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入山アキ子(テイチクエンタテインメント) 来年は全国踏破か? 11月末に初の秋田キャンペーン 全国に広がる<親戚> 大曲では雪の河川敷に感動 [キャンペーン]

◆階段を一段一段と昇るように、自身の存在感を高めているのが、テイチクエンタテインメントの歌手、入山アキ子である。2017年12月20日に大阪発流行歌ライブに出演した後、名古屋、淡路島、徳島、香川で新曲「知床岬」のキャンペーン。今日は岡山・広島と巡っているが、11月26日から28日には初の秋田県キャンペーンを行い、10年前のデビューからスタートして全国47都道府県完全踏破まで、あと4県を残すだけとなった。

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出迎えてくれたナマハゲの前の入山はまるでマグマ大使!?
大曲は花火の街


 入山アキ子の秋田キャンペーンは空港ビルの停電に伴って、飛行機の到着が遅れるといった、予想もしない事態から始まった。この日からのキャンペーンをアテンドした、秋田県由利本荘市でカラオケスナック・ディスパーションを営む土田幸子さんは、入山の到着を今か今かと待ちわびていた。

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秋田空港で待ち構えていた土田さん(右)と

 ようやく空港に降り立った入山を空港で出迎えたのは、土田さんともうひとり、天井まで届こうかという大きなナマハゲのモニュメントだった。
 土田さんとはフェイスブックで事前に連絡を取り合っていた入山だったが「初めての土地で私を受け入れてもらえるか、とても不安でした」と、秋田キャンペーンから帰ってから出演した大阪発流行歌ライブ後に、このように話していた。

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入山が歌う新曲「知床岬」はどこへ行っても好評

 そんな心配はまったく無用だった。
 秋田では行く先々で大歓迎を受け、客とのデュエットなど楽しい時間を過ごした。カラオケ大会に出場する客も多い秋田県協和町のカラオケ喫茶ポラリスでは、新曲の「知床岬」をはじめ入山のオリジナル曲を歌う人も多かった。また、湯沢市のおかめひょっとこは、案内した土田さんも初めて訪ねた店だったが、ここでも〈入山アキ子、来店〉の呼びかけに集まった人たちは大喜びだった。

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デュエットしたり、キャンペーン先ではどこでも大人気

 秋田市では、地元で活動する歌手の本城みのるさん経営のカラオケ喫茶店、飲唄酔歌でもキャンペーンを行った。
 2日目には大仙市ではFMはなびで番組を収録し、12月2日に放送された。3日目の11月28日には秋田魁新報社で取材を受け、入山アキ子の名前と写真が同県トップの地方紙に掲載されている。

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秋田魁新報社での取材
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FMはなびで番組出演


■冬の秋田を満喫

 冬の秋田は何日も荒れた天候が続く。幸いにも期間中は穏やかな日が続いた。大曲では河川敷の雪原で遊んでいる。大曲と言えば花火の街としても知られ、日本一の花火師を決める花火大会が毎年開かれている。河川敷はその会場でもあり、訪れた時は周りは雪雪雪。白いコートの入山は、まるでウサギのように、雪にとけ込んでいた。

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白うさぎになった入山

 秋田港にあるセリオンタワーでは冬の日本海を、土田さんの店では遠くに見える、彼女自慢の鳥海山の美しさにも触れた。

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日本海を望むセリオンタワーで
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秋田は美人揃い

 冬の秋田は美味しい食べ物も豊富だ。その代表格はやはり冬の魚であるハタハタだろう。朝食に焼いたハタハタがどっさりと出されたが、まずはそれの食べ方を教わることから始まった。
 「箸で身をほぐしてから、尾を押さえて頭を引っ張ると骨がスッと抜けるんです」と入山は、その手際の良さに感激。本城みのるさんの店・飲唄酔歌では、秋田名物のきりたんぽにも舌鼓を打つなど、冬の秋田の〈美味しい〉を存分に楽しんでいた。

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秋田名物ハタハタときりたんぽを味わう
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ハタハタの食べ方を教えてもらう入山
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秋田のおいしい食事を楽しんだ

 先々で歓待を受けた入山は「秋田の人たちは大人しくて、優しく、情のある素朴そのものでした。また来て欲しいと、たくさん声をかけてもらったし、帰京後には手紙を添えてお土産を送って頂いた人もありました」と、秋田の人たちの情の厚さに感謝し尽くせないようであった。

 3日間、入山と同行した土田さんは「スケジュールを詰め過ぎて、疲れられたかもしれません。でもCDは良く売れました。入山さんはとても気遣いのできる方で、逆にこちらが恐縮してしまいました」と話していた。

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<親戚>の皆さんと大阪・心斎橋のお好み焼き屋さんで、全員がタコ焼きポーズ!


 入山が<親戚>と呼ぶ彼女の公式ファンクラブのメンバーの数は年々増え続け、今では約1200人にもなる。先の大阪キャンペーンでは、流行歌ライブに出演した彼女の応援に東京などから駆けつけた<親戚>と一緒に、お好み焼きを味わっている。今回の秋田でのキャンペーンでは、その数がさらに増えたようで、<親戚>は今、全国津々浦々に広がりつつある。



[入山アキ子 オフィシャルサイト]
http://xn--cckwa042wikihmb.jp/
[入山アキ子 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/iriyama/


※ 秋田キャンペーンの写真はすべて、秋田県由利本荘市のディスパーション・土田幸子さんからの提供です。






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光岡洋(日本クラウン) 賑やかにクリスマス絆ディナーショー 鹿児島からも応援隊が 大阪グリーンパレス [ディナーショー]

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出演者全員で歌う


◆デビュー31年になる日本クラウンの歌手、光岡洋が、 2017年12月24日、大阪市淀川区のホテル、大阪ガーデンパレスで「クリスマス絆ディナーショー」を開いた。今回で20回目で、歌手仲間のみやま健二(徳間ジャパンコミュニケーションズ)らゲストたちと、出身地の鹿児島県からのファンも交えてクリスマスイブの夜を楽しんでいた。

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「クリスマス絆ディナーショー」で歌う光岡洋


 毎年、大阪ガーデンパレス恒例となった光岡洋のクリスマスディナーショー。今年、鹿児島で開催した絆コンサートで新たにつながりが出来た人たちなど、遠方からの参加者の姿もたくさん見られた。

 ディナーショーでは、鹿児島県甑(こしき)島の中学を卒業して、島を旅立つ子供たちに向けて歌う「島立ちの春」のほか最新曲「居酒屋人情」「よかにせ節」「ふたりの港町」など、光岡洋はオリジナル曲とともに、島立ちの春を作詞した喜多條忠の代表作「神田川」をはじめカバー曲も披露。「いずれはCD化したい」(光岡)と予定している楽曲も聴かせた。

 見ることができるのはディナーショーだけ、という光岡のギータの弾き語りもあって、観客は満足気。また、歌に合わせて踊り出す人たちも見られるなど、大阪ならではの賑やかなディナーショーとなった。

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みやま健二と<みやま・ひろしショー>を演じる光岡洋

 光岡は作曲家・叶弦大の付き人を経て1986年に東芝EMIから「ふるさともとめて 花いちもんめ」でデビュー。2008年に日本クラウンに移籍、第1弾の「野郎船」をリリースした。その後、2012年に「島立ちの春」、14年に「居酒屋人情」を出している。

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みやま健二

 この日ゲスト出演したみやま健二は「ふたりの明日」「浜撫子」などオリジナル曲を披露し、光岡と2人ではテレビドラマ水戸黄門の主題歌「あゝ人生に涙あり」を歌うなど、思わぬ〈みやま・ひろし歌謡ショー〉を演じて見せ、ファンは大喜び。

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 このほか出演したゲストはファン・カヒ、三浦潤、朱夏洋子、上川しほ、川辺明、立神真知子、山本テリサ、衣川亮輔など。ゲスト出演者全員が客席から現れてステージへ上がり、「クリスマス・イブ」を歌って、クリスマスムードを盛り上げた。
 桐流新舞踊の桐彩元による華麗な踊りも披露された。

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桐彩元による華麗な舞

 光岡は最後に「来年は新曲リリースへ向けて頑張ります」と宣言。出演者全員で北島三郎の「まつり」を歌って、来年の再会を誓い合っていた。


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[光岡洋 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/mitsuoka/new_release.html






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安倍里葎子(テイチクエンタテインメント) 恋人気分になってディナーショー 「札幌・狸小路をもっと有名に」と新曲をアピール 東京・第一ホテル東京シーフォート [ディナーショー]

◆テイチクエンタテインメント移籍第1弾「恋人気分で」を2017年7月に出した安倍里葎子が、同12月22日夜、東京・天王洲アイルの第一ホテル東京シーフォートでクリスマスディナーショーを開いた。ファンとステージでオリジナル曲を一緒に歌う参加型ショーを楽しんでいた。

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今年も第一ホテル東京シーフォートでディナーショーを開いた安倍里葎子


 同第一ホテルでのディナショーは4回連続しての開催。たくさんの馴染みのファンが詰めかける中、オープニングで先ずは「恋人気分で」を聴かせ、次いで「ホワイト・クリスマス」で一気にクリスマスムードを盛り上げた。

 安倍里葎子のディナーショーは、彼女のオリジナル曲をファンと一緒に歌って楽しむお祭りムード。この日も、「東京Gスポット」(2004年)でのデュエット相手、芸能リポーターの石川敏男さんなどがステージに上がって「私だけのピアニスト」(2014年)「今夜は離さない」(1983年)など、デュエット曲を歌った。

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ファンと一緒に歌って楽しむ安倍里葎子

 安倍里葎子と言えば、橋幸夫と歌って大ヒットした「今夜は離さない」から今作の「恋人気分で」のカップリング曲「狸小路の夜は更けて」まで、17人の男性とデュエットしており、デュエットの女王の異名を取るほど。

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タケ・ウケタ(右)と「狸小路の夜は更けて」を歌う安倍

 その狸小路は、札幌の繁華街で200軒を超える商店が軒を並べる。同市出身の安倍にとっては懐かしい街でもある。そこを舞台に、この日もゲスト出演してデュエットした、彼女の〈17人目の男〉であるタケ・ウケタと歌っているムード歌謡が「狸小路の夜は更けて」
 安倍は「同地をもっともっと有名にしたい」と、来年は札幌でのキャンペーンやライブなども予定している。

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愛海と歌う安倍里葎子(左)

 もうひとりのゲストは愛海(あみ)。2013年デビューで、この日は安倍と「真夜中のギター」(千賀かほる、1969年)を歌うとともに、オリジナル曲の「愛 火のように京都」(2013年)などを歌い「里葎子さんが大好きです」と、ラブコールを送っていた。

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客席を回って歌う安倍里葎子

 安倍は最後にデビュー曲「愛のきずな」と新曲「恋人気分で」を歌ってお開き。「来年も頑張ります」と意欲を見せていた。





[安倍里葎子 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/abe-ritsuko/






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みやま健二(徳間ジャパンコミュニケーションズ) 大阪府摂津市のカラオケ喫茶店・カラオケお洒落スタジオ古都でミニライブ [キャンペーン]

「浜撫子」みやま健二が2017年12月21日、大阪府摂津市のカラオケ喫茶店・カラオケお洒落スタジオ古都でミニライブをを開いた。クリマスムードで包まれた店内は、ケーキを食べながら ♪ なでしこ なでしこ 浜撫子に 〜 の歌詞に合わせて腕を大きく左右に振る人たちでいっぱいだった。

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クリスマスムードに包まれたカラオケ喫茶店・カラオケお洒落スタジオ古都で


 サンタクロースの衣装を身につけた店のスタッフやメリークリスマスの店内の飾り付けなど、その日の「古都」はみやま健二の歌でクリスマスパーティーを楽しむ光景があふれていた。

 美樹克彦が芸能生活60周年記念作品として2014年に、みやま健二(当時は美山健二)のために作詞作曲したのが「ふたりの明日」であった。この楽曲が彼が活動拠点を大阪に移すきっかけを作っており、みやまにとっても記念すべき1曲となった。

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「浜撫子」を歌うみやま健二

 この日のライブでは同曲とともに、やはり美樹が作詞作曲した「泪橋」、木下龍太郎、桧原さと作曲の「浜撫子」といったオリジナル曲、さらには兄貴と慕う歌手・渡辺要(日本クラウン)の「大間崎漁歌」などを歌った。

 「浜撫子」では、屈強な体躯のみやまが可愛らしく腕を右に左に振る様が、この歌の定番としてすっかり定着している。初めて訪ねた同店の観客の間でもたくさんの人たちが手を振っていた。

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ファンとデュエットも

 みやまは今年、九州・四国をはじめ西日本各地でキャンペーンやライブを展開してきた。11月には愛媛県宇和島市内で単独ディナーショーも開いている。その会場では、20歳の女性が新たにファンクラブに加入して、彼を支援する人たちを増やしている。

 その宇和島で2018年1月に開かれるシラウオ祭りへのゲスト出演が決まっている。そこでは「浜撫子」などをを披露する。
 みやまは、来年、東日本でもキャンペーンを計画しており「NHKの番組に出演するまでは酒を断ちます」と、宣言していることを「古都」でも明らかにした。

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古都のママ(左)とツーショットのみやま健二


 みやまはこの日、「古都」でのライブに先駆けて、同吹田市の喫茶レストラン・グリーンキャラで動画番組「みやま健二の演歌でWARAKASU」の収録を行ない、2018年2月18日に大阪市内の太閤園で、大阪では初めての単独ディナーショーを開くことなどを話した。






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大阪発流行歌ライブ 入山アキ子・谷龍介・水城なつみ・北洋子が出演 [ライブ]

◆歌も看護も心からをキャッチフレーズに歌って10年を迎えている元看護師の歌手、入山アキ子(テイチクエンタテイメント)新曲「流川ぶるーす」が好調な谷龍介(徳間ジャパンコミュニケーションズ)ちょっと背伸びして大人の恋歌を歌うようになった水城なつみ(キングレコード)関西で活動を続ける北洋子(日本クラウン)の4人が出演した大阪発流行歌ライブが、2017年12月20日、大阪・心斎橋のライブハウス、BIG CATで開かれた。

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第256回大阪発流行歌ライブの出演者たち


 キングレコード歌謡文化アカデミー(KBA)のカラオケコンテスト(2012年)でグランドチャンピオンになって、歌手の座を射止めた水城なつみはデビュー5年目になる。この日は、必ず帰って来ると3年前に出稼ぎに出たまま帰らない父親を待つ花嫁となった娘の心情を綴る、6枚目のシングル「帰って来やれ」などを歌った。

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来年2月に初の単独コンサートを開く水城なつみ

 カップリングの「雪の隠れ里」は、今まで彼女が歌ってきた恋歌とは違って、母にも言えない許されぬ恋を水城は「ちょっと背伸びして歌っています」と、それを聴かせた。来年2月のデビュー5周年記念コンサートへ向けての意気込みを話していた。


 デビュー12年になる谷龍介は8枚目のシングル「流川ぶるーす」と同カップリングの「行かないで・・・」などを歌った。いずれも仁井谷俊也作詞、岡千秋作曲、伊戸のりお編曲。仁井谷はこの楽曲が発売される2日前の、今年10月2日に亡くなっている。

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谷龍介

 地元広島の繁華街・流川を舞台に歌う「流川 ー 」では、初めてのブルースに挑戦する自身の新しい挑戦でファンを楽しませている。


 入山アキ子は2度目の大阪発流行歌ライブ出演。看護師を13年、歌手デビューして10年の彼女が関西との大きなつながりを持つきっかけとなったのが、和歌山県と淡路島の間を流れる海峡を舞台に歌う「紀淡海峡」。
これをライブのオープニングにあてた。デビュー曲で、作詞が星野哲郎、作曲は師匠の鈴木淳による「ザンザ岬」(2008年)も聴かせた。

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笑顔は健康の元、歌で笑顔を届ける入山アキ子

 この日のメインで、9月に出した「知床岬 / 雨に散る花」では、帰らない人との思い出をすべて捨て、明日へ向かって旅する女を歌った。入山が〈親戚〉と呼ぶたくさんのファンが客席を埋める中、アッコちゃ〜んやカッコいいよ〜などの掛け声が飛び、〈飴ちゃん〉のプレゼントされていた。

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北洋子


 初出演の北洋子は推薦曲コーナーで登場。「風が盗んださようなら」と同カップリングの「あなたに贈る愛の詩(うた)」の2曲を歌った。デビュー8年目で、ファンクラブ洋子の会も発足するなど、ファンの数も着実に増えている。


[大阪発流行歌ライブ]
http://hayariutalive.com/






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浅田あつこ(徳間ジャパンコミュニケーションズ)  今年もクリスマスディナーショー   梅田・ホテルモントレ大阪 [ディナーショー]

◆今年9月に出した「泣いてもいいの」が好評な徳間ジャパンコミュニケーションズの歌手、浅田あつこが、2017年12月19日、大阪・梅田のホテルモントレ大阪で、恒例のクリスマスディナーを開いた。その新曲をオープニングを含めて2度歌って「衣装のドレスは初心に返る気持ちを込めて、白色にしました」と、華やかで艶っぽくもある歌を聴かせた。

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自らの歌のタイトルに合わせるかのようにドレスもトリコロールカラー


 今年で24回目になる浅田あつこのディナーショーは、デビュー以来毎年、開催している。今回も200人を超えるファンで会場は埋め尽くされるなど、彼女の人気の高さを見せていた。

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右から徳間ジャパン・藤田一誠ディレクター、浅田、池毅、夢ユメ子

 新曲の「泣いてもいいの」は、ポップなリズムに乗って歌う浅田のオールマイティ ーさを感じさせている。夢ユメ子が作詞を担当し、曲は作曲家の池毅が書いた。池の手元に「夢さんからFacebookのメッセンジャーで歌詞が送られてきた」など、SNS時代らしい制作秘話も明らかにされた。

 それに刺激された訳でもないだろうが、浅田は今年からホームページをリニューアルするとともに、新たにブログも始め、ファンとの絆作りに役立てているほど。

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 この日、浅田が歌ったのは全18曲。寒い冬にピッタリな「白い冬」今年10月に亡くなった仁井谷俊也が作詞し、円広志が作曲した「蒼い海峡」さらにはデビュー10周年記念曲「紅い川」といった、フランス国旗のように青、白、赤の3色が、それぞれのタイトルに付いたオリジナル曲も披露して、観客を喜ばせた。

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淑やかな和服演歌から一転して激しいロックモードに

 浅田が歌手デビューしたのは1994年。そのデビュー曲となった「想い花」と、歌手を強く意識するきっかけともなったカバー曲「浪花節だよ人生は」(細川たかしなど)も歌った。
 「浪花節ー 」は彼女がまだ中学時代に出場したカラオケコンテストで、見事1位に選ばれ、賞品として北海道旅行を獲得した思い出の歌。この日はどちらの楽曲も歌って当時を振り返っていた。

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 彼女はデビュー以来、関西を中心に活動するが、それだけに大阪を舞台にしたオリジナル曲も少なくはない。その1曲で、この日も歌った「河内おんなのバラッド」は、♪ 河内女は気強ようても 〜 淋しがり屋やで〜 と続く。
 新曲のカップリングも「河内のからくち」と、河内の歌。会場の入口では同名の日本酒もグラス付きで販売するなど、その歌とともに人気を集めていた。

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来年はデビュー25周年を迎える浅田あつこ


 浅田は「来年はデビュー25周年になります。初心に返って歌っていきます」と、節目の年へ向けての意気込みを語っていた。


[浅田あつこ オフィシャルサイト]
http://www.anchi.tv/top.html
[浅田あつこ 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka_top/asada.html






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津吹みゆ(日本クラウン) 「雨のむこうの故郷」 鉄人の街、神戸・新長田で初キャンペーン 来年2月には新曲発売へ 牛尾アナが飛び入り [キャンペーン]

◆デビュー3年目になる日本クラウンの歌手、津吹みゆが、2017年12月19日、最新曲「雨のむこうの故郷(ふるさと)」のキャンペーンで初めて、鉄人28号で街興しをする神戸・新長田を訪れ、2018年2月7日にリリースする新曲「哀愁の木曽路」の一部をアカペラで披露した。

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飛び入りの牛尾淳フリーアナ(右)と話す津吹みゆ

 キャンペーンは、JR新長田駅前のショッピングビル・東急プラザ新長田にあるCDショップ・平和レコード店の協力で行われた。
 デビュー4枚目となる新曲「哀愁の木曽路」は、たかたかし作詞、四方彰人作曲で、未練を残して木曽路を旅する女性の切ない心情を歌うが、明日への明るい希望を感じさせる旅情歌。この日は新曲のサビの部分をアカペラで歌って、予約を受け付けていた。

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神戸・新長田のシンボル・鉄人28号のモニュメントの前に立つ津吹みゆ

 津吹が立つステージに、フリーアナウンサーの牛尾淳が飛び入りするサプライズも。牛尾が新曲について訊ねるなどして「トークが上手くなったね」と話すと、津吹は「周りからよくノーテンキだと言われるんですよ」と笑わせていた。

 デビュー第3弾の「雨のむこうの故郷」まで、津吹が歌う楽曲は故郷をテーマにした望郷歌だったが、来年発売の新曲では初めて「大人の恋の歌にチャレンジする」(津吹)という。

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「雨のむこうの故郷」を歌う津吹みゆ

 すでにレコーディングも済ませており、あとはプロモーションビデオの撮影を残すだけ。ジャケット写真撮影などで着た衣装は、初めて足がすべて隠れるロングドレスを選んだ。色は春の訪れを感じさせる黄色。
 「初めてのロングドレスがうれしい」と話す津吹は、先に放送されたテレビの歌番組では振り袖姿も披露するなど、3年前に18歳でデビューした彼女も少しずつ大人へと変身している姿を見せている。

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来年2月にはデビュー4枚目のシングル「哀愁の木曽路」を出す津吹みゆ

 キャンペーンでは「雨のむこうの故郷」を2度歌うとともに、島倉千代子の「りんどう峠」などを聴かせた。


[津吹みゆ オフィシャルサイト]
http://www.crownmusic.co.jp/artist/tsubuki/
[津吹みゆ 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/tsubuki/whats.html






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木下結子(日本クラウン) 今年も大阪・太閤園でディナーショー 聴かせた2時間半 円熟の歌唱 [ディナーショー]

◆日本クラウンの歌手、木下結子が、2017年12月18日、大阪市都島区の太閤園で今年もクリスマスディナーショーを開き、最新曲の「マリーゴールドの恋」「愛は海」「ノラ」といったオリジナル曲をはじめ全21曲を歌った。会場には地元関西や岐阜、岡山など各地の後援会の人たちを含む150余人が、円熟味いっぱいの歌に聴き入っていた。

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今年もたくさんのファンを集めてクリスマスディナーショー開いた木下結子

 木下結子がクリスマスディナーショーを開くのは2005年から連続13回目。5年前に高畠じゅん子作詞、浜圭介作曲の「ウヰスキー」(2012年)で日本クラウンに移籍しており、この日は最新曲「マリーゴールドの恋」までクラウンでリリースした5曲すべてを披露。会場ではそれにうっとりと聴き入る人たちの姿が見られた。

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 最新曲のカップリング曲「とんかつ赤のれん」では、椅子に腰掛けて歌唱。これは昭和30年代を回顧する団塊世代の男を主人公に、初めて歌ったセリフ入りのノスタルジックな男歌。観客もしみじみと昔を懐かしんでいるようだった。

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 木下は今年、デビュー34年目を迎えている。デビュー曲で有線放送大賞新人賞を受賞した「放されて」(1983年=昭和58年)、デビュー5年目に出した「ノラ」(1988年=昭和63年)は、いずれも彼女にとって大きな代表曲。
 ショーでは「歌うと今でもデビュー当時のことを思い出します。これらがあったからこそ、今まで歌ってこられました」と、歌った〈嘆き歌〉2曲は、オリジナル歌手ならではの情感が詰まっていた。

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 敏いとうパッピー&ブルーが歌ってヒットした「星降る街角」(1977年)で始まったショーでは、オープニングから客席を回り、立て続けにカバー曲3曲を歌うと、会場は大盛り上がり。木下は「あゝしんど、毎年息切れが酷くなります」と言って観客を笑わせていた。

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「あなたのブルース」「ウナセラディ東京」「夜の銀狐」など、昭和のソロ・ムード歌謡も聴かせてくれた。

 今年は関西をはじめ全国各地で歌ってきた彼女は、東京でもライブを行い高い評判を呼んだ。2018年4月7日には再び、東京・八重洲のライブレストラン、ヒットスタジオ東京でライブを開く予定だという。
 また、2度目の東京オリンピックが開催される2020年には、〈還暦ライブ〉も予定するなど、自らが歌う「ウヰスキー」の歌詞のように、人生はやり直しができるーを胸に「来年も元気で歌っていきます」と、集まったたくさんのファンに誓っていた。

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[木下結子 オフィシャルサイト]
http://nora-yuiko.jugem.jp/
[木下結子 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/kinoshita/whats.html






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演歌ジャックス、特別ゲストに冠二郎を迎えてクリスマスディナーショー ホテルモントレグラスミア大阪 [ライブ]

◆放送開始7年目のテレビ番組「演歌ジャックス」の年末恒例のクリスマスディナーショーが2017年12月17日、大阪・湊町のホテルモントレグラスミア大阪で開かれた。特別ゲスト出演した冠二郎(日本コロムビア)は、今年3月に出した最新曲「ふたりの止まり木」などを歌うとともに、去年3月に結婚した31歳年下の妻、みなこさんとの「愛に包まれた日々の暮らし」を披露した。

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出演者勢ぞろいした2017年の演歌ジャックス・クリスマスディナーショー
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威勢の良いセイヤーの掛け声で会場を盛り上げたゲストの冠二郎

 今年、歌手デビュー50周年の冠二郎は、今まで歌を道連れにと思っていたというが「すでにマスコミで報じられていますが、去年、親子のように31歳も年下の、運命の人ともいうべき女性と出会い結婚しました」と報告。

 結婚してからは健康改善も著しいようで「海鮮ミネストローネといった手料理など食事は栄養たっぷりで、血液検査をしてもどこも悪いとこなしです」と笑顔を見せた。
 さらに「日々の暮らしも愛に包まれており、食事をするのも風呂に入るのも一緒。寝るときも手をつないでます」と、楽しい毎日を送っていることを伝えた。

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愛妻とのノロケ話を語っていた冠二郎の最新曲「ふたりの止まり木」は絶好調

 最新曲の「ふたりの止まり木」は、そんな2人を歌ったかのような内容で、今、ロングセラー続行中。あと20年以上は歌手を続ける意欲も見せて「もう一度、紅白に出たいね」と話した。
 冠は1991(平成3)年に初めてのNHK紅白歌合戦に出場しており、この日は紅白歌唱曲の「酒場」「炎」「まごころ」も歌った。

■9人のレギュラー陣も熱唱

 ディナーショーではこのほか、「演歌ジャックス」のレギュラー出演者の林よしこ、MARI、若松秀彦、聖子、小川リエ、山田壽一、大川かずのり、TAIKI、青木令子たちも、それぞれオリジナル曲などを歌った。

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来年には新曲のデュエット曲を出す林よしこ(左)
来年1月24日に「男と女の第2章」で待望のCDデビューをするMARI


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秀彦&聖子で歌い始めて8年になる若松秀彦(写真左・右)と聖子
七福神のパワーをハリセンで伝えるハリセン演歌歌手の小川リエ(写真右)


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デビュー3年目で華のニッパッチ(昭和28年)生まれの山田壽一(左)と
黄色いツナギに赤い長靴、赤いハチマキ、赤いジャンバーと赤で身をまとった大川かずのり


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ジャジィーな歌を聴かせたTAIKI(左)と東京から参加した青木令子


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林よしこと「いい男 ! いい女!」をデュエットする島幸作(左)


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番組8年目へ向けての意欲を語る演歌ジャックス・楠本佳生チーフプロデューサー


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司会の小池史子(左)とファンキー・コバ


[演歌ジャックス オフィシャルサイト]
http://www.mediajacks.jp/





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演歌ジャックス  2018年1月放送分を収録  中西りえ(日本クラウン)がゲスト出演 [テレビ]

◆日本クラウンの中西りえが出演して、テレビ番組「演歌ジャックス」(奈良テレビ放送、J:COM関西などで放送)の2018年1月放送分の収録が、2017年12月16日、大阪市内で行われた。中西は12月6日に出したばかりの新曲「おんな牛若運命(さだめ)橋」を歌った。レギュラーでは林よしこ、山田壽一、MARIが、揃って来年には新曲発売を予定していることを報告した。

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出演者全員で「一月一日」を歌った。中央が中西りえ

 中西りえの出演は「待宵橋恋唄」を出した2014年以来。デビュー7枚目シングルの「おんな牛若運命橋」は、鮮やかな真っ赤なドレスで歌った。
 「歌には清水、音羽山など京都の地名が織り込まれており、ワクワクする作品です。2018年はこの歌で頑張ります」と、中西。

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中西りえ

 彼女はデビュー前には、いろんなカラオケ大会に出場して腕試しをしたきたが「実は優勝したのはわずかで、9割は選外でした」とも話していた。
 収録ではまた、出演者全員と、正月らしく「一月一日」を歌って盛り上げた。

■新曲、続々と

 2018年は「演歌ジャックス」のレギュラー出演者による新曲発売が相次ぐ年となる。

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MARI

 トップを切るのはMARI。1月24日にメロディレコーズから「男と女の第2章」を出す。優しいメロディーのそれは、作詞が荒木とよひさ、作曲古川三四郎、 編曲川村栄二の作品。カップリングはリズミカルな「ダンスDEムーチョ」
 この日の収録では「男と女ー」を披露した。

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山田壽一

 来年デビュー3年目を迎える山田壽一は5月にメロディーレコーズから、2枚目のシングルをリリース。同20日には大阪府大東市内で発表リサイタルも予定している。この日はデビュー曲「風ごよみ」を歌った。

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林よしこ

 「淀川みれん」を歌う林よしこも新曲を予定しており、演歌ジャックスでは来年、ちょっとした新曲ラッシュになりそうだ。

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小川リエ

 十二支のぬいぐるみを衣装の着物に着けて歌うハリセン演歌の小川リエは、新たな犬のぬいぐるみを手に持って「浪花の一番星」を歌い、司会の小池史子と〈干支の引き継ぎ式〉も見せていた。

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干支の引継ぎ式をする小池史子(左)・小川リエ

 収録ではこのほか、2018年3月4日に大阪・新世界のシアター朝日でデビュー20周年記念歌謡ショーを開く若松秀彦や、聖子、南順子、大川かずのりも出演した。

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聖子

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南順子

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大川かずのり

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李恩珠(イ・ウンジュ)

■17日は冠二郎を迎えて恒例のディナーショー

 今日12月17日、大阪市浪速区のホテルモントレグラスミア大阪で開かれる「演歌ジャックス ディナーショー」では、スペシャルゲストとして冠二郎(日本コロムビア)が出演するほか、レギュラー陣も多数出演する。

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ファンキーコバ(右端)

 その1人で、美女軍団とともに歌とダンスを披露するファンキー・コバは、今年、高校時代から続ける柔道で四段の資格を取得している。仕事の合間に出身高校の柔道部員と汗を流すほどだという。


[演歌ジャックス オフィシャルサイト]
http://www.mediajacks.jp/






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中西りえ(日本クラウン) 「おんな牛若 運命(さだめ)橋」  カッコイイ主人公・女牛若丸  SF小説のように楽しい楽曲 [インタビュー]

中西りえ.jpg◆「京都・五条大橋にある牛若丸と弁慶の石像前で記念写真を撮ってきたんですよ」2017年12月6日に新曲「おんな牛若 運命(さだめ)橋」を出した日本クラウンの歌手、中西りえは、関西キャンペーンの合間を縫って趣味の写真撮影をするなど、新曲のアピールに励んでいた。今日12月16日には、大阪市内でテレビ番組「演歌ジャックス」の収録にゲスト出演して歌を披露する。


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 「土佐っぽカツオ船」(2015年)から前作の「おんな花火師 花舞台」(2016年)まで、3作続けてはかま姿の衣装で歌ってきたが、「おんな牛若 運命橋」では両肩を露出した真っ赤なドレスに着替えて、今までの作品の中で最も女っぽい衣装で歌う。
 「周りの人たちを驚かせてやりたい、と和楽器など〈和〉を一切使わずに和を表現してみようと、今回ははかまを脱いで洋服にしました」(中西)
 そうは言うものの、初めて肌を露出する衣装には少し照れも隠せない様子である。

 本人の想いとは裏腹にドレス姿はかなり格好いい。それと同じように「おんな牛若 運命橋」は、牛若丸が女の子だったら・・・と「まるでSF小説のような内容で、格好良く仕上がっている」と中西。
 そのおんな牛若丸は好きな人を守るために、♪ ひらりひらりと 舞い踊る 〜 のであるが、中西は「牛若が好きな人は、もしかすると弁慶かも」と想像する。

 これもなかなかSFチックで、なんと楽しい歌なのだろう。
 「私の歌はしばしば玄人っぽい、と言われるのですが、この歌は演歌らしくなくて、聴いても歌っても、どちらでも楽しめます」(中西)
 しかも主人公の牛若は ♪ あなたと私 引き裂くものは 許さない 〜 と、芯の強い女の子でもある。
どこか中西と牛若が重なるようにも思える。

 発売間もないが、「いい曲」「りえちゃんの作品の中で一番好き」などと、反響も上々のようである。

■30年後でも歌える歌を

 カップリング曲の「ニッポン女子のお出ましよ」は、毎日々、満員電車で出勤している独身女子の1日を歌っている。中西は「女子に向けての新感覚応援歌ですね。毎日満員電車に乗っている私にも共感出来ます」と、自らを励ます歌のように歌う。
 彼女は三重県から上京して13年になる。「今もたとえば ・・・やんなぁ 〜 など伊勢弁が飛び出すことがあります」
 伊勢と言へば「赤福」「伊勢神宮」を連想するが、今年は伊勢神宮奉納花火大会でオープニングの挨拶を任されている。そこで「おんな花火師 花舞台」の歌が流れるなど、充実した1年を送っている。

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牛若丸と弁慶が出会ったとされる五条大橋を
「おんな牛若 運命橋」を歌いながら歩いたという中西りえ

 来年は「今年から始めたものの、中途半端になっているソプラノサックスの練習や写真撮影の腕をあげたい」といい、本業の歌については「20年、30年後でも歌えるものを歌っていきたいです」と、高いハードルを掲げる。





[中西りえ オフィシャルサイト]
http://www.sunnysb.jp/rie/
[中西りえ 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/nakanishi/whats.html






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第159回KOBE流行歌ライブ、ホリデージャパン華の4人衆が関西初登場 司会の牛尾淳、今回を最後に交代 [ライブ]

加門亮、若原りょう、塚原哲平、幸田和也のホリデージャパンの歌手4人による〈華の4人衆〉が出演した第159回KOBE流行歌ライブが、2017年12月14日、神戸・新開地のKAVCホールで開かれた。この日はまた、同ライブの司会を13年半に渡って行ってきた牛尾淳が司会を辞める〈卒業式〉でもあり、観客からは労をねぎらう声も聞かれた。

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関西初のステージを見せたホリデージャパン華の4人衆
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全員で「夢たびびと」を歌う華の4人衆

 ホリデージャパン華の4人衆は同レコード会社が強力に押す男性歌手4人。その兄貴分である加門亮は、NHK紅白歌合戦出場曲「男の慕情」などヒット曲も多い。この日も「霧情のブルース」「神戸北クラブ」「麗子」と新曲「恋の物語」といった、得意のムード歌謡曲を聴かせた。

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加門亮

 4人はいずれも貫禄たっぷりな体型で〈相撲部屋〉とも言われるほど、誰もが良く食べる。その1人、若原りょうは大のご飯好き。KOBE流行歌は4度目の出演で、180センチの長身で歌うムード歌謡は多くの女性ファンをつかんでいる。
 前作の「振り子」新曲の「雨のジルバ」などを歌った。

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若原りょう

 宮路オサムの付き人を経て歌手になって10年の塚原哲平は、新曲「北の街から・・・愛をこめて」同カップリング曲で舞台役者・歌手のばってん荒川が歌った「帰らんちょか」などを歌唱。

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塚原哲平

 唯一関西出身の幸田和也もデビュー10年目。同ライブは今年8月にも出演している。新曲「哀色の街」や前作「たった1日・・・昔に戻れたら」などを歌い、来年には「関西でも10周年イベントを企画したい」と話した。また2018年2月21日には自身初となるアルバムも出す。

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幸田和也

 ライブには関西で活動する同じホリデージャパンの歌手、生駒尚子も出演して、新曲の「ウミネコ情歌」をはじめ3曲を歌った。

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生駒尚子

 この日が最後となった牛尾淳は、ラジオ関西の局アナ時代の2004年6月の第4回KOBE流行歌ライブから司会をしてきた。データに基づいたトークと、ステージで歌手とデュエットをするほどの歌好きでも知られている。

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最後のステージで加門亮と話す牛尾淳(右)
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ホリデージャパン華の4人衆と並ぶ牛尾淳(右)


 牛尾は「今日でKOBE流行歌ライブを卒業することになりました。まだまだ引退はしません。神戸ではこれからもイベントの司会を続けていきます」と話していた。


 あさみちゆき(テイチクエンタテインメント)チョン・テフ(徳間ジャパンコミュニケーションズ)中澤卓也(日本クラウン)益田さかえ(同)が出演する、2018年1月18日の第160回からは、女性司会者が担当することになっている。






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北川裕二(キングレコード) 「酔風(よいかぜ)ごころ」に良い風が吹いている 来年はデビュー35周年 大阪でディナーショーも [インタビュー]

北川裕二.jpg◆大衆演歌と呼ぶジャンルを歌い続けるキングレコードの歌手、北川裕二に今、〈良い風〉が吹き始めている。2017年11月に出した新曲「酔風(よいかぜ)ごころ」が好調なのだ。発売第1週目のオリコンチャート(12月3日付け)では3位、2週目では4位と「今までにない高順位にランキングされている」と笑顔を見せる。プロ野球に例えると「開幕ダッシュ」といったところか。これを「長く持続させて、来年のデビュー35周年を飾りたい」ところである。









 北川裕二は今作でも絶好調な歌いっぷりを見せる。彼の作品を手がけるキングレコードのディレクター、中田信也は「ノリノリで良いねぇ〜」と、北川に語りかけた。北川を蘇らせた自負もあるのだろう、演歌好き、とりわけ大阪人が好むとされる、テンポ感があって、粘っこい節回しの〈大衆演歌〉路線が北川に定着してきたことが嬉しいようでもある。

 新曲の「酔風ごころ」は、カップリング曲「ひとり北国」とともに、11月22日にリリースされた。いずれも作曲は彼の師匠である弦哲也である。当初は「ひとりー」が、メイン曲候補に挙がっていたが「定着してきた大衆演歌の方が、ファンの心をつかむのが早い」(北川)ことから「酔風 ー」がメインになった。

北川裕二・酔風ごころ.jpg その「酔風ごころ」、一連の大衆演歌の中でも聴かせどころが多く「歌い甲斐のある歌で、覚え易くイメージも描きやすい」(北川)だという。
 カップリングの「ひとり北国」はメイン曲候補に上がっただけはあって、同様に北川ファンの心をつかむ。

 好評な2曲連合戦隊で臨む今作を北川は「動きが今まで以上に良い。この機会を逃さずに、ヒットへと結びつけたい」と意欲満々。
 また、このほど5日間の関西キャンペーンを行って「自分が乗って歌えるのは疲れませんね。それは自然と笑顔にもなるし、ファンにも伝わります」と、好調な成果を語っていた。

■全国5会場でディナーショー

 来年はいよいよデビュー35周年を迎える。それを記念した初の大阪でのワンマンディナーショーを9月頃に開催する予定だという。再来年2、3月の東京会場まで札幌、福島、千葉の全国5会場で行う計画である。
 「大阪では地元をテーマにした歌をメドレーで歌うなど、お世話になったたくさんの人たちに喜んでもらいたい」
 と、今からトマトなど野菜たっぷりの食事を摂って体調管理に努め、35周年へ向けての〈良い(酔)風〉を吹かせようと張り切る。





[北川裕二 オフィシャルサイト]
http://www.kitagawa-yuji.com/
[北川裕二 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10436






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北岡ひろし(徳間ジャパンコミュニケーションズ) 「薔薇ものがたり」  女形で歌って踊るエンターティナー  見どころ聴きどころたっぷりな新曲 [インタビュー]

北岡ひろし.jpg◆「日本に女形の歌手、北岡ひろしがいることを知ってほしい」日本で唯一で、初の女形で歌い踊る演歌歌手である徳間ジャパンコミュニケーションズの北岡ひろしは、そのように自信いっぱいに語る。今から10年ほど前から、カラオケの普及で素人がプロ顔負けの歌を聴かせるようになってきた。まだスーツ姿で歌う、ごく普通の男性歌手であった彼は「これからは特徴がないと歌手として生き残れなくなる」と考えて、子供の頃から日舞を習っていた経験を生かして、女形で歌うことにしたのである。2017年7月には2年ぶりの新曲「薔薇ものがたり」を出した。








北岡ひろし

 「僕の生の舞台を見てほしいですね」
 確かに北岡ひろしのエンターティナーとしての魅力はライブが最も良く伝わる。
 衣装こそ着けていないものの、物腰柔らかくインタビューに応えて話す、その仕草は女性そのものであった。
 しかも新曲「薔薇ものがたり」の ♪ 痛さこらえりゃ 恍惚の 涙はらはら きぬぎぬの ~ と志賀大介の詞を歌う彼は、何とも言えず妖艶である。

北岡ひろし・薔薇ものがたり.jpg 志賀の詞を歌うのは今回が初めてだという。志賀と言えば男っぽい作品をイメージしがちだが、今作では「ドキッとする表現も多く、しかも女性の本心を抉るような作品」(北岡)という。しかも弦哲也によるカルメン調メロディーは、どこか身にしみいってくるようでもある。

 女形の北岡はそれを見事に演じ、聴かせるのである。
 しかし彼はれっきとした男性である。周りの人たちも彼について「酒の飲みっぷりもいいし、男の中の男といった性格ですよ」と笑うほどである。
 しかし女形を演じるためには、並々ならない努力もあるようだ。日舞にお茶といった習い事は言うまでもなく、女優のDVDを見てその所作を学ぶのだという。
 「女優の岡田茉莉子さんは、女優とは女に優れると書きます、と言っていた。ですから女性よりも女らしさを身につけなければ」(北岡)

■目指すNHK大阪ホールでのコンサート

 「この新曲をいい形に持っていって、ヒットにつなげたい」
 北岡は「薔薇ものがたり」に、今までになく並々ならぬ力を入れる。10数年ぶりに久々の大阪でのマスコミ出演などのキャンペーンを行ったのも、そのひとつである。

 そのひとつ、関西で放映されている歌番組の収録にも出演した。
 そこで再会したのが、日本クラウンの歌手、木下結子だった。彼女とはデビューが同じ1984(昭和59)年で、レコード会社も日本コロムビアで一緒だった。大阪でのテレビ収録で10年ぶりに顔を合わせたわけで、昔話に花を咲かせた。
 「毎年、レコードメーカーのカレンダー用の写真を撮影するのですが、新人の僕たちはいつも6人揃ってあまり目立たないページでしたよ」
 そんな新人の頃を思い出していた。





 北岡は山形県鶴岡市出身で、活動の多くは関東地区だが、1997(平成9)年に大阪府枚方市の天野川に架る、かささぎ橋をモチーフにした「かささぎ橋」を歌っている。それを機に大阪でのキャンペーンなど活動を増やしてきたが、99(平成11)年には旧大阪厚生年金会館芸術ホールに満員の1100人を集めてコンサートを開いている。
 新曲「薔薇ものがたり」では、同寝屋川市のアルカスホールで2018年2月、久々に大阪でコンサートを開く。
 北岡はさらに「いずれはNHK大阪ホールの大会場でもコンサートを行いたい」と、夢を膨らませている。


[北岡ひろし オフィシャルサイト]
http://www.office-kitaoka.jp/
[北岡ひろし 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka_top/kitaoka.html






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O2(原大輔・大下香奈)・朱夏洋子 大阪でも新曲「キターラ・ネロ 〜 黒いギター 〜」「アンタじれったい」のジョイント発表会 [ライブ]

◆酸素のように、なくては生きていけないー。そんな魅惑的なホリデージャパンのデュオ、O2(オーツー)が、2017年12月11日、大阪市浪速区のライブレストラン、フラミンゴ・ジ・アルーシャで、同じレコード会社のジャズシンガーでポップスシンガーの朱夏洋子と新曲発売記念ライブを開いた。

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ジョイントライブを開いたO2(左、原大輔・大下香奈)のふたりと朱夏洋子


 O2朱夏洋子は、それぞれの新曲「キターラ・ネロ 〜 黒いギター 〜」「アンタじれったい」を2017年11月22日にホリデージャパンからリリースしている。この日の発表会は、同24日に東京・六本木でのライブに次ぐもの。

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フラメンコ調のダンスも見せるO2

 O2は、ヒット曲「秋冬」を歌う原大輔と元テレビ愛媛の局アナ、大下香奈によって結成されたデュオ。「キターラ・ネロ 〜 黒いギター 〜」がデビュー曲。一方の朱夏洋子はビックバンドと共演するなどの歌手活動を2000年に休止、今回、歌謡曲で再デビューを果たした。

 ライブでは、O2が大人の恋歌である「キターラ・ネロ 〜 黒いギター 〜」とカップリングの「幸せだったから」を披露。「キターラ 〜 」では、大下が考えたというフラメンコ風のダンス(振付け)で、客席の人たちを楽しませていた。
 2人はまた、「秋冬」「雪が降る」を、大下は「哀しみのサンバ」「最後の夜だから」をそれぞれオリジナル曲を歌った。

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O2の原大輔(左)と大下香奈

 O2の2人は「歌もダンスもカッコいい楽曲です。聴くも良し、見て演じるもよしで、楽しめる1曲です」とアピールしていた。


 朱夏は20代からナイトクラブなどで大人のラブソングを歌ってきたが、元は「アイドルになりたかったジャズシンガー」である。「アンタじれったい」は「大人のカッコいいロックティストな歌謡曲」(朱夏)で、これを界にジャズからポピュラーに舵を切っている。

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17年ぶりに歌の世界にカムバックした朱夏洋子

 この日はデビュー曲のほか、同カップリングでザ・ピーナッツをカバーした「大阪の女」、さらには「雨の御堂筋」「たそがれの御堂筋」「六本木ララバイ」などを歌った。

 最後はO2と朱夏の3人で「恋のバカンス」を歌い、O2は「今後、こうしたライブを全国で開いて行きたい」と語り、朱夏は「東京へも行くからねー」と、呼びかけていた。


[O2 ホリデージャパン]
http://www.holiday-japan.co.jp/artist_ha5_hd.html
http://www.holiday-japan.co.jp/artist_a8_ok.html
[朱夏洋子 オフィシャルサイト]
http://shuka-yoko.com/






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水沢明美(日本クラウン)   クリスマス アフタヌーンショー  鏡五郎・北川大介が花を添えた   リーガロイヤルホテル大阪 [イベント]

◆日本クラウンの歌手、水沢明美が2017年12月10日、大阪市北区のリーガロイヤルホテル大阪で「水沢明美のクリスマスアフタヌーンショー」を開き、最新曲の「紅散華」などオリジナル曲をたっぷりと聴かせた。関西をはじめ九州、青森などからファン200余人が集まった。鏡五郎(キングレコード)北川大介(日本クラウン)らのゲスト歌手も応援に駆けつけて、久々に開かれたという同ホテルでの水沢のショーの開催を祝していた。

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オープニングで同じレコード会社の北川大介(左)とクリスマスムードを盛り上げた

 ショーは、客席後方から「赤鼻のトナカイ」を歌いながら純白のドレスに身を包んだ水沢明美が登場して始まった。続いて北川大介がやはり客席後方から現れて「クリスマスイブ」を歌い、さらに2人で「ホワイトクリスマス」を歌唱。一気にクリスマスムードを盛り上げた。

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新曲「紅散華」を歌う水沢明美(左)

 水沢は宮崎県出身で元々は民謡歌手。日本クラウンから1990年に「恋は女の花舞台」でデビューしている。この日は「紅散華」と同カップリング曲「春はきっと来る」をはじめ、彼女が「歌手として頑張るきっかけを作った」という「二度惚れ酒」前作の「因幡なさけ唄」など、オリジナル曲10曲を歌った。

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 衣装もドレス、着物、ドレスと着替えて観客の目を楽しませていた。最後のコーナーでは「紅散華」のイメージカラーでもある深紅のドレスに着替え、頭には同じ色の髪飾りといった具合。また、何度も会場を回って、客1人ひとりと握手をしていた。


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北川大介

 ゲストのトップを切って歌ったのは元気にいつも笑顔を絶やさない北川大介。来年にはデビュー20周年を迎えるといい、今年は富士山登頂、初の甲子園での高校野球観覧など自らの目標をを達成したことを報告。
 新曲の「横濱のブルース」のほか「横濱の踊り子」「雪割りの花」「おまえを連れて」「心のまんなか母がいる」の5曲を歌った。「心のー」は、10年前に出しているが、いつも元気だったという母親を歌った1曲で、彼の元気さの源を明かした。

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鏡五郎

 メインゲストの鏡五郎は、今年デビュー51年目。長いキャリアの中で8曲もあるという忠臣蔵をテーマにした楽曲の中から「刃傷松の廊下」を聴かせ、踊りを交えた「深川しぐれ橋」、今年2月に亡くなった作曲家船村徹お手による「花火師かたぎ」さらには新曲「千鳥の舞」など7曲を歌うと、客席からはたくさんの声援が飛ぶなど大賑わい。
 お馴染みのハンカチ投げを見せ、世界一短い赤ちゃんの歌なども聴かせてファンを楽しませた。

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最後は出演者全員で「ジングルベル」を歌った

 ラストはこの日二度目の「紅散華」。アンコールのも応えた出演者全員で「ジングルベル」を歌って、クリスマスアフタヌーンショーの幕を下ろした。
 水沢は「華やかなショーを開かせ頂き幸せです。来年2月7日には新曲を発売する予定ですが、それをヒットさせて、ファンの皆さんと喜びを分かち合いたい」と、話していた。


[水沢明美 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/mizusawa/whats.html






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内田あかり(日本クラウン) 「ホテル・サンセット」 大人の恋歌 歌を伝える楽しさ実感 [インタビュー]

内田あかり.jpg内田あかりと言えば、70万枚を売上げ自身1番のヒット曲となった、あの「浮世絵の街」(1973年)を思い出す。2017年11月には日本クラウン移籍第2弾シングル「ホテル・サンセット」を出したばかりである。大人の失恋歌であるが、ムードたっぷりに聴かせるあたりは、歌手歴50年というキャリアならではの技なのだろう。一時、女優業に専念していたが、ここ20年ほどは歌1本に集中する。10月に70歳を迎えた内田は「今、歌うのがとても楽しい」と話し、歌う喜びを身体いっぱいに表現しているようである。


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 このほど大阪でのキャンペーンを終えた内田あかりは「初めてカラオケ喫茶店での歌唱キャンペーンを体験しました」と、歌好きな人たちと一緒に歌を楽しんだ。CDショップやショッピングモールでのインストアライブは去年から始めており、今回、新曲「ホテル・サンセット」のPRを兼ねて、大阪・堺市内のおおとりウイングスでもたくさんの人を集めた。

 その「ホテル・サンセット」は、内田のカラーを大切にして作られた作品で、失恋した切ない昔を思い出す大人の歌謡曲。「難しいカラオケに挑戦したい人にはピッタリなお洒落な歌」と内田。

 愛を残したままに別れてしまった女性。ある日、誰の目にも幸せそうに映る相手の男性の姿を見かける。その瞬間、かつての恋を思い出してしまう女心の深層へと入っていく。それをまるで自ら演じるドラマのように歌う。

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言葉を伝える歌唱を続ける

 彼女の歌は「詞の内容を理解して、喋るのではなく、リズムの中で言葉を大事に相手に伝わるように」(内田)と歌うのである。それは芸能界デビューが女優からだった、という経験から掴んだものだった。

 大阪の中学を卒業してジャズ喫茶で歌っていたが、16歳の時にスカウトされて上京。3年後にTBSの連続ドラマに出演しており、歌手としてデビューするのは翌年になってからである。1990年代になって女優としての仕事を増やしていった。
 「トレンディドラマで母親役を演じたことがありましたが、これが歌にもいい影響を与えてくれましたね。歌は語れ、セリフは歌えと言いますが、そのあたりから語るように歌えるようになりました」

■歌のアスリート

 そんな女優業を少し離れて歌一本に集中するようになって20年になる。若い時には分からなかった、歌うことに幸せを感じるようになってきたのは、最近の10年だという。
 「ステージで歌う声の一言ひとことが、どのように響いているのかを考えるようになり、それが分かるようになったのです。それまでにはなかったことでした」
 それが幸せ感を紡ぎ出している。

 ステージで内田はオリジナル曲よりも、カバー曲をよく歌う。しかも決して崩さずに、オリジナル曲のように伝えている。
 そうした歌も何年歌っていても、絶対に満足感はないというが、歌を伝えれていることを実感することで「やり終えたという感覚が得られ、それは歌のアスリートのように、全力投球したような気分にしてくれる」のだという。

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幾つになってもロマンチックさを忘れない歌い手の内田あかり

 ロマンチックな心を「今はごく自然に歌えるんです」と、新曲「ホテル・サンセット」で、多くの女性ファンの心を響かせているのも、そうした彼女ならではの歌への想いがあるからであろう。





[内田あかり オフィシャルサイト]
http://www.uchidaakari.com/
[内田あかり 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/uchida/whats.html






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歌う王冠ライブ、2017年を締めくくって内田あかり・瀬口侑希・花咲ゆき美・松尾雄史・五条哲也・塩乃華織が出演 大阪・朝日生命ホール [ライブ]

◆移籍2年目のベテラン内田あかりをはじめ瀬口侑希、花咲ゆき美、松尾雄史、五条哲也、塩乃華織ら日本クラウンの歌手6人が出演した「歌う王冠ライブ」が、2017年12月8日、大阪市中央区の朝日生命ホールで開かれた。この模様は来年2月にケーブルテレビのJ:COM関西で2回に分けて放送される。

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勢ぞろいした「歌う王冠ライブ」の出演者(1部)、左端は司会の谷原りょう


 この日のトップを切って歌ったのは12月6日に新曲「さよならを嘘にかえて」を出したばかりの松尾雄史。デビュー6年目の26歳。ライブには2度目の出演だった。

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松尾雄史

 デビュー7枚目のシングルとなった新曲では、東京・亀戸天神の鷽替え神事をモチーフに、さよならを嘘に替えて欲しい、と愛する人を取り戻したい想いを歌っている。カップリング曲の「叱り酒」も披露した。6日にはファーストアルバムも同時発売している。


 デビュー10周年の花咲ゆき美は、映画「マイフェアレディ」のオードリーヘップバーンのように真っ白なウエディングドレス姿でステージに立った。歌ったのは、新曲「港わかれ雪」とカップリングの「諏訪湖・・・哀愁」など。どちらも哀しい女の世界を歌うが、メイン曲は歌謡曲ファン、一方は演歌ファンを楽しませる心憎い工夫もこらす。

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花咲ゆき美

 前々作の「海鳥哀歌」でも真っ白なドレス姿を見せた彼女であるが、それのDVD用の映像撮影では「足場が悪かったので、スリッパを履いていたんですよ」と、舞台裏を明かしていた。


 いつも愉快なステージを見せてくれる五条哲也は、この日も「新しいシークレットシューズを履いてきたので、180センチの松尾君に近づきました」と、茶ゃめっけたっぷり。そんなステージとは正反対に、デビュー10周年記念曲「桜並木の向こうに」では、愛する人を失いながらも前向きに生きていこうとする姿を歌った。

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五条哲也

 自身のカップリング曲のメドレーも披露。2007年のデビュー曲「さすらいおはら節」のカップリング「男さすらい派」2015年の「酔いしれて」(メインは「越前ひとり」)などを歌った。


 デビュー18年目の瀬口侑希は、このところ3作連続で衣装を着物に替えている。この日も花柄の淡色の着物姿。まずは1988年にドレスの衣装でリリースした村上幸子のカバー曲「不如帰」を歌い、新曲「雪舞い岬」へとつなげた。これは好調な前作「津軽の春」を受けての旅情演歌。

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瀬口侑希

 第1回目の歌う王冠ライブから出演している彼女は、このほかに「リンゴの唄」「赤いハンカチ」などをカバー。新曲のカップリング曲で1968年に黒木憲が歌った「霧にむせぶ夜」も披露した。


 この日のメインゲストの内田あかりはデビュー50年で、70歳のベテラン。日本クラウン移籍2年目の今年11月に出した「ホテル・サンセット」は、大人の恋を歌ったシャンソン風のバラード調歌謡曲。それを大人の魅力たっぷりに聴かせた。70万枚を売上げ自身1番のヒット曲となっている「浮世絵の街」(1973年)も歌い、会場の女性たちを沸かせていた。

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内田あかり

 今は東京に住む彼女も、中学卒業までは生まれた大阪で過ごしていただけに、時折、大阪弁も飛び出して、親しみも感じさせていた。ベテランながらクラウンでは新人だけに「新人という言葉には、嬉しい響きを感じますね」と、笑っていた。


 「歌う王冠ライブ」は2018年には7年目を迎える。ライブの模様は毎回、J:COM関西で放送されている。今回のステージは2018年2月17日午後9時30分からと、同24日午後9時30分からの2回に分けて放送の予定である。






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神野美伽(キングレコード) 夢を追い求めて来春、米・オースチンでのフェス参加 1月1日にはデビュー35周年記念曲リリース 3日からは新歌舞伎座公演も [インタビュー]

神野美伽2.jpg◆ニューヨークで演歌を歌い続け、その反応を問い続けて4年になるキングレコードの歌手、神野美伽が、2018年3月、米・テキサス州オースチンで開かれる音楽と映像のフェス「サウス・バイ・サウス・ウエスト」に初参加する。世界中から音楽関係者が有能な新人アーティストを求めて集まってくると言われ、事前のオーディションには毎年約8000組の応募があったという。デビュー35周年を迎える来年は1月1日にシングル「千年の恋歌」と、同曲を収録したアルバム「夢のカタチ」(全11曲)を日本でリリースするとともに世界120ヶ国で同時配信する。






 「フェスでは海外のプロデューサーと出会いたい」
 神野美伽は早くも期待に胸を膨らませる。
 先ごろオーディションの合格通知を受け取ったばかりで、目下、参加のために必要な書類を英文で作成中で、渡米へ向けてのビザも申請中だという。
 フェス当日の歌唱持ち時間は45分で「神野美伽の音楽をすべて見てもらいます。衣装は着物です」と、日本らしさを精一杯に演出して、ニューヨークで歌ってきた4年間の成果を、そこで結実させる考えである。

 歌うのは「たとえば『無法松の一生』にアレンジを加えるとか、オリジナル曲をアカペラでとか、または新曲の『千年の恋歌』もありえるなど、日本を感じさせる」ことを狙って選曲を進める。

神野美伽3.jpg 神野は「ここ10年ほどは演歌の閉塞感に危機を抱いてきました」と、カラオケで歌いやすい楽曲だけがもてはやされている今の状況を危ぶむ。演歌はもっと可能性のある音楽ジャンルであるはずなのに、どうすれば立ち直れるのか。
 それを考えた彼女が目を向けたのは海外だった。

 世界的なジャズヴォーカルグループ「The Manhattan Transfer」のジャニス・シーゲルは、神野が歌う「リンゴ追分」のニューヨークでのライブ音源を聴いて「これは何という素晴らしい音楽」と驚嘆したというが、それに背中を押されるように神野は「演歌が格好良くて自由な歌であると、多くの外国人が言ってくれることで、その評価は国内でも変わるかもしれない」と期待を寄せる。

 米国・フェスへの挑戦はその試みのひとつなのである。




 しかし、フェスへの参加に至るまでには、決して一筋縄ではなかった。初めてニューヨークへ渡って「(演歌を)歌わせて」とライブハウスの門をたたくが、行く先々で断られ続けた。ようやく1軒のジャズクラブが「15分やるから歌いな」とOKをくれたのが、今につながり、そこで4年間繰り返し歌ってきた。それが少しずつニューヨーカーに演歌を届けることになった。


 来年2018年4月28、29の両日には仙台市の隣、宮城県川崎町、みちのく公園北地区エコキャンプみちのくで行われる東北最大級のロックフェス「ARABSKI ROCK FEST .18」にも参加することが決まっている。古市コータロー、クハラカズユキと共に参戦するという。

 神野は「夢は若い人が見るもの、と思われがちですが、わたしはこれからも夢を追いかけていきたい」と、世界に通用する演歌を届ける夢を見続ける。

■無駄のないメロディーな35周年記念曲

 デビュー35周年の来年、1月1日に神野はシングル「千年の恋歌」と、デビューから今まで彼女と一緒に音楽を作ってきた音楽家と1曲1曲を作ったアルバム「夢のカタチ」(全11曲)を同時リリースする。そこに収録した1曲「千年の恋歌」(カップリングは「夢のカタチ」)をシングルカットしている。

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デビュー35周年記念シングル(左)と同アルバム

 神野が歌う楽曲の8、9割は作詞家の荒木とよひさが書いている。「千年の恋歌」も荒木が詞を書き、作曲家の弦哲也が曲を付けた。編曲は船村徹の子息、蔦将包。神野にとっては初のワルツ調で、3拍子の楽曲である。
 荒木と離婚して2年半になる神野だが「わたしに歌わせたい、と思う詞を書いてください」と、改めて願い出ている。
 すると2、3日して「すごく良いのが出来た」と電話をかけてきた荒木は、電話口で詞を読み上げて「良いだろう」と自信たっぷりなところを見せた。

 「それを弦先生が、荒木さんが紡いだ言葉のテンションそのままに、無駄なく音楽にしてくれました」と神野。
 彼女を知り尽くした荒木と弦の2人のコンビによって「わたしが歌うべき絶妙な作品に仕上がった」と、神野は笑顔を見せる。

■新歌舞伎座新春特別公演

 エキサイティングに米国のフェスに参加するかと思えば、国内のコンサートホールを巡るツアーや地方の公民館で演歌を聴かせもする。さらにはロックライブハウスのクラブクアトロで歌うなど、いろんな顔をを見せる神野美伽。

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 そんな彼女が2018年1月3日からは大阪・上六の新歌舞伎座での新春特別公演に出演する。人情喜劇「おおきにな ~浪花のゆうれい女房~」と歌のオンステージ「感動!天下無双の神野節」の2部構成である。
 芝居は次々と待ち受ける困難から、愛する家族を助け出そうとひとり奮闘するお春に神野が扮し、その亭主役に太川陽介が出演。そのほかにもおりも政夫、山田スミ子、曽我廼家寛太郎らが顔を揃える。

 昭和の名曲からオリジナルナンバーまでを歌うオンステージでは、もちろん夢の結晶でもある「千年の恋歌」なども披露してくれるはずである。公演は1月25日まで。





[神野美伽 オフィシャルサイト]
http://www.shinno-mika.com/
[神野美伽 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=13450






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井上実香(キングレコード) 来年こそ生バンドライブを 12、13日には駆け足10ヶ所キャンペーン [ライブ]

◆2017年3月に新曲「有りン子」を出したキングレコードの歌手、井上実香が、来年こそは自身初となる生バンドによるライブを開催したい、と意欲を見せている。




 ライブは井上の誕生日の8月3日を開催日に計画を進める。その準備を兼ねて、今年は演歌、ジャズ、ロックなどさまざまなライブを見るなどして構想を練ってきた。会場も候補場所を絞ってきた。

 新曲「有りン子」は、ちあきなおみの「喝采」などヒット曲を数多く持つ作曲・作詞家の中村泰士が、作詞と作曲を手がけた作品。今まで井上が歌ってきた演歌から一転して、フォークタッチの歌謡曲。

 井上は、おじゃましまんにゃわぁ 〜 のギャグで一世を風靡した、父親で元吉本新喜劇の役者、故井上竜夫の長女。父親が去年、亡くなってからそのギャグを自らのキャッチフレーズに、「有りン子」のキャンペーンで関西各地を各地を巡っている。

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井上実香

 12月12、13の両日にも兵庫県姫路市内などで、1日にカラオケ喫茶店を5ヶ所を訪ねる歌唱キャンペーンを行い、来年のライブへとつなげたい考え。11月に出演した大阪流行歌ライブで歌った「有りン子」を聴いた人の呼びかけで実現した。


[井上実香 オフィシャルサイト]
http://www.geocities.jp/mika_inoue_singer/
[井上実香 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=35548






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