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歌謡フェスタゴールデンライブ、ファン・カヒ、長山悦子、高橋樺子、松山ひろしが出演 [ライブ]

ファン・カヒ、長山悦子、高橋樺子、松山ひろしの4人が出演した7月の「歌謡フェスタゴールデンライブ」が、大阪府八尾市のJOKホールで開かれた。

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写真・勢ぞろいした7月の歌謡フェスタゴールデンライブの出演者たち


 7月5日に1年7ヶ月ぶりに新曲「哀しみのエゴイスト」を出したファン・カヒ(日本クラウン)は、自身の作品では初めてというブルース調の作品を披露した。
 「大好きで一緒になったけれど、別れてしまった2人。下手な生き方しか出来ない、と嘆いてももう遅い」といった歌のストーリーは、彼女の新たな魅力を感じさせる。

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写真・1年7ヶ月ぶりに新曲を出したファン・カヒ

 彼女は11月にデビュー7年目を迎える。新曲はデビュー曲「Jealousy」から7枚目のシングルになる。今までの楽曲では歌って踊ってきたが、今回は「踊りは控えて哀しみの感情を表す」という大人っぽさを感じさせる。

 久々の新曲によって明るい表情を見せたファン・カヒ。「この間に日本語も上手くなりました」と笑顔で、カップリング曲の「最愛」も聴かせた。


 このイベントに初出演の長山悦子(キングレコード)は東映の女優から村田英雄の付人、地元兵庫・たつの市での小学校教諭を経て歌手デビューという経歴。
 この日は自身が作詞したデビュー曲「城崎ふたり」などを歌った。

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写真・長山悦子

 高橋樺子(UTADAMA MUSIC)は去年、作詞家もず唱平が沖縄に設立したレーベン会社に移籍。活動拠点も沖縄に移している。「沖縄音楽をミックスさせた新しい音楽を作る」ことを目指している。

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写真・高橋樺子

 その熱い想いをのせた移籍第1弾の「さっちゃんの聴診器」4月にリリースした新曲「ウートートゥ」さらにデビュー曲の「がんばれ援歌」も元気いっぱいに聴かせた。


 東大阪市のCDショップミヤコ瓢箪山と共に、この歌謡フェスタを主催している松山音楽事務所(東大阪市)の代表者で歌手のは、この日、会場に顔を見せたもず唱平の代表作品「釜ヶ崎人情」や、オリジナル曲「人生夢勝負」を歌った。

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写真・松山ひろし

 松山は8月20日、同じ会場でゲストに歌手北川紀恵を迎えてファン交流会を開く。

※写真の無断使用はお断りします。








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青木美香子、麗しき歌のメリーゴーランド ニューアルバム「いつか来た道・心の詩」発売記念 近鉄アート館 [コンサート]

◆歌手の青木美香子がニューアルバム「いつか来た道・心の詩」の発売を記念したコンサート「麗しき歌のメリーゴーランド」を2023年7月15日、大阪市阿倍野区のあべのハルカス近鉄アート館で開いた。アルバム収録曲の「津軽海峡左きき」など全19曲を歌って、青木は「健康で歌える事に感謝して、次のライブに向けてワクワクしながら、準備を進めます」と話していた。

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写真・ニューアルバム発表兼ねたコンサートを開いた青木美香子


 関西の歌謡界で特異な存在感を示す青木美香子は2018年からちんどんパフォーマーの林幸治郎のプロデュースで、年間20回の「日本語ジャズライブ」を大阪・梅田で開く一方、あべのハルカスのライブハウス・スペース9では毎週、林とコラボして歌うちんどんエンターテイメントショー「ちんどん演芸館」に参加している。

 コンサートの会場である近鉄アート館は、ニューアルバムの収録曲などの生歌を聴こうという人たちで320席はほぼ満席。

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写真・衣装も次々と変えるなど目を楽しませ位くれた

 アルバムは7月12日から、オリジナル曲2曲とそりカラオケ曲を含めて16曲が全世界の音楽配信サイトから配信されている。
 その収録曲は「あなた」(ジャズバージョン)「ルビーの指輪」「いとしのエリー」「ちいさな恋」「ルパン三世のテーマ」などカバー曲14曲と、「津軽海峡左きき」「ひまわり〜心の花」の新曲2曲。

 この日はこの中から9曲を披露した。「愛燦燦」は福井市在住のゲスト小林寛明さんが演奏する二胡の悲し気な音色に合わせて歌った。
 青木はまた、新たに始めたミニハープの演奏も披露してみせた。

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写真・二胡やミニハープを用いての歌唱も

 もう1人のゲスト、ツカムが作詞・作曲した「津軽海峡左きき」は、♪ 君といつまでも なごり雪見てたら 〜 といった具合に、最初から最後まで70年代80年代のヒット曲のタイトルが散りばめらたパロディソングである。

 ツカムは青木とは大阪市内の小学校で同級生であったという間柄。作詞家吉岡治に10年間師事していたという音楽家である。

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写真・新曲「津軽海峡左きき」を作詞・作曲したツカムさん(左)とちんどう通信社の林幸治郎

 コンサートはベース、キーボード、ドラムの3人構成のバンドスイートメモリーズの演奏で進められた。
 そんな中で青木は次々と変わる衣装に加えて「パフォーマンス・音響・照明などを含めて、世代を超えて楽しんで頂けるコンサートを心がけました」という。

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写真・次のコンサート・ライブへの意欲を見せた

 ファンからも「明日からまた、頑張って仕事が出来る」とか、「落ち込んでた友達を連れて来たら、パワーがもらえて笑顔になってもらえた」などの声も寄せられるなど、集まった人たちは楽しいひと時を過ごしていた。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[青木美香子 オフィシャルサイト]
http://aokimikako.com/








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越前二郎、ギタリストの斉藤功とふるさとコンサート 福井・敦賀 [コンサート]

◆福井を拠点に全国で活動している歌手、越前二郎(ホリデージャパン)が2023年7月9日、出身地の福井県敦賀市の市民文化センターで、6月28日にリリースした2枚のシングル「越前竹人形」「祇園白川」の発表会を兼ねた「斉藤功&越前二郎 ふるさとコンサート 〜歌は心でうたうもの〜 」を開いた。

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写真・デビュー曲から新曲までを熱唱する越前二郎


 越前二郎は作曲家船村徹にスカウトされ、高校卒業後に上京して内弟子として師事した。1985(昭和60)年に「越前恋唄 / 母恋グラス」でデビューしている。
 船村には「楽曲に応じて歌い方を変えなければいけないよ」と教えられたものの、歌のレッスンを受けた記憶はないというから、これは唯一歌について教えられた事なのかもしれない。

 今年でデビューして39年である。この間、愚直に歌と向き合ってきた人、そんな印象を受ける。デビューして初めての仕事は、この敦賀市民文化センターだったという。

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写真・デビュー39年の植福を受けての歌唱

 この日のコンサートでは、そのデビューお披露目のステージに想いを馳せながら、「越前恋唄」「母恋グラス」も聴かせると、客席からは「待ってました」の掛け声がかかった。
 いずれも船村徹が作曲した楽曲であった。船村が初めて越前の歌を聴いて、その場で星野哲郎に電話をかけ、「新人を見つけた」と知らせているが、その星野がデビュー曲の詞を書いている。

 新曲「越前竹人形」は原田ヒロシが作詞・作曲し、コンサートでギター演奏を聴かせたギタリストの斉藤功が編曲をしている。水上勉の同名小説に影響されて原田が温めていた作品である。
 カップリングはデビュー曲の「越前恋唄」を収録している。

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写真・原田ヒロシ(左)と新曲について語る

 もう1枚の「祇園白川」は作詞が丘まり子、作曲の編曲は「越前ー」と同じである。京都・祇園を舞台にしているが、どちらも悲しい恋歌である。
 カップリングはかつて若原りょう(テイチク)が歌った作品「ゆうこ」で、作詞・作曲は原田ヒロシで、編曲は斉藤功。ムード歌謡で越前の新たな魅力を感じさせている。

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写真・たくさんの船村作品をカバーした

 新曲からデビュー曲など全10曲を歌った越前のオンステージでは、彼の名前を全国に知らしめる事になったという、懐かしい「ひとり歩き」も聴かせた。

 また斎藤功のギターとのコラボでは船村徹作品ありがとうの数々を歌い、春日八郎の「別れの一本杉」も。越前は「39年目にしてようやくこういう先生の名曲を歌うことが出来ます」と感慨深気であった。

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写真・越前二郎と斉藤功のコラボ


※写真・記事の無断使用はお断りします。








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