工藤慎太郎(コロムビアミュージックエンタテイメント)、来年には日本武道館でコンサートを計画 デビュー5年 器が人を作ると意欲 [インタビュー]
◆爽やかな青年である―。
5月末に関西キャンペーンにやって来たシンガーソングライターの工藤慎太郎に会って、そんな印象を受けた。
その印象通りに屈託なく「関西は焼肉や寿司がおいしい」と、大阪のイメージを話してくれた。寿司は東京が本場と思ったら「東京の寿司は高級すぎて...でも、大阪の寿司は庶民向け。食文化はやはり大阪ですね」と、庶民派な一面も。
こんなところからだろうか、彼のファンは9割近くが女性だ。とりわけ30代から50代といった年齢層の人たちが多い。お母さんと一緒にコンサートにやって来る子どもたちもいる。
「まるでボクは歌のお兄さんです」
みんなから愛される歌のお兄さんのような工藤慎太郎
テレビ埼玉のオーディション番組「プロをめざせ GOGOうたじまん」で10週を勝ち抜いて初代チャンピオンになったが、八代亜紀の担当マネージャーが番組を見てスカウトしたのがメジャーデビューへのきっかけだった。
4月21日に2枚目のアルバム「ふたつでひとつ」(12曲収録)を出したばかりだ。
デビュー5周年にあたる今年、「全国を歌で元気にするプロジェクト」も始めた。
全国各地で開いているライブ会場で、工藤慎太郎の音楽に直接触れてくれてもらった人に署名をしてもらう。その数が10万人になったら日本武道館でコンサートを行い、署名してくれた人たちを無料招待しようというものだ。
「来春までには10万人の署名を集めたい。始めて4ヶ月で3万人が集まっています」
ただ署名をしてもらうだけではない。シンガーソングライターの工藤慎太郎を覚えてもらうこともねらっている。
八代亜紀のコンサートに出演した時、たくさんの観客に自分を覚えてもらい、ガンバレと応援してもらうにはどうすればいいか、そんな時に考えついた。
「武道館でのコンサートと言えば実力のある歌手がやるもの、と相場が決まっている。でもどんなスポーツでも、強いから優勝するんじゃなくて、優勝するから強いのだと思います。だからボクも、まず大舞台に立とうと思うんです」
◆高校1年の時に1年間、イギリスへ語学留学をした。学校から5人が選抜されたが、運良くその中に入ることができたのだ。
イギリスでは一般家庭に滞在した。
日本からやって来たリトルボーイにホストファミリーはラジオをプレゼントしてくれた。
イギリスと言えばビートルズであるが、早速そのラジオのスイッチを入れると流れてきたのはビートルズの<ヘイジュードー>であった。
「喜びのあまり飛び上がってはしゃいでいると、<うるさい!>と怒られてしまいました」
イギリスでのこんなエピソードは少なくない。
ある時「なごり雪」を歌っていると、それを聴いていた人が、曲に感動して仲良くなったということもあった。歌には国境はないことを知らされた時でもあった。
彼の歌には「自分の体験と感謝の気持ちが込められている」という。
その時々の気持ちから、新しい楽曲が生まれてくる。留学中にコンフレークをエネルギー源に作った曲もある。
ドラマの挿入歌でもある「涙ひとつぶ~新撰組 PEACE MAKER ver.~ 」は、デビュー前に新潟のイベントで共演をした俳優の故・峰岸徹の「諦めめなければ―」という言葉から生まれたものだという。
「その言葉を聴いた瞬間、曲を書こうとと思ったんです。曲を書け、と自分を動かした」
曲の多くはデビュー後に作ったものである。いずれも「元気になれよ、と背中を押す内容の曲」だ。
看護士さんたちのストレスを吹き飛ばしてもらいたい」と企画されたライブを開いたり、学校の卒業式などへも出かけて行く。
ライブでは自分の体験談も話す。
「ボクを見てもらって、こんな男がいるんだ、と知ってもらって、元気になってもらえればうれしい」
これからは「そばやの歌」とか「たこ焼きのうた」など、ご当地ソングじゃないけれど大阪の歌も作ってもみたい。でも「まだ串カツは食べていない」と、工藤。
楽しいことが大好きで、人と会っている時が好き。
お世話になったイギリスでもホームコンサートをしてみたい、と楽しいことばかり次々と浮かんでくる。
9月25日の埼玉を皮切りに全国19ヵ所でツアーコンサートを実施する予定だ。
[工藤慎太郎 Official Site]
http://www.kudo-shintaro.com/
5月末に関西キャンペーンにやって来たシンガーソングライターの工藤慎太郎に会って、そんな印象を受けた。
その印象通りに屈託なく「関西は焼肉や寿司がおいしい」と、大阪のイメージを話してくれた。寿司は東京が本場と思ったら「東京の寿司は高級すぎて...でも、大阪の寿司は庶民向け。食文化はやはり大阪ですね」と、庶民派な一面も。
こんなところからだろうか、彼のファンは9割近くが女性だ。とりわけ30代から50代といった年齢層の人たちが多い。お母さんと一緒にコンサートにやって来る子どもたちもいる。
「まるでボクは歌のお兄さんです」
みんなから愛される歌のお兄さんのような工藤慎太郎
テレビ埼玉のオーディション番組「プロをめざせ GOGOうたじまん」で10週を勝ち抜いて初代チャンピオンになったが、八代亜紀の担当マネージャーが番組を見てスカウトしたのがメジャーデビューへのきっかけだった。
4月21日に2枚目のアルバム「ふたつでひとつ」(12曲収録)を出したばかりだ。
デビュー5周年にあたる今年、「全国を歌で元気にするプロジェクト」も始めた。
全国各地で開いているライブ会場で、工藤慎太郎の音楽に直接触れてくれてもらった人に署名をしてもらう。その数が10万人になったら日本武道館でコンサートを行い、署名してくれた人たちを無料招待しようというものだ。
「来春までには10万人の署名を集めたい。始めて4ヶ月で3万人が集まっています」
ただ署名をしてもらうだけではない。シンガーソングライターの工藤慎太郎を覚えてもらうこともねらっている。
八代亜紀のコンサートに出演した時、たくさんの観客に自分を覚えてもらい、ガンバレと応援してもらうにはどうすればいいか、そんな時に考えついた。
「武道館でのコンサートと言えば実力のある歌手がやるもの、と相場が決まっている。でもどんなスポーツでも、強いから優勝するんじゃなくて、優勝するから強いのだと思います。だからボクも、まず大舞台に立とうと思うんです」
◆高校1年の時に1年間、イギリスへ語学留学をした。学校から5人が選抜されたが、運良くその中に入ることができたのだ。
イギリスでは一般家庭に滞在した。
日本からやって来たリトルボーイにホストファミリーはラジオをプレゼントしてくれた。
イギリスと言えばビートルズであるが、早速そのラジオのスイッチを入れると流れてきたのはビートルズの<ヘイジュードー>であった。
「喜びのあまり飛び上がってはしゃいでいると、<うるさい!>と怒られてしまいました」
イギリスでのこんなエピソードは少なくない。
ある時「なごり雪」を歌っていると、それを聴いていた人が、曲に感動して仲良くなったということもあった。歌には国境はないことを知らされた時でもあった。
彼の歌には「自分の体験と感謝の気持ちが込められている」という。
その時々の気持ちから、新しい楽曲が生まれてくる。留学中にコンフレークをエネルギー源に作った曲もある。
ドラマの挿入歌でもある「涙ひとつぶ~新撰組 PEACE MAKER ver.~ 」は、デビュー前に新潟のイベントで共演をした俳優の故・峰岸徹の「諦めめなければ―」という言葉から生まれたものだという。
「その言葉を聴いた瞬間、曲を書こうとと思ったんです。曲を書け、と自分を動かした」
曲の多くはデビュー後に作ったものである。いずれも「元気になれよ、と背中を押す内容の曲」だ。
看護士さんたちのストレスを吹き飛ばしてもらいたい」と企画されたライブを開いたり、学校の卒業式などへも出かけて行く。
ライブでは自分の体験談も話す。
「ボクを見てもらって、こんな男がいるんだ、と知ってもらって、元気になってもらえればうれしい」
これからは「そばやの歌」とか「たこ焼きのうた」など、ご当地ソングじゃないけれど大阪の歌も作ってもみたい。でも「まだ串カツは食べていない」と、工藤。
楽しいことが大好きで、人と会っている時が好き。
お世話になったイギリスでもホームコンサートをしてみたい、と楽しいことばかり次々と浮かんでくる。
9月25日の埼玉を皮切りに全国19ヵ所でツアーコンサートを実施する予定だ。
[工藤慎太郎 Official Site]
http://www.kudo-shintaro.com/
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