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成世昌平(日本クラウン) 恒例のコンサート「昌平のおもろい唄の世界 ~ 想いを込めて」 情感たっぷりに成世節 [コンサート]

◆新曲「南部風鈴」が好調な成世昌平が2016年12月5日、大阪・梅田のサンケイホールブリーゼで「成世昌平コンサート 昌平のおもろい唄の世界 ~ 想いを込めて」を開いた。日本全国の自然や情景をたっぷりと感じさせる歌の数々を聴かせ、カバー曲では川をテーマにした楽曲を揃えるなど全27曲を歌った。

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 民謡仕込みの伸びやかな高音が会場に響き渡った。成世昌平が毎年、大阪で続けているコンサートである。
 宮崎・椎葉の稗つき節 、徳島・祖谷の粉挽き歌といった民謡と、それをモチーフにしたオリジナル曲「ノスタルジア椎葉」「杏」を抒情いっぱいに歌い上げると、「はぐれコキリコ」「雪の宿」「哀愁線リアス」「浪花なごり月」など、日本各地を舞台に情感あふれる楽曲も披露した。

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 民謡歌手だった成世が歌謡曲・演歌の世界に入ったのは1987年に出して10万枚を超すヒットを記録した「寿」であった。これは同じ日本クラウンの門脇陸男のミリオンセラー「祝い船」よりもさらにめでたい歌を、と作られたというが、その通りにクラウンに入って3年目にしてのヒットを勝ち取った縁起の良いものとなった。

 「歌詞のどこを切り取ってもめでたい金太郎飴のような歌」(成世)で、この日は「祝い船」をカバーするとともに、「寿」も披露して、コンサートへのクライマックスへとつなげた。

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 「僕の歌はいつも出足が遅く、売れるまでに時間がかかっていた」と成世。ロングヒットとなった「はぐれコキリコ」も初回リリースは1999年で、累計50万枚を超すのは2003年であった。
 ところがコンサートのラストソングとなった16年6月に出した「南部風鈴」は、歌いやすさも手伝って「出足好調に推移しており、カラオケでも全国で歌われています」という。

 今回、同時発売したスペシャル盤には「寿」「はぐれコキリコ」の2曲を加えた4曲を収録して、さらなる浸透を目指している。

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 コンサートでは昨年に引き続いて大川ゆり(日本クラウン)が「長崎みれん雨」「雨待ち酒場」を披露。

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大川ゆり
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Chizu
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Green2と歌う成世昌平(中央)

 成世の娘でシンガーソングライターのChizuもマニュキアを塗ると喜んでくれた祖母の想い出を綴った「オレンジのマニュキア」、彼女を含む歌謡グループGreen2(同)は宮沢賢治に詩に曲を付けた「雨ニモマケズ」を歌った。

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 ラストは出演者全員が舞台に勢揃いして、成世は「今年、65歳になりました。これからも年に1回の大阪でのコンサートを続けていきます」と、昌平のおもろい唄の世界への意欲をみせた。


[成世昌平 オフィシャルサイト]
http://www7b.biglobe.ne.jp/~naruse/index.html
[成世昌平 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/naruse/new_release.html




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