SSブログ

グランプリに内野順也さん 2019 にっぽん うたまつり 日本レコード商業組合関西支部 [カラオケ]

◆今年のグランプリは「未練なんだぜ」(大川栄策)を歌った大阪府枚方市の内野順也さんにー。2019年11月1日、兵庫県尼崎市で開かれた歌唱コンテスト「2019 にっぽん うたまつり」(主催・日本レコード商業組合関西支部)の決勝大会に出場した18人の中から選ばれた。課題曲18曲の中から、歌手7人による歌を披露するスターパレードも行われ新人の二見颯一からベテランの石原詢子まで、それぞれ熱唱ぶりを披露した。

にっぽんうたまつり.jpg
2019にほんうたまつりの出場者と出演歌手が勢ぞろい

 今年のにっぽんうたまつりの歌唱コンテスト決勝大会には、約1000人の応募があった中から、地区予選と最終選考会を勝ち抜いた18人が出場した。
 グランプリに選ばれた内野順也さんには、日本レコード商業組合関西支部の東幸作支部長から表彰状とトロフィーなどが贈られた。スターパレードのメインゲスト、石原詢子からは花束が手渡され「堂々と歌われ、素敵でした。これからもたくさん歌って下さい」と祝福されていた。
 内野さんは「落ち着いて歌えました。多くの実力者の中から選ばれて信じられません」と話していた。

表彰式・内野順也さん 2.jpg
石原詢子から花束を受け取って笑顔を見せるグランプリに選ばれた内野順也さん

 審査委員長の作詞家、もず唱平=写真下=は「33年間審査してきて、今日ほど歌を忘れたり、間違った人が多かったことはありませんでした。メロディーとカラオケの画面を同時に覚えようとしているのが原因かもしれません。歌詞は素読して覚えないといけません」と総評した。

もず唱平.jpg

 また審査員の音楽評論家、石井誠は「それぞれに個性が表れていました。歌詞をはっきりと届けることが大事です」とも。

内野順也さん.jpg
課題曲を歌うグランプリの内野順也さん

 このほかの入賞者と歌唱曲は次の通り。
釼本直己さん.jpg
▼優秀歌唱賞 釼本直己さん(和歌山市) 「最上の船頭」(氷川きよし)
三好かね子.jpg
▼審査員特別賞 三好かね子さん(和歌山県岩出市) 「わすれ酒」(中村美律子)
坂口正樹さん.jpg
▼奨励賞 坂口正樹さん(和歌山県紀の川市) 「唇スカーレット」(山内惠介)

 歌唱コンテストはレコードメーカー七日会加盟の10社から選ばれた18人の歌手、18曲の最新曲を課題曲に、19年5月から歌唱(カラオケ)音源の募集を開始。10月21日に大阪・堺市内で最終選考会が行われた。

■石原詢子らによる歌謡ショー

 結果発表と授賞式に先駆けて、コンテストの課題曲にもなった7人の歌手による歌謡ショー、スターパレードが行われ、それぞれ最新曲などを歌った。

二見颯一.jpg門松みゆき.jpg
二見颯一(左)と門松みゆき

 今年3月にデビューしたばかりの二見颯一(日本クラウン)はデビュー曲の「哀愁峠」などを歌い「多くの人に歌ってもらいたい」とアピール。同2月デビューの門松みゆき(日本コロムビア)もデビュー曲「みちのく望郷歌」などを。「1つひとつのステージを大切に歌いたい」とメッセージ。

朝花美穂.jpg辰巳ゆうと.jpg
朝花美穂(左)と辰巳ゆうと

 去年19歳でデビューした、大衆演劇と演歌が大好きな朝花美穂(徳間ジャパンコミュニケーションズ)はセカンドシングルの「出世街道旅がらす」。10年前に小学6年で大会の前身の関西歌謡大賞に出場している辰巳ゆうと(ビクターエンタテインメント)は「おとこの純情」を。

椎名佐千子.jpg上杉香緒里.jpg
椎名佐千子(左)と上杉香緒里

 デビュー18年目の椎名佐千子(キングレコード)は「漁火街道」を歌い上げ「20周年の節目に向けて頑張って歌っていきます」と意気込みをみせた。上杉香緒里(テイチクエンタテインメント)はデビュー25周年記念シングル「暗夜の恋」とカップリング曲「風の酒」などを聴かせた。

石原詢子.jpg
石原詢子

 ラストは4回連続出演の石原詢子(ソニー・ミュージックダイレクト)。新曲「通り雨」や詩吟を盛り込んだ「薄墨桜」などを歌った。大阪市内で開催している詩吟教室のPRも。

にっぽんうたまつり・ラグビーボール投げ.jpg
エンディングは出場者と出演歌手全員でミニ・ラグビーボールのプレゼント

 にっぽんうたまつりは、1983(昭和58)年10月16日、関西演歌大賞としてスタートしたのが始まり。4年前から現在の名称に変わっている。







nice!(3) 

桜本浩章 念願の初リサイタル 生バンドで全19曲歌う  大阪・東成区民センター [コンサート]

◆高校生の頃、学校から帰ると好きな歌を並べた歌唱リストを作って、自分の部屋で1人リサイタルをしていましたー。いつかプロ歌手になって、本当のリサイタルを開きたい。サラリーマンを続けながらそんな夢を実現した歌手、桜本浩章。35年前に一端デビューしたが、5年ほどで休業した。2年前にインディーズでCDを出して再デビューを果たしている。念願の初リサイタルをやり終えた桜本は満足し切った表情であった。

桜本浩章 1.jpg桜本浩章 3.jpg
初リサイタルで歌う桜本浩章

 2019年10月27日の夕暮れ時、「桜本浩章 2019 リサイタル ~心・響・歌~ 」の会場、大阪・東成区の区民センターには桜本浩章の歌を聴こうという人たちが、三々五々集まってきていた。勤務先の同僚や取引先の医師もいる。彼は大阪市内にある製薬会社に勤めるサラリーマンなのである。歌手になるのは休日などを利用してである。

 歌手は子供の頃からの夢だった。ところが大学へ進学し、卒業すると今の会社に就職した。夢が叶うのは1984年、23歳の時。出身地の和歌山を舞台に歌った「たそがれの紀州路」(ビクターレコード )でレコードデビューする。
 しばらくは会社勤めとの2足のわらじを履いて歌っていたが、会社の仕事が忙しくなったことから歌手業は休業した。2017年にCD「悲恋の港」をインディーズでリリースして、本格的に活動を再開させた。

桜本浩章 5.jpg
生バンドを入れてのリサイタルは高校時代からの夢

 この日のリサイタルでは、自ら作詞したオリジナル曲「悲恋の港」をオープニングで歌い、さらにカップリング曲「絹恋」など、全19曲を歌った。バックには「どうせならサックス、トランペットも入れたかった」といった生バンドを配する、といった具合に最高の演出を図った。
 リサイタルは途中、 約20分の休憩をはさんでの2部構成。1部では「うそ」(中条きよし)「オレンジの雨」(野口五郎)「酒よ」(吉幾三)などのカバー曲を揃えた。

桜本浩章 2 塩乃華織デュエット.jpg
塩乃華織とのデュエットも

 2部は大好きな森進一の「花と蝶」「おふくろさん」など5曲をメドレー。
 1曲1曲歌い終わるたびに最敬礼をし、その姿は桜本が憧れ続けた昭和の歌手の姿そのものであった。
 ラストソングは「絹恋」。「大学時代の同好会の先輩に作ってもらった」という1曲である。

桜本浩章 4 ラスト.jpg
出演者全員が勢ぞろい

 初リサイタルに花を添えたのが、11月6日に新曲発売を控えた塩乃華織(日本クラウン)と男女のユニット、KILLERS。桜本は塩乃と緊張気味に「居酒屋」をデュエットした。


 最後は出演者全員で「大阪ラプソディー」を歌い、桜本は充実感いっぱいな様子であった。








nice!(2)