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第218回KOBE流行歌ライブ、千葉と小桜が列車ものの新曲を披露 恋川は歌と舞踊で魅了 [ライブ]

◆来月7日に新曲を出す千葉一夫(キングレコード)と、2019年以来の神戸での流行歌ライブの舞台という小桜舞子(テイチクエンタテインメント)2度目の出演の恋川いろは(日本クラウン)の3人による第218回KOBE流行歌ライブが、24年1月25日、神戸市兵庫区の新開地アートひろば2階ホールで開かれた。

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写真・第218回KOBE流行歌ライブの出演者たち


 千葉一夫が2月7日にニューシングル「山吹の駅」(作詞・本橋夏蘭、作曲・花笠薫)をリリースする。彼が高校を卒業した18歳の年に国鉄(現JR)で勤めはじめているが、最初の勤務地は実家近くの千葉県銚子市・成田線椎柴駅であった。
 女性の間では人気者の駅員だったという千葉だが、そんな青春時代の思い出が込められているのか、聴くものの心に響いてくる。

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写真・千葉一夫

 ステージではそれを初披露した。デビューは1980(昭和55)年。「以来、40数年経ちますが、その間に百曲近くをレコーディングして来ました」と千葉。
 そんな中からデビュー25周年記念曲として出した「おまえとふたりづれ」や、新曲のカップリング曲で股旅物の「男新三流れ旅」も聴かせた。


 小桜舞子が去年12月に出した新曲も列車ものである。レールの軋む音と共に心地よく走る列車のように、CDの売行きも極めて好調なようす。「オリコン演歌チャート初登場3位で、しかも4週連続3位を維持して来ました」(小桜)という。
 その新曲「海鳴り列車」(作詞・かず翼、作曲・徳久広司)は、新潟市の新津駅から秋田市の秋田駅を結ぶ羽越本線が舞台。赤い夕陽が沈む日本海に沿って走る歌の旅は旅情感いっぱいである。

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写真・小桜舞子

 秋田・角館町を舞台に歌ったデビュー曲「恋する城下町」も歌った。出身地は神奈川県茅ヶ崎市であるが、「ますます秋田女に近づいてきた」という噂も。
 寒い北国の冬も「心ポカポカになれる」のが彼女の歌のようだ。


 恋川いろはは華麗な衣装と舞で去年5月に出した、日本クラウン移籍第2弾シングル「あだなさけ夢のからくり」(作詞・朝比奈京仔、作曲・徳久広司)などを聴かせた。
 その衣装は片肌脱いだ着物姿。阿波踊りの女性の踊り手などでも見られるそれで、2歳から習い始めたという日本舞踊を活かしながら艶っぽさを演出した。

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写真・恋川いろは

 舞踊から演歌の世界へ転身したのは2019年。その時のデビュー曲のカップリング「焼け棒杭(ぼっくい)」(テイチク)を歌い、おかめとひょっとこの仮面をつけての踊りも。
 「あだなさけー」のカップリングには2曲を収録している。ドレスに早着替えをして、その「昼顔ボレロ」「見返り本牧II」も披露して存在をアピールした。

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