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「コロナに負けるな!無観客演歌ライブ」をSNSで配信  中村美律子、成世昌平らが応援出演   WARAKASU [ライブ]

◆新型コロナウイルスの感染が拡大する一方で、関西のエンタメ業界ではライブやコンサート、さらには歌手の店頭キャンペーンも取り止めといった深刻な状態に陥っているが、こうした中で渡辺要(日本クラウン)木下結子(同)光岡洋(同)みやま健二(徳間ジャパンコミュニケーションズ)らによる無観客演歌ライブが、2020年3月1日、大阪市大正区の情熱ホール・楽で行われた。その模様はSNSで同時配信され、全国の多くの演歌ファンが視聴した。出演者の呼びかけに応じて、2月26日に新曲「鬼の背中」を出したばかりの中村美律子や、3月4日に「民謡名人位受章記念 民謡全集」を発売する成世昌平も応援に駆け付けた。

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全員ボランティアによる無観客演歌ライブの出演者たち


 台本なし打合せなし、しかも観客なし、出演者へのギャラもなしというライブは、イベントの中止が相次ぐ前日に決定して、このライブを企画した音楽事務所のWARAKASU(大阪市阿倍野区)の春元美紀子代表らによって、協力してもらえる歌手を募った。
 観客ゼロのライブであったが、その内容は全てをSNSでライブ配信。しかも午後1時から5時過ぎまでという、長時間に及ぶものとなった。

 終盤に会場に姿を現したのがキングレコードの中村美律子。発売したばかりの「鬼の背中」の一節をアカペラで披露して、新曲をアピールした。さらに大阪弁で「(このような時なので)家で寝ておこうと思ったんやけど、呼ばれたんで来ました。新型コロナウイルスに負けておられへん」と、出演者全員と「河内おとこ節」を歌って元気にライブを盛り上げた。

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応援に駆け付けた中村美律子(写真左・中央)と成世昌平

 日本クラウンの成世昌平は、広島県内で予定されていたイベントが中止になったこともあって、偶然このライブを知って、応援に駆け付けた。去年12月には民謡名人位を受章し、それを記念した1枚が「民謡名人位受章記念 民謡全集」。「34曲も入っており、1曲百円未満というお得盤」とPR。最新曲の「音戸の恋唄」も聴かせ、「頑張ってこの難局を乗り切りましょう」と激励した。

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渡辺要(左)と木下結子

 渡辺、木下、光岡、みやまのほか金沢から駆けつけた京香、それに三浦潤はそれぞれ、自身のオリジナル曲とカバー曲を1曲ずつ歌唱し「新型コロナウイルスに負けないように」と呼びかけた。木下は「ネット配信で楽しんでもらえたらうれしいです」と、自身のSNSでもファンにアピールしていた。

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光岡洋(左)とみやま健二

 歌の間のテレフォンコーナーでは松竹新喜劇の渋谷天外、日本を代表するギタリストの斎藤功、デュエットの女王の安倍里律子、ハスキーでムーディーな歌手の清水節子、悪女シリーズが好調な入山アキ子、WARAKASU所属の福島はじめらが声で出演して、声援を送っていた。
 元看護師の入山は「2、30秒の手洗い、クチュクチュうがいの励行で感染を予防して下さい」と呼びかけていた。

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京香(左)と三浦潤

 WARAKASUの春元代表は「演歌ライブやカラオケ大会などを楽しみにしていたたくさんの人たちに喜んでもらおうと、急きょ前日に開催を決めました。ぶっつけ本番のようなライブでしたが、各方面から多くの反響がありました」と話し、同8日午後1時からは第2回目の無観客演歌ライブを計画している。


[WARAKASU]
https://warakasu.jimdofree.com/








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