞:酒見昭子(暗夜行路)中川妙子(阿吽の花)金光聖次(忍び川)
優秀賞:坂本栄子(会津追分)田中洋子(マリーゴールドの恋)福園七男(おしどり人生)藤本五月(雪虫)

ダイヤモンドコース
最優秀賞:堂園孝志(道ひとすじ)平川憲一(雨の船宿)
優秀賞:中川節子(思い川)山本輝博(島唄)織方政隆(道ひとすじ)

コールドコース
最優秀賞:東島俊郎(南部蝉しぐれ)緒方洋三(男の酒場)
優秀賞:杉山正人(湯の町哀歌)森下孝博(夢千里)大城戸壱(エピローグ)黒田春代(男の海峡)
審査員賞
今本恵憲(大空へ)吉田まゆみ(紅いブルース)堀頼太(奏)

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ゲストコーナーで歌う岩本公水

 ゲストコーナーでは、岩本公水がミニライブを開き今年1月に出した「雪の絶唱」などを歌った。


 今年のキングレコード歌謡選手権は全国9会場で地区大会が行われ、年代別に6コースに分かれて歌の上手さを競う。各会場で最優秀賞に選ばれると、グランドチャンピオンを決める全国決勝大会に出場できる。2012年には当時高校生だったキングレコードの水城なつみがグランドチャンピオンに選ばれ、プロへの切符を獲得している。

 今年の全国決勝大会は10月28日に東京・芝のメルパルクホールで、新曲「哀しみのコンチェルト」が好評な秋元順子(キングレコード)をゲスト歌手に招いて行われる。


この後の地区大会の日程と会場、ゲスト歌手
四国地区:6月9日 松山市・総合コミュニティーセンター 永井裕子
中国地区:6月16日 広島市・東区民文化センター 夏木綾子
北関東・東北地区:6月30日 さいたま市・大宮ソニックホール小ホール 水城なつみ
近畿・東海北陸地区:7月14日 大阪・守口市・エナジーホール 北野まち子
南関東地区:7月21日 東京・江東区・江東区文センター 井上由美子
北海道地区:7月28日 札幌市・かでる2・7かでるホール 水田竜子
南九州地区:8月5日 鹿児島市・かごしま県民交流センター 岡ゆう子
北九州地区:8月26日 福岡市・パピヨン24ガスホール 北川裕二

全国決勝大会:10月28日 東京・芝・メルパルクホール 秋元順子



[キングレコード歌謡文化アカデミー]
http://www.kingrecords.co.jp/KBA/






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もず唱平作詞家50周年記念スペシャルコンサート  川中美幸・鳥羽一郎・鏡五郎・松前ひろ子・長保有紀・三門忠司・成世昌平・塩乃華織・高橋樺子  もず作品を歌う  大阪・枚方市民会館 [コンサート]

「釜ヶ崎人情」「花街の母」など数多くのヒット曲の作詞者として知られる大阪在住のもず唱平作詞家50周年を記念したスペシャルコンサート第5弾が、2018年6月5日、大阪府枚方市の枚方市民会館で開かれた。もずの愛弟子や詞を提供する演歌界のトップ歌手9人が作品を歌い、50年という長いキャリアに敬意を払った。もずは「師匠である詩人の故・喜志邦三先生がいなければ、この日を迎えることは出来なかった。ここまで来られたことを心の中で先生へ報告しています」と話し、これからの作詞活動へも意欲を示した。

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もず唱平(左から2人目)と作詞家50周年を祝う出演者たち
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勢ぞろいした出演歌手

 去年9月から行われてきたスペシャルコンサートは、もずが42年間住み続けている枚方市にある市民会館での開催が最終会場となった。出演歌手も川中美幸(テイチクエンタテインメント)鳥羽一郎(日本クラウン)鏡五郎(キングレコード)松前ひろ子(徳間ジャパンコミュニケーションズ)長保有紀(日本クラウン)三門忠司(テイチクエンタテインメント)成世昌平(日本クラウン)塩乃華織(同)高橋樺子(徳間ジャパンコミュニケーションズ)のもずに縁がある9人。地元市民をはじめ出演歌手のファンなど、会場いっぱいの約1500人が詰めかけた。

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川中美幸
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鳥羽一郎

 オープニングは出演者それぞれが、もず作品のオリジナル曲などを聴かせた。
 鳥羽一郎は大阪・岸和田市にある漁港、春木港を歌った「泉州春木港」(1992年)とアルバム収録曲の「メリケン波止場」(2008年)を歌うと、川中美幸「宵待ちしぐれ」(2002年)と、17歳の時に春日はるみの名前でワーナーパイオニアからのデビュー曲「新宿天使」(1973年)を選んだ。

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鏡五郎(左)と松前ひろ子

 このほか、もずのリクエストに応えて鳥羽が「虫けらの唄」(1979年)を、川中も「浪花人情ラムネの玉やんの唄」(1984年)を歌った。もずとは39年の付き合いになるという鳥羽は「まだ故・船村徹先生の付き人をしていた頃に、関西に来ると必ずもずに会っていた」と振り返っていた。

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鳥羽一郎と想い出を語るもず唱平(左)

 作詞家もず唱平の誕生は、渋谷天外の元で目指していた劇作家への道を断念したところから始まる。その後に詩人の喜志邦三に師事するのだが、その時、もずが喜志に放った言葉が「作詞家にでもなろうと思う」だった。その不遜な一言に喜志は「でもで出来る仕事はないよ」と穏やかに返したという。
 それをきっかけに本格的に作詞家への勉強をすることになるのだが、なかなか目が出ない。そんな時に飛び込んできたのが、河内音頭の音頭取りであったが、その実、月の大半を釜ヶ崎で労務者として働いて生計を立てていた三音英次から「歌を書いてくれ」といった依頼だった。

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長保有紀
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三門忠司
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成世昌平

 もずの作品の多くは浪花を舞台にし、そこに暮らす人々の人情や街の佇まいが登場している。しかも資料を丹念に調べた、事実に基づくノンフィクション的な内容というのが特徴である。三音に書いて、後に60万枚ともいわれるヒット作になった作詞家デビュー曲「釜ヶ崎人情」(1967年)でも、実際に釜ヶ崎へ足を運び、蚕棚と呼ばれる1泊50円だった三段ベッドの宿泊所で南京虫に悩まされながら、日雇い労務者の苦悩を取材している。

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塩乃華織(左)と高橋樺子

 この日、鏡五郎が歌った「花火師かたぎ」(2015年)や成世昌平「はぐれコキリコ」(2002年)塩乃華織「ほっといてんかあんな阿保」(2013年)高橋樺子「がんばれ援歌」(2011年)も、そんな1曲である。
 また三門忠司「雨の大阪」(1991年)長保有紀「人生(ブルース)」(2016年)松前ひろ子「銀座小路」(2015年)と、それぞれもず作品を歌った。

 もずは「このように皆さんに祝っていただいて感謝に堪えません、長年住んでいる枚方市民のコーラス歌も2、3作書いているが、いちか世に出せるとうれしい」と話していた。









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