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解除後初のライブ「お久しぶりです! 大阪モデル併走歌謡ショー」 観客15人限定 約3ヶ月ぶりに歌った木下結子・渡辺要・みやま健二 [ライブ]

◆新型コロナウイルス感染防止に伴う緊急事態宣言が解除されてから、関西では初めて観客を迎えてのライブ「お久しぶりです! 大阪モデル併走歌謡ショー」(主催・WARAKASU)が2020年6月6日、大阪市大正区の情熱ホール・楽で開かれた。木下結子(日本クラウン)渡辺要(同)みやま健二(徳間ジャパンコミュニケーションズ)の3人の歌手たちが、約3ヶ月ぶりに自身のオリジナル曲などを、限定15人の観客に聴かせた。

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緊急事態宣言解除後初ライブとなった「お久しぶり!大阪モデル併走歌謡ショー」
出演者の顔にも自然と笑みが


 お久しぶりです! 大阪モデル併走歌謡ショーは、新型コロナウイルス感染防止に関して、警戒基準の到達レベルを大阪府が独自に打ち出した「大阪モデル」の進捗に合わせて、入場者数を増やしていく、演歌・歌謡界の<大阪モデル>である。
 その1回目となった6日は、ステージと客席、客席と客席の間を一定間隔を開けたほか、入場時にはマスクの着用と手のアルコール消毒を呼びかけて、感染防止に努めていた。

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司会は高校時代の放送部の経験を生かして渡辺要マネージャーの岩鍋希光子さん

 入場料金は9000円とやや高めの設定であったが、終演後に出演歌手を交えての茶話会も開かれて、出演者は観客を前に歌えた喜びを現し、観客も久しぶりに聴く生歌に聴き入っていた。

■歌えることに感謝

 歌謡ショーはタイトルに合わせて、木下結子が小柳ルミ子の「お久しぶりね」を歌ってオープニング。「3ヶ月22日ぶりにお客様の前で歌います」と感慨深げに話した彼女は、続いて最新曲の「おはじき」を聴かせた。
 渡辺要は「長い自粛で歌い方を忘れてしました」と客席を笑わせながら、三橋美智也の「達者でな」をカバー。地元香川・琴平町を舞台に歌う「讃岐の女(ひと)」(2003年)も歌い、「歌えることに感謝の気持ちでいっぱいです」と頭を下げた。
 今夏、新曲をリリースする予定のみやま健二は前作の「浜撫子」を歌うと共に、錦野旦の「空に太陽があるかぎり」をカバーして「多くの自粛は解除されましたが、まだ予断を許しません。気を付けて下さい」と呼びかけた。

■歌で大阪に笑顔を

 3人のコーナーでは、木下が36年前のデビュー曲「放されて」をはじめ、この曲があったから今まで歌い続けることが出来たという「ノラ」それに「いとしいあんちくしょう」「ウヰスキー」を歌った。この日、大阪モデルの安全レベルを示す緑色のドレスを着た彼女は「大阪の街に早く笑顔が戻りますように」と願いを込めた。

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来月には自身のライブを復活させる木下結子

 来年にはデビュー30周年を迎える渡辺は、久しぶりの浪花ものとなった最新曲「とんぼり流し」前作で自身の母親への賛歌でもある「母は今でもこころの港」歌手人生で起死回生の1曲となった「浪花じこみ」最大の代表曲である「大間崎漁歌」の4曲を披露。「何時かはお袋孝行しよう、そして一国一城の主になろうと生きてきました。来年はその集大成です」と、30周年への意気込みをみせた。

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来年はデビュー30周年を記念して全国ツアーも計画する渡辺要

 みやまは6年前の作品である「俺のいい女」最新曲「能登の灯祭り」そのカップリング曲「あとの祭りの一人酒」15年前に初めてリリースし、今作のカップリングにも収録するなど3度録音している「泪橋」を歌い、新曲のレコーディングも報告した。

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新曲のレコーディングを済ませたばかりのみやま健二

 ショーではまた、木下が渡辺の「大間崎漁歌」渡辺がみやまの「能登の灯祭り」みやまが木下の「ノラ」を、それぞれ互いのオリジナル曲を歌って客席を沸かせた。
 フィナーレは出演者3人で水前寺清子の「三百六十五歩のマーチ」を元気いっぱいに歌って会場をもりあげた。
 久しぶりに生歌を聴いた観客の多くは「とても良かったです。感激しました」と、感想を語っていた。

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ラストは「三百六十五歩のマーチ」で元気を振りまいた

 大阪独自の数値基準である<大阪モデル>の進み具合に合わせて、観客数・入場料など開催内容を変更していく今回の併走歌謡ショー。第2回目は7月4日に予定されている。





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