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Monet、動物の殺処分ゼロを呼びかけANRI1周年記念クリスマスディナーショー   ウェスティンホテル大阪 [イベント]

◆歌手のMonet(モネ)が、2019年12月19日、大阪市北区のウェスティンホテル大阪で、歌と朗読劇などからなる「ANRI(アンリ)1周年記念クリスマスディナーショー」を開き、犬など動物たちの「殺処分ゼロ」を呼びかけた。歌謡ショーでは、自身で作詞・作曲した「流れ星への願い」など全12曲を歌った。

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動物の殺処分ゼロを願って歌うMonet


 捨てられた犬や猫が殺処分される現実を嘆き、その保護活動を続けてきたMonetは 、歌を通じ捨てられる犬や猫をなくし、命の大切さを伝えていこうと、2015年に「 雲の上の青い空」でビクターエンターテインメントから歌手デビューしている。
 デビュー後は歌手活動を通じて、チャリティイベントやラジオ・テレビで動物愛護法の改正と動物虐待を防ぐアニマルポリスの必要性を訴えている。

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命の大切さを伝えようと歌う

 こうした活動の一環として一昨年、世界中の動物が幸せに共生できることを願って活動する団体「ANRI」(実行委員会代表・Monet)を設立。この日のディナーショーは、団体の活動をアピールするとともに動物愛護を呼びかけるために開かれた。

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 オープニングはMonetと野村正一氏による朗読劇「セブン ドッグス マイライフ」。歌手のディナーショーで、20分余の朗読から始まるというのは、極めてまれ。薄暗くなった場内では、観客の誰もがステージの2人による朗読にじっと耳を傾けていた。
 余命2ヶ月と診断されている男性、城戸とポスピスの今日子の会話からなるそれは、今日子が愛犬家である城戸に「7匹目の犬を飼って下さい」と勧める。彼は「犬を飼うということは、犬の最後を看取らなければいけないんです。それが出来ない」と、自分の命がそう長くないことから尻込みをする。

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観客を引き込んだ朗読劇

 弱気な城戸に今日子は「限られた命をまっとうさせるのがホスピスです。1日でも1時間でも長く生きて欲しい。だからこの犬を2人で看取るんです」と、生きることの大切さを説くのであった。

 時間を感じさせない朗読劇の内容に引き込まれたままに、ステージは歌謡ショーに変わる。クリスマスソングを4曲続けたあと、Monet「私のすべて」「笑顔の季節」「流れ星への願い」といった自身のオリジナル楽曲を歌い「設立記念にマッチした楽曲を揃えることで、犬や猫たちの想いが皆さんに届き、ひとつでも多くの命がつながることを願います」と話しかけた。

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言葉を持たない動物たちのために歌う

 カバー曲「心のロウソク」では、彼女と同様に命の尊さを伝えるフォトジャーナリスト、児玉小枝氏のフォトルポルタージュ「老犬たちの涙」をプロジェクターで紹介しながら、客席を回ってキャンドルサービス。
 最後はアンコールに応えて「大切なあなたに」を歌って「言葉を持たない犬や猫たちの代弁をさせてもらいました。感無量です」と、締め括った。

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歌の乗せてたくさんの命を助けたい-と呼びかける

 Monetは「一時は毎年50万頭もあったという殺処分も、今は5万頭に減少しています」と報告したものの、「それをゼロにしなければいけません。たくさんの命を助けたい」と話し、観客に「今日の体験を家族や同僚に伝えて下さい。そうすることでワンチャンを助けることが出来るかもしれません」と求めた。


[Monet オフィシャルサイト]
https://monet-love.com/
[一般社団法人ANRI]
https://www.gia-anri.com/








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