菊地まどか（テイチクエンタテインメント）、大阪府と大阪市から感謝状 昨夏の上海万博で歌で大阪を世界にアピール

◆昨年７月に上海国際博覧会で「浪花女のげんき節」など大阪をアピールする歌を披露して人気を博した菊地まどかに、2011年１月11日、上海万博大阪出店実行委員会から感謝状が贈られた。菊地は受賞後「メロディーが違い言葉が通じなくても、歌は世界の人たちをひとつにする力があることを感じました」と話していた。


感謝状を受け取る菊地（右）

　菊地は10年７月28日、上海万博の公式行事として会場内で催された大阪スペシャルデーイベントにキングレコードの中村美律子らと一緒に参加して、デビュー曲の「浪花女のげんき節」のほか「秋田長持ち唄」「河内音頭」を歌った。

　感謝状は、歌を通して大阪の伝承芸能の魅力を中国をはじめ全世界の人たちに伝えたことに対してのもの。大阪府と大阪市の担当者がテイチクエンタテインメント大阪営業所を訪れ、大阪市の都市再生プロジェクト担当課長の中村和代さんから手渡された。

　大阪デーの前夜祭には大阪の関係者500人を含む2000人で埋まった会場でも歌を披露。「広い会場を１人占めしているような感じの中で大きな声で歌わせてもらいました」と菊地。歌うと周りの人たちが自然と笑顔になって身体を動かすなど、歌の力を肌で感じた時だったという。

　「子どもの頃から、辛いことがあっても笑って暮らす人たちを見て育ってきました。そんな人情味ある大阪のパワーを上海で見てもらいました」

テイチク大阪営業所内で感謝状を披露する菊地

　上海には２泊３日で行った菊地は、イベントの合間を縫って大阪館などを見て回ったが、万博体験は初めてで「上海で通天閣（大阪・日本橋製のロボット）に出会えたのは驚きでしたし、橋下徹知事とおいしいランチを食べられたことは印象的でした」と満足そうだった。

　昨年のレコード大賞新人賞受賞に続いて、今年は今宮戎神社十日戎の宝恵駕行列に参加するなど幸運続きの菊地は、感謝状をもらって「大阪人のひとりとして参加させていただき、感謝状まで頂いたのは感激です。この気持ちを歌に込めて、今年もがんばります」と話していた。



［菊地まどか］
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/kikuchi-madoka/

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