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KOBE流行歌ライブ 150回記念 清水博正、まつざき幸介、Kenjiroが出演 [ライブ]

◆第150回KOBE流行歌ライブが2017年3月9日、神戸市中央区の神戸ハーバーホールで開かれた。出演したのはテイチクエンタテインメントの清水博正、日本クラウンのまつざき幸介、テイチクエンタテインメントのkenjroの3人。

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左からまつざき幸介、清水博正、Kenjiro

 デビュー10年齢目になる清水は、2月22日に出したばかりの「人生一番」とカップリングの「小窓の女」などを歌って、得意の話術で会場を沸かせていた。

 1年9ヶ月ぶりに出演したまつざき「かたぐるま」とカップリングの「待ちくたびれて」などを歌った。Kenjiroは2016年8月リリースの「泥舟」などを歌った。





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演歌ジャックス 「京都の恋」「京都慕情」の渚ゆう子、好調「北上川」の野村美菜がゲスト 4月放送分を収録 [テレビ]

◆奈良テレビ放送、J:COM関西などで放送中の演歌情報番組「演歌ジャックス」の2017年4月放送分の収録が同3月8日、大阪市内で行われた。ゲストに大ヒット曲の「京都の恋」「京都慕情」などで知られる渚ゆう子、ふる里東北を歌った「北上川」のリリースに合わせて4度目の改名をした野村美菜が出演。レギュラー陣では林よしこ、MARI、小川リエ、山田壽一、生駒尚子、松本恵美子などが顔を揃えた。


 今年、歌手生活50周年を迎えている渚ゆう子。1970年に東芝音楽工業(現・ユニバーサルミュージックジャパン)から出したベンチャーズ作曲の「京都の恋」「京都慕情」が大ヒットし、合わせて300万枚を売り上げたとも言われている。翌年の「さいはて慕情」もブレイク。70年代を代表する昭和歌謡歌手のひとりとなった。

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渚ゆう子

 この日は「京都の恋」と前年に出した「二人の大阪」の2曲を歌った。去年までベンチャーズの日本公演に同伴していた。全世界に知られたベンチャーズとハワイアン出身の渚のコラボで出来あがった大ヒットだったが、今、静かなブームになりつつあるのが、それを出す1年前にリリースしていた「二人の大阪」である。

■再び話題の「二人の大阪」

 和田弘とマヒナスターズの前歌を歌っていた彼女が「これを最後に歌手を辞めて結婚しよう」と思って出したのが「二人の大阪」だった。ところがそこそこ売れて、次作の「京都の恋」につながったことが人生を変えた。
 その「二人の大阪」は、1番から3番まで大阪の地名が随所に出てくる、しっとりとした恋のご当地ソングで、作詞の辻本茂は「大阪・ミナミのレコード店の人」(渚)という作品。♪ 難波駅から橋筋あたり ~ で始まるこの歌が今、カラオケでリクエストする人が増えているという。

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カラオケで歌う人が増えている「二人の大阪」

 一度は辞めようと思った歌手生活も50年目を迎える。渚は「手術を経験したり父母を亡くすなど大変な半生であった」と振り返るが、「好きな歌を歌い続け来られたことは感謝に尽きる」とも。
 その歌を続けられた秘訣を訊ねられると「いつも素直な気持ちにいたことですね。飾らずにおおらかな気持ちでいることでしょうか。今も亡くなったお母ちゃんがいつもそばにいてくれるのも、頑張れる秘訣」と話していた。

■スケール大きく歌う「北上川」

 もうひとりのゲスト、野村美菜は元日本コロムビアの三代目コロムビアローズ。今回、1月11日に新曲「北上川」を日本クラウンから出すにあたって4度目の改名をした。今作がふる里の川を舞台に歌っていることから、菜の花のように美しい子であるようにと名付けてくれた両親の想いを大切にして本名に替えた。

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野村美菜

 身長150センチと小柄で「周りからは小動物って呼ばれるんですよ」と笑わせるが、低音で歌う歌はダイナミック。

 10周年記念曲としてに出した「矢作川」さらに「千曲川哀歌」に次ぐ今作は1月11日の「川の日」に出した川シリーズ3部作の第3弾。
 「北上川は盛岡、平泉、宮県県、石巻湾の流れる東北一の雄大な川です。その川のように
スケールの大きなリズムに乗って、恋の未練を断ち切る女性の悲しさを歌っている」

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 そのゆったりと流れる大河のように「ロングトーンでたっぷりと歌うように心がけて、事前のレッスンも行いました」とし、そのための体力作りも「デビュー当時から続けているジムに通って2時間程度のウォーキングをしたり、たんぱく質をたくさん摂る食事を心がける」などしてきた。
 そんな野村が歌う「北上川」は、彼女の特徴でもある低音で歌い上げる。

 野村は「演歌ジャックス」には初出演。2004年に「出港5分前」でデビューして13年になる。来年はデビュー15周年へ向けての「大事な年になることから、ふる里を歌った『北上川』でさらにステップアップしていきたい」と抱負を語っていた。

■多彩なレギュラー陣

 「演歌ジャックス」はこうした魅力あるゲストとともに、多彩な関西を地盤に活躍するレギュラー歌手たちも見逃せない。

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MARI(左)と山田壽一

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小川リエ(左)とTAIKI

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生駒尚子(左)と松本恵美子&長島一枝

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林よしこ(左)と石井夕起子

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名代ゆう

 「淀川みれん」のカップリング曲「ときめいて」を歌った林よしこ、「風ごよみ」「愛しくて切なくて愛は 」の山田壽一、「青い薔薇 La rosa azil」の花咲里佳、「洞海湾花しぶき」などの石井夕起子、「情ッ張り太鼓」などの名代ゆう、「浪花の一番星」の小川リエ、「アイ リメンバー ユー」のTAIKI、「浪花の女房」の生駒尚子松本恵美子と長島一枝の「女の日本海」、そして演歌ジャックス期待のMARIは「小指の思い出」などをカバーした。

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番組の司会者・小池史子(左)と今年10月に難波・イエスシアターで
上演される芝居「だんじり囃子」に出演するファンキー・コバ(=右=小林和由)。
中央は林よしこ。


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西川ひとみ(徳間ジャパンコミュニケーションズ)  移籍第1弾「望郷おんな花」  自身初の唸り演歌  やって来たチャンスを予感 [インタビュー]

西川ひとみ.jpg◆巡ってきた大きなチャンスをしっかり掴んで大輪の花を咲かせますーと、意気込むのは徳間ジャパンコミュニケーションズの歌手、西川ひとみ。2017年2月8日に出した新曲「望郷おんな花」は、彼女が初めて唸りを取り入れた本格演歌。東京での店頭キャンペーンでは予想以上の成果をみせるなど、1ヶ月足らずでCDの販売枚数は大きく伸びているという。


西川ひとみ・望郷おんな花.jpg










 デビューして23年目になる。そのうち7年間は歌手生活を休止している。
 日本クラウンから1994(平成6)年に、関西汽船50周年記念曲として出した「別府航路」がデビュー曲だった。高校時代から地元熊本県八代市から東京へ通ってレッスンを受けていた。それを経て、ようやくデビューしている。ところが4年後、脳梗塞に倒れた母親の介護のため、せっかく手にした歌手を休業する事態に陥ったのである。

 幸いにも母親は快復して、介護の手から離れたこともあって、2006(平成17)年には復帰を果たす。日本クラウンから「ゆうすげ雨情」で再デビューにこぎつけたのである。カップリングにはデビュー曲の「別府航路」を再収録して再起を期した。
 復帰2曲目の「寄り添い花」は「そこそこ売れた」(西川)が、翌平成20年にホリデージャパンに移籍。その第1弾となったのが実母を歌った「母恋たより」で、今もキャンペーンなどでも歌い続けている。


西川ひとみ2.jpg 今年、徳間ジャパンへ移籍したが「今までは波乱に満ちた歌手人生」と、自ら振り返るほどである。
 「デビュー曲の失恋ものをはじめ可愛い女性路線、さらに不倫もの母ものなど、いずれもしっとり演歌ばかりを歌ってきたんです。ところが本来のわたしは失恋しても後を引かない、サッパリとした男のような強い性格なんです」

 いつかそんなきっぷのいい女性を歌ってみたい、と思い続けていた。それが今回の移籍で実現する。移籍がが決まった西川のディナーショーを、東京都内の会場で見ていた作詞家の志賀大介が「彼女はしっとり演歌の路線ではないよ」と言って書いたのが「望郷おんな花」だった。

 しかもそれが、今まで西川が感じたことのない手応えを実感させているのである。「これはいける。もしかすると・・・一生のうちでもそう多くはないチャンスなのかもしれない」。
 そのように彼女が胸を高鳴らせるのには理由がある。発売直後に東京のCDショップ3店舗で行った店頭キャンペーンでは「300枚ものCDが売れた」(西川)というのであるから、確かにうなづける。しかも発売1ヶ月間では1万枚に迫る勢いだともいう。

■浪曲師のDNA

 西川が初めて歌うという唸り演歌「望郷おんな花」は、5行詞の最初の3行は語るように歌っている。ところが4行目の後半からは「一転して、2階3階席まで届くようにぶつけるように歌い、5行目の ♪ こころは錦の ~ は、さらにスケールを大きく歌い上げます。歌っていて最も気持ちのいいところですね」と西川。
 ここが聴くものの胸に響き、CDの販売にもむすびついているようだ。

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 西川の父親は松平円十郎という浪曲師であった。浪曲は習ったことがないとはいうものの彼女は「DNAは受け継いでいるのでしょうか。『望郷 - 』にある浪曲の節回しなどは自然と出てきました。レッスンでは『くさく歌って』と注文がありましたが、その<くさく>は節回しなんですね」と、子どもの頃憧れていた 都はるみのように唸り演歌を自分のものへと昇華させようとしている。

 しっとり演歌から唸り演歌へと変えた西川は、今回、移籍するにあたって3ヶ月で10キログラムのダイエットを成し遂げている。ディレクターからの注文に応えたというのだが、好きな日本酒も断ち、トマトを食べ続けて、見違えるようになった。衣装の和服を着た姿も「きれいに品の良い着姿になりました」と西川は笑う。

■関西でも知名度アップへ

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 3月6日から8日まで 関西キャンペーンをこなした。期間中には大阪では初めての店頭歌唱キャンペーンも行なって、次のステップへの足がかりを作っていた西川は「関西ではまだ無名に等しいので、西川ひとみの名前をこれから広めていきたい」と、大きな声で宣言していた。



[西川ひとみ オフィシャルサイト]
http://nishikawa-hitomi.com/
[西川ひとみ 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka_top/id=8481




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みやま健二(徳間ジャパンコミュニケーションズ) ファンクラブ発足会開く 夢の実現への推進役として結束 [イベント]

◆2017年1月に発足した徳間ジャパンコミュニケーションズの歌手、みやま健二のファンクラブの「第1回ファンの集い」が同3月5日、大阪、兵庫、京都の支部長などが集まって大阪市内で開かれた。

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第1回ファンの集いに参加した人たち

 ファンクラブはみやま健二のコンサートやライブなどイベントの推進役となるほか、ファンの集いは年間3回の開催を予定している。会長には兵庫県西宮市の竹岡勝氏、事務局長に大阪府吹田市の坊修平氏を選んでいる。いずれも永年のみやまファンで、今までからイベントの世話役などをしてきた。

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みやま健二(左)とゲストの三浦潤


 この日参加したのは大阪府、兵庫県、京都府の会員20余人。みやま健二の新曲「浜撫子」「ふたりの明日」「泪橋」のオリジナル曲と、兄貴と慕う歌手。渡辺要の「大間崎漁歌」のカバー曲を聴いたり、カラオケを楽しんだ。ゲスト出演した歌手、三浦潤は、みやまと同じ京都出身で、オリジナル曲「函館から東京へ」「神戸ひとり」のほか、モノマネで集まった人たちの笑いを誘っていた。

みやま健二・ファンクラブ・竹岡勝会長2.jpg 竹岡勝会長 =写真・左= は「みやま健二さんを全国へ押し上げるように応援していきましょう」とあいさつ。
 それに応えてみやまは「夢を実現するには僕ひとりでは絶対にダメです。みなさんの協力でコツコツと前に進めていきたいです」と決意を述べた。最期に全員で「浜撫子」を歌って、次回7月の開催を確認しあった。


[みやま健二 オフィシャルサイト]
https://www.facebook.com/people/%E3%81%BF%E3%82%84%E3%81%BE-%E5%81%A5%E4%BA%8C/100007333659017
[みやま健二 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/new_release_detail/id=7699






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中西りえ(日本クラウン) 「おんな花火師 花舞台」 デビュー5周年記念曲 名前を残す歌い手にと意気込む [インタビュー]

中西りえ2.jpg◆日本クラウンの歌手、中西りえと言えば、どうしてもたくましい女性を連想してしまう。デビュー曲は男歌だったし、4曲目ではついに袴を履いている。デビュー5周年記念曲の今作「おんな花火師 花舞台」でも、襷をかけて袴といった衣装に身を固めた勇ましさを見せる。冬を舞台にした花火をモチーフに歌う新曲は、演歌と浪曲のメリハリがひときわ歌の魅力を増してくれる。中西は花開く1曲にしたいと意気込んでいる。


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 中西りえが威勢よく歌っている。「おんな花火師 花舞台」。2016年12月に発売された。彼女が歌う作品は、きりっと引き締まった格好いい歌が多からだろうか、彼女のイメージは自然と男っぽさを連想せる。今作でも「力強い歌で、りえちゃんらしいよ、といった声もたくさん寄せられています」(中西)というほどだ。

 「おんな花火師 花舞台」は、歌と浪曲が入っており、そのメリハリが魅力だとされている。ただ、メジャーからマイナーへ切り替わるそこは、レコーディング前のレッスンでも「吠えないで、放つように歌うように」とアドバイスを受けているが、その「切り替えが難しかった」と明かす。

 「戸惑いもあって、歌の内容をそしゃくするのにも時間がかかりました」

 この楽曲が出来るきっかけは、当初「浪曲のあんこが入った作品を作ろう」といった話が持ち上がったことによる。作曲家の岡千秋が先にメロディーを作り、それに万城たかしが詞を付けた。そのことからも、中西りえの力強いイメージを固めようといった狙いが見えてくるようでもある。

 元々浪曲に興味があったという中西は「唸り、セリフし、三味線のすべてが入った浪曲にこそ、音楽の原点がある」と話している。自分の歌の勉強にと、浪曲大会の会場に足を運ぶのも、そのためである。

■演歌・歌謡界に名前を残す歌手に

 中西は縁起をかついで「初」物を大事にしている。
去年はファーストアルバム「歌力」を出している。これは彼女にとって、とても大切な意味を持つ初物だった。1年にシングルとアルバムの2枚のCDを出したのは初めてだったからである。アルバムはシングル「おんな花火師 ー 」と同時発売で、オリジナル曲のほか「北の漁場」など、彼女らしさを感じさせる力強いカバー曲も収録した。

 それ以外にも去年はいろんな「初」があった。
 地元三重県伊勢市の伊勢神宮で「伊勢音頭」を初めて歌って、奉納した。また30代に突入した。もちろん初めてのことである。そして姉に第1子が誕生したというから、縁起のいい1年だったことになる。

 それらを受けて、5周年の今年、中西にとって「いろんな花を咲かせるのが目標ですが、誰もがこれが中西りえと知ってくれて、名前を覚えてもらえるように、演歌・歌謡界に名前を残したい」と、夢は大きい。




[中西りえ オフィシャルサイト]
http://www.sunnysb.jp/rie/
[中西りえ 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/nakanishi/whats.html





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みやま健二の「演歌でWARAKASU」  みやま健二の衣装の秘密を探る解体新書PART2

みやま健二のすべてを見せる解体新書PART2をお届けします。前回は大阪・平野のヘアーサロンごんさんを訪ねて、みやまさんのヘアメークの秘密を探りましたが、今回はこだわりの衣装編です。いつも見せてくれている素敵な衣装をコーディネイトしているお店へ伺ってみました。

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 みやま健二さんって白色の衣装が多いですよね。恐らく性格なんでしょうね。曲がったことは大嫌い、1度決めたことは必ず実行するといった、頑固な一面がみられますが、そんな頑固さ、律儀さが衣装にまで現れているようです。

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オシャレな平井さん(右)がコーディネイトするとこんな具合に

 みやまさんがいつも利用しているお店は大阪・上六にある「エフ メンズ・フォーマル」。ホテル アウィーナ大阪の真裏にあって、近鉄・大阪上本町駅、地下鉄(谷町線・千日前線)・谷町九丁目から歩いてすぐです。

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こんな衣装も

 そこの店長、平井康博さんがみやまさんの衣装をコーディネイトしてくれています。この日、みやまさんは次のライブの衣装を試着していましたが、少しだけ触らせてもらいました。生地の手触り感だけをとっても高級感あふれていて、こんなものを着ていたのかと驚きでした。

■みやま健二さんに素敵な衣装を提供している「エフ メンズ・フォーマル」さんのデータです。
住所:大阪市天王寺区石ヶ辻町18-15
電話:06-6771-2981
店長:平井康博
http://www.fmens-formal.com/

詳しくは動画をご覧ください。
   ↓ ↓ ↓







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花咲ゆき美(日本クラウン) 「おんな炎」 大人の女の情念に初挑戦 10月にはデビュー10周年記念コンサートも [インタビュー]

花咲ゆき美3.jpg◆2017年2月に神戸・新開地で行われた歌謡イベント「KOBE流行歌ライブ」に出演して、今までの可愛らしさから、大人の女らしさを見せてくれたのが日本クラウンの歌手、花咲ゆき美である。歌ったのは女の情念をテーマにした「おんな炎(び)」。これまで自らを映したような楽曲が多かった花咲にとっては冒険だったが「石川さゆりさんや藤あや子さんのように、女をにじみ出させる歌唱を目指してレッスンを重ねた」という。作曲の弦哲也、作詞の原文彦、いずれの作品も初めてだった。レッスンで彼らと真剣に向き合うことでも歌のテーマに近づけた。


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 今年7月でデビュー10周年を迎える。前作の「海鳥哀歌」は、等身大の女性の心のうちを歌っているが、今作の「おんな炎」は内も外も大人の女性をモデルに、その情念を歌う。

 女の情念の代表曲に良く挙げられるものに石川さゆりの「天城越え」がある。と言っても正直、何を情念というのか判然としない。それを花咲は「一言でいうと、愛と憎しみでしょうか」とみる。
 今年9月で36歳になる彼女は、自分が歌う女は、まだまだ子どもが歌っているようだと悩んだ。

 彼女はデビュー前の2002年から作曲家の新井利昌に師事して、レッスンを受けてきたが、今回初めて師匠以外にレッスンを求めた。それだけ大人の女の情念が彼女に大きくのしかかってきたのである。
 「大人っぽくするために弦先生にも指導を受けました。吐息混じりの歌唱や低音の厚み・重みを出してみたり、藤あや子さんをイメージして歌って魅力を出す工夫もしてみました」と、あれこれ試みている。

花咲ゆき美.jpg 10年目にして通算12枚目のシングルで、思わぬ努力を重ねることになった。弦のアドバイスに真剣に向き合うことで、テーマに近づけたようだ。この歌の主人公は45歳から50歳といった年齢層だという。「女性は(幾つになっても)男性から愛されたいのですが、この歌の主人公は自分が相手を愛するといった気持ちの方が優っているんですね」(花咲)。
 そんな燃え上がるような女の情念を、情感込めて歌い上げる花咲の表情にそれを感じた。

 4年1ヶ月ぶりの出演だったというKOBE流行歌ライブでは、新曲「おんな炎」のほか、小林幸子の「雪椿」もカバーして聴かせた。小林もまた情念の表現には光るものがある。それだけに花咲は「(歌うのに)緊張したけれど、歌の内容が苦労した母とも重なって、ゆったりと歌うことができました」と、4年前よりもずっと大人になったステージを披露していた。




 カップリング曲の「揚羽蝶」は下地亜記子作詞、弦哲也作曲である。編曲は「おんな炎」と同じ川村栄二。3拍子のワルツのメロディーだが、弦からは「スウィングジャズのように歌って」と、アドバイスを受けている。
 「先生からお手本となる歌唱を聴かせてもらい、それを真似て歌っています」と花咲。

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 今年は「この『おんな炎』に勝負をかけたい」と意気込む花咲、歌以外にもいろんなものに挑戦していくという。2017年7月に東京・立川の立川パレスホテルで10周年記念ディナーショーを開くほか、同10月8日には、東京・日本橋の日本橋三井ホールで10周年記念コンサートも予定している。



(撮影は2016年です)


[花咲ゆき美 オフィシャルサイト]
http://ameblo.jp/yukimi-hanasaki/
[花咲ゆき美 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/hanasaki/whats.html




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井上実香のおじゃましまんにゃわ~  井上実香の新曲「有りン子」  いよいよ3月8日に発売  21日には道頓堀SUPWER歌謡劇場で発表会

◆キングレコードの歌手で、竜じぃの名前で知られた元吉本新喜劇の役者、井上竜夫の娘でもある井上実香が、いよいよ2017年3月8日に5枚目のシングル「有りン子 / ナイト大阪」を出します。そこで今回の「井上実香のおじゃましまんにゃわ~」では、新曲の魅力をたっぷりとお届けしたいと思います。CDはすでにCDショップなどで予約受付中です。

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新曲に意欲を見せる井上実香

 主人公の女性は自分のことを<あたい>と言います。姉ご肌のところがある主人公は、ちょっと気弱な彼氏に「人生いろいろとあるけれど、同じ痛みが分かりあっている2人だから一緒に頑張って行こうよ、と励ましている」といった歌です。そんな中で彼女は男性にプロポーズを促すのですが・・・。

 ワルツのリズムに乗りながら、ちょっと昭和のフォークの世界も感じさせる懐かしい雰囲気の楽曲です。
 カップリングの「ナイト大阪」は、竜じぃと実香がデュエットしています。1990(平成2)年の作品ですが、当時の竜じぃの声に、新たに吹き込んだ井上実香の歌による新録音の「ナイト大阪」が収録されています。ボーナストラックとして、竜じぃとのデュエットが出来るカラオケも収録されているのも魅力です。

 3月21日には大阪・道頓堀ZAZAで開かれる「道頓堀SUPER歌謡劇場」で、「有りン子」の発表会を開くことになっています。午後1時と同4時30分の2回公演です。
 このほか「イトーヨーカドー歌謡フェスタ2017」にも出演します。3月12日がイトーヨーカドー東大阪店、同26日はイトーヨーカドー津久野店、5月14日はイトーヨーカドー東大阪店です。いずれも日曜日で、午後1時開演です。

 父親とデュエットした「ナイト大阪」の想い出に付いて「私の歌手デビューのきっかけにもなった大事な曲ですが、父は当初、歌手志望で三橋美智也さんの大ファンでしたから、レコーディングでは緊張しっぱなしで、声もガラガラになってしまい、ビールを一杯引っかけて吹き込んでいました」と振り返っています。

 また新曲にかける意気込みに付いては「父にこの新曲を聴かせることはかないませんでしたが、父が心配してくれて巡り合わせてもらったチャンスだと思いますから、それに応えるように決してあせらずに頑張って歌っていきます」と話していました。




[井上実香 オフィシャルサイト]
http://www.geocities.jp/mika_inoue_singer/
[井上実香 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/g/gKICM-30784/


[有りン子]






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松尾雄史(日本クラウン)  「トマム絶唱」 雄大な北海道・トマムを舞台に歌う悲恋歌 [インタビュー]

◆デビュー5年目を迎えている日本クラウンの歌手、松尾雄史が2017年1月11日に出した新曲「トマム絶唱」。北海道のほぼ中央部に位置するリゾート地として知られている苫鵡(トマム)を舞台に歌う歌謡曲調の楽曲である。トマムとはアイヌ語で湿地という意味である。そこで繰り広げられる悲恋のドラマ。「何時もよりも優しく歌っている」という松尾は、今年、この楽曲にかけている。

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松尾雄史

 2014年に出した「北斗岬」は、架空の岬を歌っているものの、舞台は北海道だった。それに次ぐ北海道モノ。今回のタイトル「トマム絶唱」は、先が見えない悲恋の切ない胸の内を吐露するかのような、板橋雅弘の詞が綴られている。作曲は松尾の師匠である水森英夫。

 松尾は「今回は歌謡曲寄りの楽曲を作ってもらいました。そのため、何時もよりは優しく歌っています。演歌っぽくならないように気をつけているつもりですが、歌っているとどうしても演歌になってしまいますが」と笑う。


松尾雄史・トマム絶唱.jpg 水森からの優しく歌えというアドバイスを受けた松尾、「ボリュームを落とさず、笑って歌うことで、自ずと優しさが出る、と言われました。あれこれと試して、コレと思う歌唱でレコーディングに臨みました」とも。
 作曲家を含む制作スタッフからの要望は、それぞれの感性から発せられるものが多い。しかも1足す1は2といった、数学的な正解もないだけに、素人には理解しがたいのであるが、そこは松尾らしく、:決して哀し過ぎずに切なさを表現する。

 「楽曲をもらって、練習してレコーディングが終わるまでは、他のことは何も手がつかないんです。終るとホッとしますよ」
 録音してから発売までは、ほぼ2、3ヶ月だという。その間に、制作スタッフの要望に沿いながら歌い込むのが彼の何時ものパターンである。その間の集中度の高さは並大抵ではない。ホッと一息つくのも分かる。

■旅情感も漂う悲恋歌

 「トマム絶唱」には、ラベンダー、風吹く大地、銀河の星など、近年リゾート地として発展しているトマムのビューポイントが散りばめられ、聴く者の旅情も誘う。
 松尾が最初に詞をもらった時にはタイトルは「トマムの春」だった。ところがレコーディングの時には「トマム絶唱」に変わっていた。
 約5分間ある楽曲は1番から3番まで、夏秋冬と3シーズンを歌っていた。春だけがなかったのだが、レコーディング時にタイトルから春を取って、新たに ♪ トマムの春は 氷の下で 〜 の詞を3行加えている。
 これでトマムの四季を歌うことになった。ファンからも「歌い易い」と評判もいい。

 カップリング曲の「ラストソング」は、コンサートやライブの最後に歌う歌、文字通りラストソングとして作られたという。こちらも反応は上々だ。

 今年7月16日で26歳になる。デビュー記念日はさらに1ヶ月早い6月6日であり、その日までには「5周年を記念した、何かイベントをやりたいですね」というが、まだまだ何も具体的ではないとも。
 「5周年!? 5年前は先輩ばかりだったのが、どんどん後輩が出てくる訳で、あまり気持ちの良いものじゃないですね」
 実績を積み重ねつつある松尾だが、彼なりに想い悩む一面もあるようだ。




[松尾雄史 オフィシャルサイト]
http://matsuoyushi.com/
[松尾雄史 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/matsuo/whats.html





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黒川真一朗(徳間ジャパンコミュニケーションズ)  2月リリースの「人生酒場」  鼻歌まじりのような歌唱で余分な力を抜いて楽しく歌えると話題に 2月発売はヒットのジンクスも [インタビュー]

黒川真一朗2.jpg◆ヒット曲は2月にリリースされるんだよ ー 。作曲家の水森英夫が徳間ジャパンコミュニケーションズの歌手、黒川真一朗にそう言った。水森が手がけた作品の中でも2月発売の楽曲がヒットする確率が高いことから、縁起を担いで言ったのだ。1年半歌い、それに続くデビュー11作目となる「人生酒場 」は、水森が曲を書き、さいとう大三が詞を書いた。水森のジンクス通りに2017年2月1日に出ている。その通りになるのか「少々プレッシャー」を感じている黒川だが、 明るいメロディーに合わせるかのように「手応えは十分に感じています」と笑顔を見せる。


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 水森門下生のひとり氷川きよしがデビュー曲「箱根八里の半次郎」を出したのは2000年2月だった。そして2枚目、3枚目とシングル盤の発売は2月であり、最新曲の「みれん心」も2月と並んでいる。確かに2月リリースが売れるというジンクスの確率は高い様ようある。

 そのジンクスにあやかろうという訳でもないのだろうが、「人生酒場」が発売されたのは2017年2月1日だった。その少し前に、黒川はファンを前にそれを披露している。
 「今までと曲のイメージが変わって、皆んなと一緒に鼻歌でも歌うように歌える」と言ったファンの評価は思いのほか高かった。それに黒川は「手応えを感じています」と、ジンクスを意識せざるを得ないようである。
 「僕が歌ってきた楽曲は明るいメロディーが多いのですが、詞はどちらかというと暗い内容のものが目立っていました。今回はどちらもが明るく、人生の応援歌というか幸せ演歌ですね」

黒川真一朗.jpg

 手応えの良さの要因は、そんなところにもあるようだ。
 水森も黒川に「上手に歌おうと思わずに、鼻歌を歌うかのように楽しく歌えばいい」とアドバイスしており、それに応えて黒川も「その言葉が余分な力が抜けて歌えている」と話す。

■話す声で歌う

黒川真一朗3.jpg 黒川は水森の門下生として2003年に「家族」でデビューして、今年は14年目になる。立派な中堅歌手であるが、ごく最近まで「歌手、黒川真一朗の個性は一体何なのか、と思い悩んでいた」というのだ。「どの歌い手さんもそれぞれ個性を持っておられますが、自分にはそれがなかった。何が個性なのかが分からなかったんです」と黒川。

 悩み続けていたある日、発売前の新曲「くれない酒場」(2012年)のレコーディングの時だった。上手く歌わなくてはいけない、と思うと緊張度は高まるばかりだった。水森の「自分で歌ってみたいように歌ってみな」といった助け舟に、黒川はそれまで自ら封印していた鼻にかけた歌唱をしてみた。

 なんとそれが彼の良さを作り出したのである。
 鼻歌で歌うムード歌謡・演歌があったっていいじゃないか。デビューして10年近く経ってやっと見つけた自分の個性だった。元々、自分が普段話す声で歌うのが 、自分にも負担をかけずに、黒川の魅力につながったようだ。
 「あれこれアドバイスも受けたのですが、結局は自分で見つけ出さないといけないということが、時間はかかりましたがよく分かりました」


 今作の「人生酒場」でも、その歌唱法は生かされている。
 もともと華にかかった声で話す黒川にとって、その声で歌うことは「声を出すのも楽だし、力まないので聴く人にとっても聴きやすくなったみたいです」と、いいこと尽くめとなっているようである。

 黒川は「2月リリース楽曲はヒットするのジンクスを壊さないように頑張ります。2、3ヶ月は全国各地でキャンペーンですが、NHKなどのテレビやラジオ番組にも出演していきます」と、張り切る。

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 忙しい時間を割いて黒川は、魅せるステージを目指して、歌謡曲エクササイズを始めている。
 「演歌歌手も踊る振り付けが多くなっている」(黒川)ことから、スポーツジムで見つけたコースを受講しているものである。昭和の歌謡曲に合わせて60代の人などが踊る中に混じって身体を動かす。もう3年も続いているが、現場ではまだ披露する機会に恵まれていないと笑う 。




[黒川真一朗 オフィシャルサイト]
http://blogs.yahoo.co.jp/shinchanclub2006
[黒川真一朗 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka_top/kurokawa.html





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