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第217回KOBE流行歌ライブ、山口ひろみ・氷室一哉・山本和恵・山元美和の4人が歌った [ライブ]

◆ ムード歌謡でうっとりとした後は演歌、バラードといった色んなジャンルの歌で観客を魅了した第217回KOBE流行歌ライブが2023年12月14日、神戸市兵庫区の新開地アートひろば2階ホールで開かれた。

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写真・第217回KOBE流行歌ライブの出演者たち


 出演したのは山口ひろみ(テイチクエンタテインメント)と氷室一哉(ホリデージャパン)山本和恵(日本クラウン)山元美和(アクトラスレコード)の4人。

 山口ひろみは2002年のデビュー曲「いぶし銀」から歌って、「デビューする6年前に北島三郎先生の家に内弟子として入りました。今年4月に独立してテイチク内の事務所に移籍しています」と近況報告。
 新曲は滋賀県にある近江八景のひとつ三井寺を舞台に歌っている「三井の晩鐘」
 失った恋を忘れるためにやって来た三井寺。夕暮れに鳴り響く鐘の音が主人公の胸をいっそう締め付ける。地元関西の歌であるだけに一段と気持ちがこもる。

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写真・山口ひろみ

 カップリング曲は食育防災アドバイザーの資格を持つ彼女自らが作詞した「しょくいくぼうさいのうた」
 健全な食生活を指導したり、防災に関する課題解決を支援するのが役割。それを日々の生活の中に生かそうというのが、この歌である。
 この日、ステージを端から端まで元気に動き回って、笑顔いっぱいに食育・防災の大切さを訴えていた。


 数少なくなったムード歌謡の歌い手の1人として知られる氷室一哉。身長183センチ、股下90センチをウリに、石原裕次郎の歌世界を目指すと共に同じレコード会社の先輩だった故・加門亮を歌い継いでいる。デビュー2年目である。
 デビュー曲は「アカシア物語」。まさに石原裕次郎、加門亮の世界そのものの歌を聴かせる。ライブでは加門が歌った「神戸北クラブ」から歌い、アローナイツの「最後にもう一度」と進めた。

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写真・氷室一哉

 去年7月にリリースした新曲が「アカシア挽歌」。アカシアシリーズの第2弾で、氷室が作曲も行なっている。
 前に歌った「神戸北クラブ」は新曲のカップリングにも収録している。
 ライブの目玉でもある昭和歌謡コーナーでは氷室は石原裕次郎の「粋な別れ」も披露した。


 山本和恵は京都・舞鶴市在住の歌手であるが、歌好きの人たちの間では全国でその名を知られている歌好手でもある。
 73歳になる。この日は高校時代の同級生が応援に駆けつけていた。「ファンは70代、80代で、同世代に元気を振り撒いています」とアピール。歌好きが高じてデビューして、すでに24年目になる。

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写真・山本和恵

 「舞鶴で1番の幸せ者と違うやろか」と屈託なくステージで話すほど性格は明るい。
 ライブでは21年に出した「邪恋」のほか、去年8月に日本クラウンからリリースした新曲の表題曲「0時のままで」とカップリング曲の「忘れえぬ人」「決心」の3曲を披露した。
 70代で初めてのメジャーレーベルからの発売に、歌手としてひとかたならぬ意欲を示していた。


 山元美和は推薦曲コーナーでの出演。宮崎県都城市出身で、14年の小田純平全日本カラオケグランプリで最優秀グランプリを受賞している。
 最新曲「かんにんや…」など3曲を歌った。

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写真・山元美和

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