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みちごえゆう(テイチクレコード) 「花は、花 / ただいま大阪」でメジャーデビュー 夢はデッカく日本の歌姫 [インタビュー]

◆地元の門真で知られていなくて、どうして東京なの。寂しいやんー。そんな言葉を同級生や応援してくれている人たちからもらって、CDデビューして上京し10年が経った6年前に、みちごえゆうは生まれ故郷の大阪府門真市に戻った。それから関西を中心に活動を続けてきたが、2022年10月19日に「花は、花」をテイチクレコードからリリースして念願のメジャーデビューを果たした。夢は門真の歌姫から日本の歌姫へ。そして25年の大阪万博の歌を歌いたいーと限りなくデッカいのである。

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みちごえゆう


 みちごえゆうは、関西から多くの歌手を輩出した関西歌謡大賞(現・にっぽんうたまつり)に21歳で初めて出場している。この時の審査委員長の作詞家もず唱平からは「変わった声をしているが特徴ある声だから、それを生かして頑張るように」と評価され、奨励賞を受賞している。

 これがきっかけとなって本格的に歌手を目指すようになり、23歳の時にCDデビューして上京している。ライブハウスで歌手としてスタートを切るが、知人も少ない東京ではチケット販売のノルマをこなす事が出来なくなって、出演もかなわなくなってしまった。

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 そこから始めたのが道の駅や旅館などのほか、色んなイベント会場で歌う事だった。そんな活動を7年間続けていたが、ある日夏祭りのイベントで大阪に帰ってきた時であった。その時、知人からかけられた言葉が「帰ってきて、地元の歌姫になれば」というものであった。

 彼女にとって歌手は東京にいなければいけない、という固定観念があって「帰りづらい」気持ちがいっぱいだった。でも周りの古い友人や応援をしてくれている人たちは「そんな考えは古いよ」と言って。帰ってくることを勧めた。

 その言葉に背中を押されて10年ぶりに故郷に帰り、地元での活動を始める。もちろん地元でも無名であるから、まずはポスターを持って美容院、飲食店やカラオケ喫茶店などを手当たり次第に回っていった。
 「東京では他人に声をかける事は出来なかったのですが、門真に戻って6年、物怖じしないまでに鍛えられました」と、みちごえ。

 すると老人福センターから声がかかったり、夏祭りで歌ってほしいなどと少しずつ歌える場所が増えていった。コミュニティFM局からは番組のパーソナリティーにといったオファーも寄せられるようになってきた。

 そうした地道な活動を続ける中で、紹介してくれる人がいてテイチクからCDを出す話をもらった。念願のメジャーレーベルである。
 審査の結果が出るまでには3ヶ月ほどかかったという。「まるでオーディションの結果を待つような心境でした」と、心の内を打ち明けてくれた。
 
 ここに至るまでの苦しかった時の気持ちを歌ったのが、♫ 浪花の風はあたたかい 次の春はきっときっと咲く 〜 と歌うメジャーデビューシングルの「花は、花」(作詞・北爪葵、作曲・桧原さとし、編曲・宮崎慎二)である。カップリング曲の「ただいま大阪」(同)では ♫ ええねん ええねん 泣いてもええねん 〜 と自らを励ます。

 いずれも気持ちが温かくなる、人生の応援歌とも言える2曲を、みちごえは今、大阪の空の下で歌い続けている。いずれは「大阪から全国へ飛び回る」ことを夢見て。



※記事・写真の無断使用はお断りします。


[みちごえゆう オフィシャルサイト]
https://www.youmichigoe.com/
[みちごえゆう テイチクエンタテインメント]
https://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/michigoe/








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