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朱夏(ホリデージャパン) 新曲「アンタじれったい」を披露 大阪・上六の小さなライブハウスで ゲストに井上実香 [ライブ]

◆生まれて初めて自分のカラオケが出来たんですー。ステージで照れ臭そうにそう言って切り出したのは、2017年11月にオリジナルCD「アンタじれったい」をホリデージャパンからリリースした歌手、朱夏。ジャズシンガーの彼女が「両親が健在なうちに日本語の歌を聴かせたい」と願って実現させたものだが、その披露を兼ねたライブが、2017年12月27日、大阪・上六のライブハウス・スターライブU6で開かれた。

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「アンタじれったい」を披露した朱夏


 この日の主役、朱夏は長年、ホテルやクラブでジャズを歌ってきた。「ジャズ特有のスキャットも分からなかったが、勉強して何とか物に出来るようになったのは30代の頃」と、見よう見まねからのスタートだった。

 京都産業大学を卒業して、いきなり歌の世界に入ったが、そこはロックバンドだった。「ハラハラドキドキの繰り返しで8年間過ごした」と、手探りでの歌手デビューだった。その後、選んだのがジャズシンガーの道であった。

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 歌ってきたのは、いずれもスタンダードナンバー。歌詞は大半が外国語である。「両親はジャズはさっぱり分からないんです。一度でいいから日本語で歌って、分かってもらえる歌を聴かせたかったんです」と朱夏
 ところが出来上がってきた楽曲「アンタじれったい」は、歌詞は日本語だけどロック調だった。
彼女は苦笑いする。

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 その「アンタじれったい」を披露したのは、ライブの2部。「生バンドで歌うのは初めてでした」(朱夏)といい、この日は50人も入るといっぱいの小さなライブハウスで、パーカッション、ギター、ベース、ドラムスの生バンドが歌を盛り上げた。

 それより先、ライブの1部では、オプニングの「Hello Dolly」から「When A Man Loves A Woman」まで、ジャズのスタンダードナンバー8曲を歌った。

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井上実香
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井上康子さん、井上実香、朱夏の3人で歌う

 ゲスト出演してこの日のライブに花を添えたのは井上実香(キングレコード)。新曲の「有りン子」を歌うとともに、今年8月には同じスターライブU6で単独ライブを開催するという。
 エンディングでは朱夏は井上実香、ライブをプロデュースした元歌手の井上康子さんの3人で、キャンディーズの「ハートのエースが出てこない」などを歌って「音楽って楽しいね」と、笑顔を見せていた。

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人を温かくしてくれる音楽が大好きという朱夏

 予定の全曲を歌い終わった朱夏は「人は音楽で仲良くなり、あったかくなれます。ライブを通してその音楽を楽しんでください」と、呼びかけていた。







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