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おおい大輔(テイチクエンタテインメント) 20周年の今年も「まあええかLIVE」  未発表曲「ほんまか」など 23曲を熱唱 [ライブ]

◆テイチクエンタテインメントの歌手、おおい大輔が2019年10月29日、大阪・浪速区のライブハウスZeppなんば大阪で、毎年恒例の「まあええかLIVE」を開いた。デビュー20周年を迎えた今年は、サブタイトルには大阪弁で<20年もつづいてるっちゅうねん>と付け、全23曲を歌った。おおいは「来年も頑張ります」と、21年目への意欲を見せていた。

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今年も熱く歌ったおおい


 Zeppなんば大阪での開催は今年で6回目になる。おおい大輔のまあええかLIVEはここ数回、彼の師匠である、同じテイチクの歌手、天童よしみがゲスト出演して大きな拍手を受けていたが、今回は久々の単独ライブ。
 おおいは大阪・羽曳野市在住。この日、客席に姿を見せた浅田あつこと共に<羽曳野の星>で、毎回、2000人を収容する会場もいっぱいにするほどの人気は絶大。

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 その理由は、歌は言うに及ばず、人を笑わすトークを始終考えているという大阪人ならではのサービス精神にある。この日もテレビ出演した際のファンの反応など、笑いを誘うシーンは数多く見られた。
 気さくな性格も多くの人を惹きつける。だからライブは格式張らずに、その模様は全て写真撮影もOK。会場のあちこちでは、スマートフォンの画面が光っていたし、ステージ前まで祝儀を渡しにやってきて、おおいと一緒に記念撮影する女性もいたほど。

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 熱唱に次ぐ熱唱のライブのオープニングは未発表曲の「ほんまか」。作詞作曲をしたのは、この歌のバンド演奏の指揮を務めた中村泰士。エンディングで歌った新曲「春な女(ヤツ)」の作曲も中村によるもの。カップリングの「兄貴風」も中村作品で、新しいおおいを感じさせる楽曲。

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 天童よしみの付き人をしていたことから彼は、20年前に歌手デビューした。「天童さんの歌を聴いて演歌が好きになった」のだが、デビュー曲はフォークソングのような「風にまかせて」であった。これをフルコーラスで、久しぶりに聴かせた。
 続いて歌った「男は演歌だね」では、2番から歌い始めて演奏を止めるのも彼ならではのパフォーマンス。

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お馴染みの三味線ともジョイント
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ハーモニカにも挑戦してみせた

 毎回、おおいが新たなチャレンジをして見せるのも、このライブの見どころでもある。
 今年はハーモニカに挑戦した。「3日前に買った」というハーモニカを、自らのギターを交えて「横浜ホンキートンク・ブルース」を歌ったが、「世界大会でチャンピオンになったというハーモニカ奏者」とのジョイントで会場を沸かせた。

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 このところ毎回出演していた天童よしみは、ライブとほぼ同時刻に放送されていたテレビ番組の大阪からの生中継に出演していた。代わっておおいが天童の新曲「大阪恋時雨」を歌ってみせるという趣向を凝らした。
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来年も来てね-と呼びかける

 アンコールでは「望郷津軽じょんがら流れ唄」と、オープニングで歌った「ほんまか」を再度、中村の指揮で歌った。
おおいは「これからも頑張ります。来年も来てやぁ〜」と、話していた。

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中村泰士も加わってエンディング


[おおい大輔 オフィシャルサイト]
http://www.daisuke-ohi.com/
[おおい大輔 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/ohi/







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KBA  大阪で2019指導者歌唱者講習会 徳久広司が自作曲「瀬戸内ぐらし」を課題に歌唱指導 島津悦子のミニ歌謡ショーも [イベント]

キングレコード歌謡文化アカデミー(三田誠理事長、KBA)が2019年10月17日、大阪・東淀川区の大阪ガーデンパレスで近畿・東海・北陸地区の歌唱指導者と会員を集めて「2019指導者歌唱講習会」を開いた。課題曲に選ばれたのは島津悦子(キングレコード)が10月9日に出したばかりの「瀬戸内ぐらし」。この日の講師で、この曲を書いた作曲家、徳久広司は「歌は自分が感動しないと、聴く人に伝わらない。自分の歌を繰り返し聴くことが、上達の近道である」など、歌唱者としての心得を語った。

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徳久広司を講師に新大阪で開かれたKBA指導者歌唱講習会

 同講習会で初めて講師を務めた徳久広司は、待ち受ける指導者と会員たちの前に着席すると「歌は理屈ではなく、どこまで聴く人に届けられるか、愛してもらえるかです。カラオケの普及が歌を聴かなくさせてしまった」と話し、自らの音楽との関わりや音楽への想いについても触れた。

 その徳久は71歳。今までに書いた作品で世に出たのは約1500曲になるという。その「99パーセントは注文をもらって書いた」ものである。
 「最初の歌を書いてから49年になります。テレビ番組『寺内貫太郎一家2』の挿入歌となった『北へ帰ろう』が最初のヒット曲でした。作った作品がボツになったことも多いですが、1編の詩をもらって、5つのパターンの曲を書けないとプロの作曲家とは言えないでしょうね」

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歌唱持論や自らの体験談を話す徳久広司

 デビューの頃は日記代わりに毎日、1編の詩と曲を書くことを2年間続けた。それでも「その中から作品と呼べるものが1つでも生まれれば御の字ですね」と、新人時代の舞台裏を明かした。
 作品は第3者に伝わらなければ話にならない。歌うこともまた、そうである。
 「歌を伝えるには、自分の思いをシンプルに表現することが大切です。平面的なものを立体的にするのが歌うということで、100回歌ってみると必ず見えてくるものがあります」

 こうした歌の<極意>を伝えた後、自らのギターに合わせて女性指導者3人と男性指導者1人に実際に「瀬戸内ぐらし」を歌ってもらい、アドバイスを加えていた。

 徳久はまた、歌唱一般に関する質問を受け「アマチュアの方は自由に歌えばいいでしょう。楽しいと感じなければ、歌うのをやめると良い。一方、歌唱指導の方法はパーツパーツで指導は出来ますが、万病に効くものはありません」などと答えていた。

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歌唱指導を受ける指導者たち

 講習会最後のメニューは課題曲「瀬戸内ぐらし」を歌う島津悦子によるミニ歌謡ショー。
 メイン曲の「瀬戸内ーー」のほか、代表曲の「焼酎天国」を思わせるリズミカルなカップリングの「酒は天下の廻りもの」「惚れたのさ」「浅野川春秋」そして前作の「長崎しぐれ」などを歌った。
 デビュー32年目の島津、今作は55枚目のシングルになる。「前作同様に昭和の良き時代を感じてもらえる作品です」とアピールしていた。

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ミニ歌謡ショーで歌う島津悦子 左は徳久のギター伴奏による「瀬戸内ぐらし」

 これより先、別室では三田KBA理事長を交えた指導者ミーティングも行われ、会員増強や毎年全国で開催している歌謡選手権での歌唱時のモニター設置、80歳以上の歌唱者を対象にスーパーゴールドコース(仮称)の新設などについて意見が交わされた。

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島津が歌う新曲のカップリング曲「酒は天下の廻りもの」に合わせて思わず踊りだして、陽気な一面を見せる徳久

 同じ内容の指導者講習会は翌日、福岡市内でも行われ、明日31日には東京都内でも開かれる。


[キングレコード歌唱文化アカデミー]
https://www.kingrecords.co.jp/KBA/







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木本勝治(ホリデージャパン) 今年も元気に歌仲間とカラオケと歌謡ショー 東大阪文化創造館でこけら落とし [イベント]

◆ものづくりの街、大阪・東大阪市で高周波焼入れなどの熱処理加工や金属加工を手掛ける木本電子工業を1973(昭和48)年に興し、6年前に社長を長男に譲って歌手に転身した木本勝治。今までに2枚のCDをリリースしている。2015年には出身地、徳島の地元紙・徳島新聞のインタビューに応えて「大阪府内外へ営業に回り、呼ばれたら徳島へも歌いに行きますよ」と、元気なところを見せた。19年9月15日には、オープン間もない東大阪文化創造館で、今年で第6回になる「木本勝治と元気な歌仲間 カラオケ発表会&歌謡ショー」を開き、自ら オリジナル曲など5曲を聴かせた。

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木本勝治(中央)と元気な歌仲間 歌謡ショーの出演者全員が勢ぞろいして「河内おとこ節」を歌った


 木本勝治は77歳である。その木本の歌手デビュー曲は日本クラウンから出した「ひとりよがり / 酒」(2013年)。16年には「宝の海へ / この街で・・・」をホリデージャパンから発売。今年の木本勝治と元気な歌仲間 カラオケ発表会&歌謡ショーでは、この4曲を歌うと共に「ありがとう感謝」(小金沢昇司)をカバーした見せた。

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熱唱する木本勝治

 木本は徳島県で遠洋漁業を営んでいた家庭で育っている。それだけに「仕事に趣味にと走り回れるのも、古里の海や両親が健康な体に育んでくれたから。今後も雑草のように力強く歩んでいきたい」(徳島新聞のインタビュー)と話しており、会場に元気な歌声を響かせた。

 午前10時のカラオケ発表会に先駆けてはだんじり囃子で盛り立てたが、歌謡ショーは、関西在住者を中心とした阿波踊りのなにわ連による、木本の出身地・徳島の阿波踊りで賑やかにオープニングを飾った。

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スペシャルゲストの松村和子

 歌謡ショーのスペシャルゲストには松村和子(徳間ジャパンコミュニケーションズ)を迎えた。デビュー曲で代表曲の「帰ってこいよ」のニューバージョン(2008年)から「面影しぐれ」「俺のふるさと北海道」など7曲を聴かせた。
 この日のゲストには宝愛、美山京子、池田かよこ、杉山清晴も出演。それぞれオリジナル曲などを歌った。

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宝愛
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美山京子
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池田かよこ

 ラストは大阪らしく「河内おとこ節」を出演者全員で歌って締めくくった。

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挨拶する木本

 カラオケ発表会には116人が出場し、得意の楽曲に挑戦していた。
 木本は挨拶で「会場は9月1日にオープンしたばかりで、皆さんとこの新しいステージに立てることが楽しみにしていました」と、顔をほころばせていた。







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北川裕二(キングレコード) 大好きな関西弁のように優しく歌う「みなかみの宿」 水上温泉を舞台に報われない恋物語 [インタビュー]

◆関西弁って活力を貰えるんですー。2019年10月9日に出した新曲「みなかみの宿」のキャンペーンで来阪したングレコードの歌手、北川裕二は、このように話している。福島県郡山市出身の彼が関西弁と頻繁に接するようになったのは、2013年の「女のみれん」あたりから。この時からディレクターが大阪出身に変わった。物腰柔らかな言葉は「やる気を与えてくれる」という。事実、今作に至るまで、このところの数々の楽曲は多くの歌好きの人たちの心をとらえている。

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 関西弁が今の北川裕二を作った、と言っても良いくらいである。
 「関西の言葉は温かみがあるんです。聞いていてもスーッと入り込めます」
 レコーディングで何時も同席する関西弁の担当ディレクターが話す言葉にも、それを感じるという。それが彼を前向きにしている。

 そのディレクターの元で「大衆演歌」と呼ぶ、聴く者にとっても耳あたりが良く、心地よく入り込んでくる作品でジワジワとファンを拡大してきた。
 新曲の「みなかみの宿」は、それをベースにしながらも、新たなご当地色を取り入れた宿ものシリーズである。

北川裕二 みなかみの宿.jpg この「みなかみの宿」は前作「伊豆しぐれ」同様に、温泉宿を舞台にしている。タイトルにある「みなかみ」とは群馬県みなかみ町のことで、全国的に知られた温泉町である。
 「報われない女性が主人公の女歌ですが、決して暗くならないように歌っています」

 北川裕二らしさあふれる女歌である。
 ♪ 女は深みで 溺れるの 〜 3番に出てくる歌詞は、主人公の男性への想いの強さを表しているが「こんなに惚れられると心苦しいですね」と北川。
 演歌に登場する女性の多くを代表しているかのようであるが、それに反して男はこの楽曲では ♪ いつでも 浅瀬を歩く 〜 と、何時もずるいのである。

 静かな落ち着いた温泉町は歌のイメージにピッタリな、絵になる演歌である。
 プロモーションビデオは、みなかみ町のホテルの庭園や、歌にも出てくる吊り橋「笹笛橋」などで撮影をした。

 カップリングの「相馬の辰五郎」は、福島県相馬の野馬追祭りをモチーフに、酒好きで暴れ者だが妻と子供には人一倍優しい辰五郎という架空の人物を主人公に、威勢よく歌う。
 福島県出身の北川が地元を元気付ける1曲である。

 このところ健康第一な生活を続けている。病院での毎月1回の定期検査も欠かさないほど。そのせいか、体形も心なしかスリムになったようである。
 そんな絶好調ぶりが、新曲「みなかみの宿」にも現れている。





[北川裕二 オフィシャルサイト]
http://www.kitagawa-yuji.com/
[北川裕二 キングレコード]
https://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10436







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瀬戸つよし(日本コロムビア)、ビルボード大阪ライブで初ライブ 全18曲を熱唱  テレビ公開収録 [ライブ]

◆歌手、瀬戸つよしが2019年10月14日、初めて大阪・梅田のライブハウス、ビルボード大阪ライブでライブを開いた。自らメインホストとして出演して、毎週木曜日にサンテレビで放送中の音楽番組「ヴィンテージ倶楽部」の収録も兼ねてのもので、ライブでは阿久悠作詞、浜圭介作曲の新曲「愛の巣」など全18曲を歌って、会場は熱い歌であふれていた。

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美女たちに囲まれて歌う瀬戸
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 ヴィンテージ倶楽部は、往年のヒットソングを<ヴィンテージな曲>として、生バンドでアレジして毎週木曜日の午後11時30分からサンテレビで放送していする音楽番組。今回初めてビルボード大阪ライブで収録を行った。LovesDayをテーマに、愛にまつわる歌を数多く揃えた。オープニングはもちろん愛の歌で、瀬戸つよしのデビュー曲の「夢の雫」などを歌った。

 瀬戸は今年、約10年ぶりに新曲「愛の巣」をリリース。その楽曲は27年前、ある歌手によって1度歌われたことがあるが、その後暫くして、長く歌われずに眠り続けてきたという、阿久悠作詞、浜圭介作曲による幻の名曲と言われている。
 ♪ 愛しても愛しても まだ足りないーと歌う情熱的な詞は、全精力を傾けて歌い続けるスタイルを崩さない瀬戸にはピッタリな作品。水を得たかのように、熱っぽく歌うその姿は、古くからのファンのみならず、多くの聴く人たち惹きつけていた。

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 瀬戸は子供時代から西城秀樹に憧れるなど、ものまねで人気者になるほどで、そのエンタティナーぶりは今も変わりがない。この日のライブでも7、80年代の歌謡曲をパワフルにカバーしてみせた。ステージ狭しと動き回って、全身汗びっしょりになっての熱唱を見せていた。

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 手話を交えて20年以上も歌い続けているという「君の笑顔」は、この日のラストソング。臍帯血によって白血病から生還した患者の笑顔を見て、瀬戸自身が書いた楽曲である。
 チャリティーソングとして機会あるたびに歌っているがね、この日もファンが手を振る中で歌った。

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手話を交えて歌う

 客席からの飛入りのありささんも、難病で今も治療中のシンガーである。瀬戸に促されてステージに上がった彼女は、自らが病院のベッドの上で書いたという1曲をピアノの伴奏に合わせて披露した。

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ありささん(左)と話す瀬戸(中央)

 ライブでは4組のゲストシンガーと、ミスコンテストの合同地方代表選考会のベスト・オブ・ミス大阪大会に出場した美女たちも出演して、瀬戸の初めてのビルボードライブ大阪でのライブに花を添えた。

 ライブ当日の2日後の10月16日が瀬戸の誕生日であったことから、番組から花束が贈られて、会場はお祝いムードいっぱいであった。
 また友人でお笑いコンビ、キャイ〜ンのウド鈴木からはライブ開催を祝福するビデオメッセージが寄せら披露されていた。

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 瀬戸は「ビルボードライブという聖地で是非やってみたかったライブが実現できて最高!」と、終始笑顔を見せていた。

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終始パワフルなステージ


[瀬戸つよし オフィシャルサイト]
https://www.yoursmile.land/
[瀬戸つよし 日本コロムビア]
https://columbia.jp/artist-info/setotsuyoshi/prof.html








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第278回大阪流行歌ライブ、半田浩二・たくみ稜・新川めぐみ・あそう純・紘呂しのぶが出演 [ライブ]

第278回大阪流行歌ライブが2019年10月16日、大阪・心斎橋のライブハウス、BIG CATで開かれた。デビュー31年のベテラン半田浩二(テイチクエンタテインメント)に、新曲「雑魚」がオリコン1位でスタートするなど絶好調のたくみ稜(日本クラウン)、歌手人生で今が1番盛り上がっていると話す新川めぐみ(同)の3人のほか、推薦曲コーナーにはあそう純(アスタエンタテインメント)紘呂しのぶ(メロディレコーズ)の2人が出演した。

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第278回大阪流行歌ライブの出演者たち


 「新宿・恋ほたる」を7月17日に発売した半田浩二は、それを披露すると共にカップリング曲の「でもわるくねえ」デビュー曲「済州エアポート」などを歌った。この新曲はギターの音色が響く、哀愁たっぷりなムード歌謡。カップリング曲は「飲んで騒ぐにはうってつけ、フォークロック世代に向けたニュー歌謡曲」と、景気よく歌ってみせた。

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半田浩二

 たくみ稜は自らを変えるという新曲「雑魚」を披露。念願のオリコン1位を獲得するなど、順調なスタートを切り、その後もチャート上位を維持している。作詞が及川眠子、作曲は杉本眞人という異色コンビ。歌手人生をこの1曲にかける、と言っても良いくらいの意気込みを見せる「自らの応援歌」でもある。「実はパーマを当てたんです」と、そのスタイルにも変化が。

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たくみ稜

 新川めぐみは大阪流行歌ライブには初出演。一昨年5月、「待ちわびて」で日本クラウンに移籍。昨年には第2弾の「夕陽川」 をリリースし、今年4月に出した「三陸海岸」は切ない別れをテーマに、東北の三陸海岸を旅する。悲しい歌であるが、本人は極めて明るい。関西弁が大好きで、この日は「浪花節だよ人生は」をカバーした。

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新川めぐみ

 推薦曲コーナーのあそう純はデビュー30周年記念曲の「七夕情話」とカップリングの「恋つづれ」を歌った。「ずっと突っ走ってきました。また第1歩から進んでいきます」と話した。

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あそう純

 同じく紘呂しのぶは来年がデビュー25年。リズミカルな青春歌謡曲を彷彿させる「ときめきの同窓会」を歌い「聴いてくださる皆さんが青春時代を取り戻せる歌です」とアピール。前作の「二人の吉都線」も歌った。

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紘呂しのぶ


[大阪流行歌ライブ]
http://hayariutalive.com/








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演歌ジャックス 11月放送分を収録 11月6日発売の新曲「男の風雪」を披露する鏡五郎、たくみ稜は好調「雑魚」をうたう [テレビ]

◆音楽番組「演歌ジャックス」の2019年11月放送分の収録が10月2日、大阪市内で行われた。奈良テレビ放送やJ;COM11Ch、九州宮崎 12Chなどで放送中のこの番組には毎月、多彩なゲストを迎えているが、今回は11月6日に新曲「男の風雪」を出すキングレコードの鏡五郎、デビュー35年目で新曲「雑魚」が絶好調な日本クラウンのたくみ稜の2人。新曲を歌うと苦労した昔を思い出すという鏡は「気持ちはいつも新人歌手です」と53年のキャリアを見せる。たくみは「今までの自分にはなかった歌に挑戦しています」と話した。

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11月放送分のゲスト、鏡五郎(左)とたくみ稜


 鏡五郎は久しぶりだという男歌の新曲に嬉しそうに顔をほころばせていた。「タイトルにはいろいろ候補がありましたが、男の風雪がいいと主張して、これに決定してもらいました」三味線を交えて北島三郎の「風雪ながれ旅」のような歌にしたかったという。
 そんなイメージからスタートした新曲作りには、歌手歴53年という自身にとって、どうしても譲れないこだわりがあった。
「この歌は、これから歌手としてやっていけるんだろうか、などと思い悩んでいた30、40代の頃が蘇るんです」。その男の想いを歌いたかったのである。

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鏡五郎

 デビューは1967(昭和42)年。瀬川瑛子、冠二郎らと同期だという。鏡はしばしば女歌が合うーと言われる。ところが自身では「久しぶりに自分のカラーに合った、男になり切れる楽曲が来た、と思ったし、作品の中ではキーンと伸ばすところが多くて気持ちがいいんです」と話す。


 もう1人のゲストはたくみ稜。作詞がアニメ・エヴァンゲリオンのテーマ曲の多くを作詞する及川眠子、作曲は杉本眞人 といった異色コンビによる新曲「雑魚」が絶好調である。内山田洋とクールファイブのボーカルも経験してきた彼は今まで、バラード系の楽曲を数多く歌ってきた。しかし今回は違った。「聴いている人たちもノリノリになって、歌っている僕とコミュニケーションが取れるような作品なんです」
 振り付けも今までの格好良さと言うよりも「五十肩の治療にいいですよ」というような<体操系>なのである。

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たくみ稜

 まもなくデビュー36年目に入るが、新曲の今の勢いを駆って、 2019年11月1日には関西初のディナーショーを、大阪・中之島のリーガロイヤルホテル大阪で行う。トークコーナーでは、それに話は及んだが、放送時にはすでに終了しているので、この部分はオンエアされない。ちなみに同ショーのスペシャルゲストはシンガーソングライターのすぎもとまさと(杉本眞人)である。番組・演歌ジャックスの収録では「自分自身への応援歌」でもある「雑魚」を、11月第3週と4週にわたって聴かせてくれる。


【レギュラー出演者と歌唱曲】
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林よしこ 「さよならだけが言えない」
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MARI「男と女の第2章」「ダンスDEムーチョ」
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TAIKI 「薔薇のほほえみ」
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山田壽一「日向恋しや」
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岩井都美子「大阪恋時雨」(天童よしみ)「あんたのバラード」(世良公則&ツイスト)
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Monet「笑顔の季節」「ありがとう・・・」
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林田夏美「涙の連絡船」(都はるみ)
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中村さおり「浜っ娘一代」(坂本冬美)
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竹中香世 「悪あがき」
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横山麗 「京都恋情話」
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平井一郎 「真知子」

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司会: ファンキー・コバ(左)と小池史子


演歌ジャックスの放送日

奈良テレビ放送 毎週水曜日 午後2時放送
J:COM 11Ch 毎週火曜日 午前10時放送
九州宮崎 12Ch 毎週月曜日 午前8時放送(再放送・月曜日~日曜日計10回)
天草ケーブルネットワーク 毎週月曜日~金曜日 午後4時放送
兵庫養父市CATV 毎日午後5時(再放送・同6時)


[メディアジャックス]
http://www.mediajacks.jp/








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天童よしみ・半崎美子 西宮ガーデンズで「大阪恋時雨」ジョイントキャンペーン [イベント]

◆6月に出した新曲「大阪恋時雨」が好調な天童よしみ(テイチクエンタテインメント)と、この楽曲を作詞・作曲したショッピングセンターの歌姫と呼ばれるシンガーソングライターの半崎美子(日本クラウン)のジョイントキャンペーンが2019年10月5日、兵庫県西宮市の西宮ガーデンズで行われた。2人は「大阪恋時雨」を一緒に歌って、半崎が「天童さんに歌ってもらえるといいなぁーと書いた作品」というと、天童は「大阪弁の歌詞のまま歌って、想いを表現できる」と、初めてのガーデンズでの歌唱を楽しんでいた。

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ファンに「大阪恋時雨」をアピールした天童よしみ(右)と半崎美子


 西宮ガーデンズはインディーズ時代に3度、日本クラウンからメジャーデビューしてからは2度目のキャンペーン歌唱となる半崎美子は、全国の行く先々でご当地ソングを作り歌っている。その数は30曲にもなる。「大阪恋時雨」も5年前に大阪でイベント出演した際に、前夜に作って歌ったもの。

 去年12月、その歌を耳にした落語家の笑福亭鶴瓶が、半崎を横に天童よしみの携帯に電話をして「ええ歌があるねん。泣けるんや。半崎さんもええけど、よしみちゃんに是非歌って欲しいんや。これで大阪を盛り上げようや」と、熱烈なオファー。

 演歌でヒットを飛ばす天童であるが、いろんなジャンルの歌を歌って欲しい。このところこうしたリクエストも増えている。
 今までから演歌のソウルバラードを歌ってきた彼女にとって「大阪恋時雨」は「演歌でもなかったけれど、歌詞は大阪弁でもあり、受け入れやすかった」と話す。まさに天童にとって天の配剤に他ならなかった。
 半崎は北海道・利尻出身であるが、天童は「こうした大阪を表現できるのはすごいと思う」と絶賛。

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天童に歌ってもらいたい-と半崎(左)は「大阪恋時雨」を書いた

 この日はまず天童が「大阪恋時雨」と、カップリングでやはり半崎が作詞・作曲した「時の葉」を歌った。今年1月、天童が大阪・新歌舞伎座に出演中に、それを観覧していた半崎が「客席で感じた天童のパワーやあふれる歌への想いを、そのままに書いた」のが、この作品なのである。
 天童も「新鮮で説得力があり、メロディーラインも歌いたかったそのもの」と満足しきり。

 半崎は卒業式を迎えられなかった高校生に向けて作ったオリジナル曲「サクラ 〜 卒業できなかった君へ」も歌った。「心の中に生き続ける人、咲き続ける人への想いを届けるために書いた」もので、聴くものの心に響く1曲として、多くの人たちに支持されており、この会場でも全員が聴き入っていた。

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2人で「大阪恋時雨」を歌う

 天童と半崎がジョイントするのは、ショッピングモールでは今年8月に次いで2度目。
 「いつかは天童さんに歌ってもらいたいたかった」という半崎だが、天童バージョンの「大阪恋時雨」をコンサートで実際に天童が歌うのを聴いて涙したというほど、天童に惚れ込んでいる。
 一方の天童は「1985(昭和60)年に『道頓堀人情』を出したけど、ここらでまた大阪をテーマにしたものを歌いたい、と思っていた」ところに出合った1曲で、感慨深げであった

 最後は2人で約600人の観客に向けて「大阪恋時雨」をフルコーラスで熱唱して、ファンは大喜びだった。


[天童よしみ オフィシャルサイト]
http://www.yoshimi-tendo.com/
[半崎美子 オフィシャルサイト]
https://hanzakiyoshiko.com/








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たくみ稜(日本クラウン)、11月に大阪で初のディナーショー ゲストにすぎもとまさと  リーガロイヤルホテル大阪で [イベント]

たくみ稜.jpg◆12月でデビュー36年目を迎える日本クラウンの歌手、たくみ稜が、大阪で初の「スペシャルディナーショー」を、2019年11月1日、大阪・中之島のリーガロイヤルホテル大阪で開く。ソロ楽曲のほか大阪モノのカバー曲など15曲ほどを歌う。ゲストには、新曲「雑魚」の作曲を手掛けたシンガーソングライターで作曲家のすぎもとまさとを招く。


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 大阪出身のたくみ稜は、会場には迷わず地元トップクラスのリーガロイヤルホテル大阪を選んだ。「ちょっと背伸びをしました」というものの、新曲「雑魚」が自身への応援歌でもあると言われように、今回のディナーショーをステップアップを図るチャンスと受け止める彼ならではの挑戦でもある。

 メインイベントの歌謡ショーでは「雑魚」は勿論のこと、大阪弁が出てくるカップリング曲の「なんぼのもんや」をはじめオリジナル楽曲を揃えるほか、内山田洋とクールファイブの「中の島ブルース」平和勝次とダークフォース「宗右衛門町ブルース」など大阪を歌った作品も披露する予定。

 「気を衒うことなく、バックのピアノやバイオリンの演奏と共に、こんな歌も歌うんや、と思われるほど幅広いジャンルに挑んでみたい」

 ゲストのすぎもとまさともギター、ベースを弾きながらオリジナル曲を披露する。すぎもとにとっても渾身の一作である「雑魚」と共に、大好きな作品という「銀座のトンビ」も飛び出すのか、期待がふくらむ。

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 ところで59歳のたくみにとって、地元大阪でのディナーショーには特別な想いがある。かつて「他人に騙されるなど、入院する直前まで精神的に落ち込んだし、落歌手だけでは食べていけずに幾つもアルバイトの掛け持ちをしたこともあるなど、落ちるところまで落ちたこともある」とするたくみが、ここに来てようやく見えてきた光へ向かって飛躍しようとするステップでもあるからだ。

 それに間もなく80歳を迎えるという母親への親孝行でもある。
 大阪で開くライブには今までも友人を伴って足を運んでいた母親だが、ディナーショーは初めて。「今日まで母には多大な苦労と迷惑をかけてきました。今回のディナーショーはそれへの恩返しの意味もあります」とたくみ。

 たくみは「35年間歌ってきて、人は1人では生きていけないし、人とのつながりが必要なことを教えられました」と話し、その絆の証がディナーショーに集うことになる。


[たくみ稜 オフィシャルサイト]
https://www.m-plus-ryo-takumi.com/
[たくみ稜 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/takumi/whats.html








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