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原田波人、フォーク演歌の第1人者を目指す 皆んなに歌ってほしい「万燈籠」 [インタビュー]

フォーク演歌という新しいジャンルを切り拓きたいーー。デビュー3年目の原田波人が(日本クラウン)が大きな夢を抱いている。2022年1月にポップスでデビューして4枚のシングルを出してきたが、24年3月6日にリリースした5枚目のシングル「万燈籠」は、これを作曲した大谷明裕がフォーク演歌と呼ぶほどに、ガラッと趣きを変えている。確立されたジャンルではないというが、原田は「心に寄り添ってくれて、情景が浮かんでくるような曲調の楽曲を歌っていきたい」と、話す。

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写真・デビュー3年目の原田波人


 奈良の春日大社で年2回行われる神事の万燈籠。ここへ2人が一緒に来て愛を誓ったのに、今はその貴方もいない。1人じゃ、とても生きてはいけないーー。そんな女性の切なさを歌う。
 演歌である。NHKのど自慢で長山洋子の「蜩」を歌ってグランドチャンピオン大会へ進み、それが歌手への道へとつながった。

 それだけに演歌は大好きである。今年の初めに歌詞をもらって、大谷のギターに合わせて歌唱レッスンを受けた。こぶしを回して久しぶりに歌う演歌は気持ちが良かった。
 ところが大谷は「抑揚をつけないで、軽く歌ってほしい」と注文を付けた。

原田波人 万燈籠.jpg

 この時初めて大谷の口から〈フォーク演歌〉という言葉を耳にした。大谷は先ごろ亡くなった小金沢昇司に、彼の代表曲となった「ありがとう…感謝」「願・一条戻り橋」などを提供している。原田は「明るい曲調ではないが、人の心に寄り添える」こうした大谷の楽曲が以前から好きだったという。

 デビュー以来ポップスを歌ってきた原田に、ファンの多くは、演歌を歌ってほしい、といった要望を送り続けてきた。もちろんそれは原田の希望でもあった。ディレクターにそれを伝えて、大谷が作曲する事が実現した。

 大谷がフォーク演歌と呼ぶそれは決して確立されたジャンルではない。歌う歌手も小金沢昇司など数えるほどしかいないという。
 しかし世の中では今、昭和歌謡がたくさんの人に支持されているように、人の心に優しい歌が求められている。原田はこのジャンルで第1人者になろうとしているのである。
 「フォーク演歌なら、また女歌なら原田波人と言われるように、このジャンルを切り拓いていきたい」と抱負を語る。


動画・優しくどこか懐かしい曲調です

 デビュー3年目である。「万燈籠」を出してから若いファンも増えてきた。今回の関西キャンペーンでも老若男女、たくさんの人たちが応援に集まったという。
 「原田波人の名前を知ってもらうことはもちろんですが、それ以上に曲を知ってもらってカラオケでたくさん歌ってもらうなど、曲が1人歩きしてくれると嬉しいですね」
 そのためにも全国各地で歌っていけるようにしたいと意気込む。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[原田波人 オフィシャルサイト]
https://p-aurora.co.jp/artist/haradanamito/
[原田波人 日本クラウン]
https://www.crownrecord.co.jp/s/c01/artist/harada-namito/news?ima=1824&ct=ryuko








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