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長山洋子(ビクターエンタテインメント) 好スタートの新曲「夜桜ブルース」   エンカ・和楽器など〈和の世界〉を海外へ発信を [インタビュー]

◆演歌をニューヨークで聴いてもらいたいー。2019年6月26日に初のブルース調の「夜桜ブルース」を出したビクターエンタテインメントの歌手、長山洋子が自ら得意とする演歌・着物・和楽器など〈和の世界〉をニューヨークなど海外へ向けて発信することに意欲を見せている。「36年好きな歌を歌ってきた」という彼女が今、一番に目指すところで、出足を好調な新曲はそうした想いの足がかりとしたいところである。

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好調な「夜桜ブルース」 京都を舞台に歌う演歌 海外発信へも期待を寄せる


 昭和9年生まれの父親の影響で民謡を歌い始め、アイドル歌手として歌の道に入って36年。「父親がいなかったら歌い手にはなっていなかった」というほど、長山洋子にとって父親の存在は大きい。
 だが「いまだかつて私の歌を褒めてくれたことは一度もない」ほどに厳しい存在なのである。ところが新曲「夜桜ブルース」だけは「洋子の独特な澄んだ声が魅力的」と、スマートフォンに届いたメールで初めて褒めて見せたのである。

 長山を喜ばせたのは言うまでもないが、多くのファンの反応もオリコン初登場5位、8月5日付けのチャートでも41位にランキングされるなど、好調な売れ行きが、それを確かなものとして裏付けている。

■作詞家とのコミュニケーションが生んだ今作

 懐かしい昭和のブルースを歌ってみたい。長山のそんな想いから新曲は生まれたが、好調な要因のひとつに、「夜桜ブルース」とカップリングの「あの夏の蝉しぐれ」共に、制作に際して作詞家との密なコミュニケーションがあったことが大きいようである。

 詞を書いた作詞家、友利歩未とは4回に渡って、食事をしながらの打ち合わせをしている。友利の詞を長山が歌うのは、シングルでは今回が初めてであった。共に同年代ということもあって会話は弾み、友利はメモも取らずに長山の歌への想いに耳を傾けていた。この時間が双方にとって、楽曲のイメージを膨らませることに繋がっていった。

 「制作段階で作家の方と直接に話をすることって、ほとんどないんですね。今回は懐かしい軽快な昭和のブルースを書いてほしかったんです」
 そんな話をしながら2人の距離が縮まったことで、想いがより現実的なものになっていった。しかも歌の1番から3番までに、「捨てられて」「蒼月」「遠い街」といった彼女のヒット曲のタイトルが1つずつ入れるという友利ならではの洒落を見せた。

 カップリング曲の「あの夏の蝉しぐれ」も同様であった。初めて戦争・平和・未来をテーマに歌うこの作品は、戦死した息子が母に会いに来るというストーリー設定である。長山が戦争をテーマに歌うのは初めてのことであった。
 「長い歌手生活をしているけれど、戦争というものは何も知らないし、もちろん歌うのも初めて。けれども歌を通じて戦争の悲しさを、決して暗くなり過ぎずに未来へ向けてのメッセージを一度は投げかけたかった」
 長山は、この作品でも友利と意見を交わしている。

■再びニューヨークで歌いたい

 長山洋子はデビュー10年目に、25歳でアイドル歌手から演歌歌手に転身している。中でもヒット曲「じょんから女節」(2003年)で見せた、重い太棹の津軽三味線を弾きながら歌う立ち三味線は、彼女の得意技であり「武器」のひとつである。
 このような演歌・和楽器・着物は演歌歌手、長山洋子の七つ道具であり、武器なのである。これらは日本独特の和の世界の産物でもあり「海外へ発信させるチャンスを狙っている」そのものなのである。

 2013年1月には、長山はニューヨークもカーネギーホールで公演をしているが、今再び、ニューヨークで彼女の武器を余すところなく見せて、感じ取ってもらうことを考えている。
 日本のアニメが世界に浸透するように、演歌・和楽器・着物が世界から日本へと逆輸入されることもあり得る。とりわけ「海外の若い人たちに、演歌を聴いて知ってもらいたい」と長山は意欲を見せる。新曲の「夜桜ブルース / あの夏の蝉しぐれ」が、そうした海を越えて発信されることを夢見る。

■細川たかし・長山洋子、ふたりのビッグショー

 長山洋子が細川たかしと共に、全国各地で行なっているコンサートツアー「ふたりのビッグショー」 https://yumeconcert.com/concert/bigshow は、2019年9月2日の兵庫県尼崎市のあましんアルカイックホールを皮切りに、10月9日の大阪市の大阪国際交流センターまで関西6ヶ所を巡る。


[長山洋子 オフィシャルサイト]
http://www.jvcmusic.co.jp/yoko/
[長山洋子 ビクターエンタテインメント]
https://www.jvcmusic.co.jp/-/Artist/A000403.html








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北沢麻衣・本間由里、初のジョイントライブ  昭和歌謡を歌う「ヴィンテージソングス」 [ライブ]

北沢麻衣(ホリデージャパン)が懐かしい昭和歌謡を歌うライブ「ヴィンテージソングス」が2019年7月29日、大阪・十三のライブハウスGABUで行われた。今回は初めて本間由里(日本クラウン)とのジョイント形式で、それぞれがオリジナル曲を披露したほか、2人でザ・ピーナッツの1960年代のヒット曲も歌った。

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本間由里(左)と北沢麻衣


 頭に水玉の大きなリボン、洋服はタンクトップに花柄のフレアスカート、そして真っ赤な靴ーといった50年代のオールディーズを感じさせる出で立ちで北沢麻衣は「ヴァケイション」を歌ってツイストを踊る。その姿は普段とはまったく違った、弾けたハイテンションぶり。

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オールディーズ風な衣装で弾けた

 「この時代の私が好きな歌の中には永六輔さんが詞を書き、中村八大さんが作曲したものが多いんです」

 こう言って披露したのが、永・中村のコンビによる「黄昏のビギン」(歌・水原弘、1959年)。この曲、水原が「黒い花びら」に次いで出した「黒い落ち葉」のカップリング曲であった。後にちあきなおみをはじめ数多くの人がカバーしており、今ではオリジナル歌手が水原弘であることを知る人も、決して多くはない。

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ツイストも踊って見せた

 ライブに向けてはいつも万全の準備で本番に望む北沢だが、その歌詞を間違えたのか「歌詞を間違えると、浅田真央さんがジャンプで失敗したような気分なんです」と、あがり症ならではの彼女の言葉であったが、本人の意に反して会場は静まり返るような一瞬も。

 緊張はこの日、実力派の本間由里を迎えてのジョイントライブであったからかもしれない。ヤマハのポピュラーソングコンテスト(ポプコン)の常連で、1977年の第14回ポピュラーソングコンテストつま恋本選会では、当時設けられていた大会理事長の川上源一日本楽器製造(現ヤマハ)社長が選んでいた「川上賞」を受賞している。

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実力派シンガーぶりを発揮

 その本間は「テネシーワルツ」「百万本のバラ」などを聴かせると共に、去年6月に出した最新曲「東京少女」「せやかて大阪」を1部で歌い、詰めかけたたくさんのファンの声援を受けていた。

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 関西でも各地で歌っている彼女だが、出身は北海道利尻島で活動の拠点は東京である。この日は終始、北沢がいう「妙な関西弁」を連発して会場を沸かせていた。

■オリジナル曲の競演

 2部は交互にオリジナル曲を4曲ずつ歌うコーナー。
 まずは北沢が「道頓堀リバーサイドブルース」を歌うと本間は「曽根崎ララバイ」と、それぞれ大阪のミナミとキタを舞台にした楽曲を歌った。ラストは「夜を越えて」を北沢が、それに応えて本間は「月光」といった具合に、2人の魅力を遺憾なく発揮する作品を選び、観客を堪能させた。

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それぞれのオリジナル曲を披露

 ほぼ同世代の2人が幼い頃から耳にしてきた歌もまた、ほぼ同じ。そんな中からオープニングとエンディングでは、2人揃ってザ・ピーナッツの「ウナ・セラ・ディ東京」(1964年)「恋のフーガ」(1967年)も聴かせて、懐かしさを盛り上げた。

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昭和歌謡を楽しく歌った北沢(左)と本間の2人、11月に再びライブも
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この日のバックバンドのキーボードを担当した中西大介を囲んで

 2人によるライブは、この後、11月17日、本間由里の「ほんまもんLIVE」(会場・プラザオーサカ)に北沢麻衣がゲスト出演して再現されることになっている。


[北沢麻衣 オフィシャルサイト]
http://uta-utai.com/
[本間由里 オフィシャルサイト]








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福島はじめ(日本クラウン) 神戸〜芦屋沖で船上パーティー、一足早く8月7日の新曲「夕霧の宿」も披露 新曲リリース祝う花火も [イベント]

◆日本クラウン移籍第2弾の新曲「夕霧の宿」を2019年8月7日にリリースする福島はじめが、7月27日夜、ファンの集いによる神戸〜芦屋沖での船上パーティーで、一足早くそれを披露した。約70人のファンが集まったパーティーで福島は「あと2週間足らずで新曲が出ます。前作同様に女心を歌っています。素晴らしい楽曲だと感じてもらえるはずです」と、自信たっぷりに話した。

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7回目になる福島はじめファンの集いによる船上パーティー


 今年で7回目になる船上パーティーに、福島はじめは今回初めて和服姿で現れた。日本クラウン移籍第1弾の「女の時雨」を去年10月に発売して、約10ヶ月で第2弾となる「夕霧の宿」を出すことになったが、それは確かな歌唱力と数多くのファンの支えがあったからこそ実現した、指摘されている。
 福島は集まったファンに向けて「『女の時雨』を出して約3ヶ月で次作の話が寄せられました」と、喜びを伝えた。

福島はじめ・船上パーティー3.jpg福島はじめ・船上パーティー2.jpg
新曲を披露する福島

 また、船上から見える芦屋の潮芦屋ビーチから打ち上げられる花火が、こうした彼の喜びを祝うかのように、真っ暗な海面を照らしていた。

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海面を赤々と照らす芦屋の花火

 新曲「夕霧の宿」は、前作同様に麻こよみ作詞、徳久広司作曲の女歌。かなわぬ恋に涙する女性の悲しみに、童顔の福島が挑戦するというもう一つの楽しみがある。
 この日は「夕霧の宿」のほか、参加者のダンスをバックに歌ったカップリング曲「あの日の雨」と共に、去年10月に出した最新曲「女の時雨」などを聴かせた。

 また同じ事務所に所属するみやま健二(徳間ジャパンコミュニケーションズ)は「能登の灯祭り」を、三浦潤は「神戸・・・ひとり」のオリジナル曲をそれぞれ歌って、新曲発売に向けてエールを送った。

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福島と同じ事務所のみやま健二(左)と三浦潤(右)も歌でエールを送った

 福島を応援して19年になるというファンの1人は「紅白に出ているはじめちゃんを見てみたいと思います」と、出席者に新曲の応援を呼びかけていた。

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福島はじめ船上パーティーに参加した人たち

 福島はじめは、2019年8月7日の新曲発売日に、大阪・天満橋の大阪キャッスルホテル1階のカフェ・ル・ポールで、新曲発表コンサートを開くことになっている。


[福島はじめ オフィシャルサイト]
https://warakasu.jimdofree.com/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81/
[福島はじめ 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/fukushima/whats.html








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キングレコード歌謡選手権南九州地区大会、最優秀賞に藤井さりえさん(プラチナコース)ら15人 全国決勝大会へ   鹿児島市・かごしま県民交流センター [カラオケ]

キングレコード歌謡文化アカデミー(三田誠理事長、KBA)の歌唱コンテスト 「キングレコード歌謡選手権 2019」の南九州地区大会が2019年7月20日、鹿児島市のかごしま県民交流センターで開かれた。最優秀賞にはプラチナコースで「アイノカタチfeat HIDE(GReeeeN)」(MISIA)を歌った藤井さりえさんをはじめ15人が選ばれた。いずれも10月27日に東京・芝のメルパルクホールで開かれる全国決勝大会に出場する。

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キングレコード歌謡選手権2019南九州地区大会の入賞者とゲストの永井裕子(前列中央)


 南九州地区大会には、150人が出場した。
 キングレコードの歌手によるミニライブでは永井裕子が出演し、最新曲の「ねんごろ酒」などを歌った。ユニット・なでしこ姉妹の相方、井上由美子はパネル姿で登場しして、永井の1人舞台ながら、元気に新曲「ハイヤが聞こえる港町」を披露した。

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パネルの井上由美子とステージに立つ永井裕子

 この日の南九州地区大会は、熊本会場に次いで九州地区2会場目。司会はもちろん杉田愛子さん。スター誕生出身の元キングレコード歌手で、現在はサンミュージックプロダクションと業務提携を結ぶタレント事務所を経営するかたわら、司会業なども行なっている。

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司会の杉田愛子さん


 各コースの受賞者(敬称略)と歌唱曲は次の通り。

プラチナコース
最優秀賞
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藤井さりえ「アイノカタチfeat HIDEG(ReeeeN)」久保田昭真「黄昏グッバイ」
優秀賞
庄司苺愛「北海の漁師」

ルビーコース
最優秀賞
古市久美子「ダイナミック琉球 〜応援バージョン〜 」山本さと子「雪恋華」吉留かおり「曼珠沙華」
優秀賞
江口真紀子「ROSE」森りえ「ねんごろ酒」

エメラルドコース
最優秀賞
岩村秀男「父子鷹」山下浩一「はまなす海岸」谷美千代「賜杯の笑顔」
優秀賞
福徳ひとみ「雪簾」田中裕子「男駅・女駅」小原昭人「男川」村田智子「無花果」

サファイアコース
最優秀賞
上村直美「ぼたん雪」東留美子「片恋しぐれ町」
優秀賞
藤清一「やめとくれ」堂園一子「雪の花哀歌」井上眞知子「夜明けの翼」

ダイヤモンドコース
最優秀賞
山本盛善「桜島」森山修一「望郷列車」青木昭男「男川」
優秀賞
岩下俊雄「歌の旅人」持増洋子「窓」西山スマ子「郡上八幡おんな町」山内茂「星影のワルツ」

ゴールドコース
最優秀賞
蓑輪タツエ「父娘坂」迫田関治「道ひとすじ」
優秀賞
熊谷勲「天竜流し」大山藤彦「瀬戸内ブルース」

審査員賞
前田好子「虹のむこうに鐘が鳴る」岩崎勉「おさげと花と地蔵さんと」木本由紀子「最終出船」


[キングレコード歌謡文化アカデミー]
http://www.kingrecords.co.jp/KBA/








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福島はじめ(日本クラウン)  寺院で音楽鑑賞の「寺フェス」に出演   東日本大震災体験者など音楽でコミュニケーション   福島県相馬市・摂取堂 [イベント]

◆福島県相馬市の寺院、摂取堂で7月7日、音楽イベント「寺フェス」が行われ、日本クラウンの歌手、福島はじめが出演した。同寺と清福寺、東日本大震災物故者慰霊流灯会による共催で、音楽鑑賞を通して住民同士のコミュニケーションを楽しんでもらおうというもの。関東で活躍するデュオのMCS(ミクス)の歌やお坊さん数人による迫力のある太鼓の演奏なども行われた。

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摂取堂で歌う、被災者の1人福島はじめ


 集まった観客の多くは、2011年の東日本大震災を経験し、苦難を乗り越えてきた人たちだった。福島はじめも福島県南相馬市で東日本大震災を経験した1人である。それだけに震災で受けた深い悲しみを肌で知るアーティストでもある。
 三味線を弾きながらオリジナル曲などを聴かせた福島は「被災者の皆さんと同じ目線で、歌い語った言葉は、この日訪れた人たちの心に響くものでした」と話していた。

 その中で目を引いたのは、出演者の1人が、御詠歌に音楽を乗せて披露した。プロの編曲家に依頼して完成させたというものであった。それを聴いた福島は「本来の御詠歌のメロディーに癒しのミュージックが重なり、不思議な世界が醸し出されていました」と感想を述べている。

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僕だからこそ伝えられる

 同寺では初の試みとなった寺フェスに、福島はまた「涙しながら聴いていた人もたくさん見受けられました。震災を体験した僕たちだからこそ、伝えられるものがあったはずです」と熱く語っていた。


[福島はじめ オフィシャルサイト]
https://warakasu.jimdofree.com/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81/
[福島はじめ 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/fukushima/whats.html








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たくみ稜(日本クラウン) 金色の雑魚になりたい! 絶好調の4月リリース「雑魚(ざこ)」 秋口からはライブも [インタビュー]

◆日本クラウンの歌手、たくみ稜が、好調な売れ行きを見せている2019年4月に出した新曲「雑魚」 で、自らのステップアップへの自信を強めている。オリコンのチャートでは初登場1位という、本人初の快挙を達成している。今まで以上に関西・関東で、CDショップでの予約キャンペーンを展開した効果も大きい。「ファン層の広がりも感じられます」とたくみは、この楽曲で過去の自分を捨て去って「新たな<たくみ稜>を作る」のに懸命である。

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金の雑魚を目指すたくみ稜


たくみ稜・雑魚.jpg 雑魚。価値の薄い小魚のことであるが、大した人物でないことを指したりする。
 そんな雑魚にも意地はある。♪ まだあきらめるな まだくたばってねえ 〜 の歌詞の通り「僕ももっと多くの人に知ってほしい、認められたい」と、今年、歌手生活35年を迎えているたくみ稜本人への応援歌でもある。
 「35年に相応しい楽曲にしたいですね。絶対に世に出すぞ、と歯を食いしばって、歌い手としてケジメを付けたい」
 たくみは、政治の世界じゃないけれど、痛みを伴っても大変身をしようとしているようである。

 詞は「新世紀エヴァンゲリオン」やしきたかじんの「東京」などの作詞を担当した及川眠子(ねこ)が書き、普段から交流のある杉本眞人が作曲した。初顔合わせの作品である。出来上がった詞を手にした杉本は「作曲家としてのアドレナリンが吹き出した」と、創作意欲をかき立てられたという。
 たくみもデモテープを聴き「すごい楽曲だと直感しました。もちろん注文を付ける余地もなく、売れる要素を持っている、とビビッと感じました」と、話している。

 ところがこれは、彼にとっては初めて歌う曲調の楽曲だった。杉本も「果たしてたくみに歌えるかな」と、心配したほどである。
 それでもレコーディングで、たくみは歌い切った。
 「戸惑いながらの歌唱でしたが、うまく消化して表現できたと思います」
 杉本もその時の歌を聴いて「よく歌った」と称賛したという。

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「雑魚」でたくみ稜は生まれ変わる

 今までのたくみはブルース、バラード、歌謡曲などを手堅く歌いこなしてきた。とりわけ日本クラウンに移籍してからは、徐々にヒットへの手応えは感じられるようになってはいたものの、決して飛び抜けて目立つ存在でなかったことには違いなかった。

 そうした自分を捨て去り、新たなたくみ稜を作り出すのが、今作の「雑魚」を制作する際のコンセプトでもあった。

■金の雑魚に

 7月22日付けのオリコンチャートでは17位(同29日付けは47位)であった。このランキングはCDの売り上げ枚数で決まるが、CDの売れない時代の今、彼は「自分の歌を聴いてもらう場所を多く作ってもらい、たくさんの人に僕の生の歌に触れてもらいたい」と、秋口からはライブを始めることも計画している。

 たくみは「雑魚の中にも1匹や2匹は、高級魚が混じっているものです。同じ雑魚でも金の雑魚になりたい」として、ジャケットやポスターなどのタイトル文字は金色を指定した。そう言えば、たくみ稜の「み」の字の表記は、日本クラウン移籍第1弾の「一人静」からずっと、金文字が使われている。


[たくみ稜 オフィシャルサイト]
https://www.m-plus-ryo-takumi.com/
[たくみ稜 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/takumi/whats.html








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パク・ジュニョン(キングレコード) 牟礼赤穂市長を表敬訪問 10月の赤穂コンサートをアピール 市長「応援に行きます」 [イベント]

◆兵庫・赤穂の街を第2のふる里と公言するキングレコードの歌手、パク・ジュニョンが2019年7月22日、赤穂市役所に牟礼正稔市長を表敬訪問した。デビュー7年目の意気込みを示すと共に、10月に赤穂市内で行うコンサートをアピールした。赤穂市長訪問は、6年前に当時の豆田市長を訪ねているが、今回で2度目になる。

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牟礼赤穂市長にデビュー7年目の意気込みと10月の赤穂コンサートをアピールするジュニー


 今年デビュー7年目を迎えているパク・ジュニョンは、全国7ヶ所でのライブツアー「パク・ジュニョン LIVE 2019 Songs for you」を展開中で、赤穂市では10月16日に赤穂ハーモニーホール小ホールで開くことになっている。
 同市内でのコンサートは、赤穂観光大使を委嘱された10年前に次いで2回目で、これには牟礼市長も「ぜひ(コンサートに)行かせてもらいます」と約束。

 市長は音楽への関心も強い。尺八を40年も続けており、地元の民謡大会などで伴奏をするほどの腕前である。この日同席した関係者から「コンサートで披露してみては」と市長に求める声も飛び出していたほど。
 市長はまた、韓国出身のパクに「日本語で歌うのは大変でしょう」と訊ねると、「最初は言葉の意味を辞書で調べながら歌っていました」と、流暢な日本語で答えていた。

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新曲のCDを牟礼市長にプレゼント

 またCDの販売は厳しいのでしょうねーの市長の質問に、新曲の「永遠にサランヘヨ」がオリコンチャート初登場1位になったパクは「皆さんに直接に歌を届けて、ファンになって頂く活動を続けています」と、地道に販売していることを伝えた。
 そのパクから新曲で9枚目のシングル「永遠にサランヘヨ」とアルバム「パク・ジュニョン ベスト~Songs For You~」をプレゼントした。

 パクが赤穂の街を「第2のふる里」と言って親しみを持つのは、韓国でまだアイドルグループで活動している頃に、赤穂でホームステイしたのがきっかけだった。心を和ませてくれる、日本の原風景の様な街と温泉に、いっぺんに惚れ込んでしまった。
 観光大使を委嘱されたのは、まだデビュー前の2009年で、その年の義士祭では四十七士のひとり、矢田五郎右衛門に扮して義士行列にも参加したほどである。

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これかも赤穂の良さを伝えます-とジュニー

 パクは「赤穂は日本で歌手を目指すことになった、私の原点で心のふる里です。これからも街の良さを日本全国や韓国でもアピールしていきます」と、話していた。

 牟礼市長は「赤穂のためにもこれからも活躍を期待しています。10月のコンサートは楽しみにしています」と激励し、19年5月に日本遺産に指定された「日本第一」の赤穂の塩を贈った。


[パク・ジュニョン オフィシャルサイト]
http://www.go-go-juny.com/
「パク・ジュニョン キングレコード」
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=43971








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岡千秋のカラオケ万歳! with 歌に恋して、カラオケと歌謡ショー 岡千秋・渡辺要・水沢明美・塩乃華織ら9人が歌謡ショー [カラオケ]

◆J:COM11チャンネルで2019年9月に放送予定の収録を兼ねた、カラオケ大会と歌謡ショーからなる特別番組「岡千秋のカラオケ万歳!with 歌に恋して」が、同7月21日、大阪・都島区の太閤園で開かれた。作曲家の岡千秋が審査員長を務めたカラオケ発表・大会には85人が参加。歌謡ショーは岡千秋のほか渡辺要(日本クラウン)水沢明美(同)光岡洋(同)みやま健二(徳間ジャパンコミュニケーションズ)塩乃華織(日本クラウン)福島はじめ(同)花黎奈(同)三浦潤が出演した。カラオケ大会では一般部門で林かずよさん、シルバー部門で水草美智子さんがそれぞれ優勝した。岡は「歌い過ぎないで、言葉を響かせ、聴く人を心地よくさせるのが歌の良さにつながります」と総評していた。

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岡千秋さんから表彰状を受ける一般部門1位の林かずよさん


今回で11回目になる「岡千秋のカラオケ万歳!with 歌に恋して」。カラオケ大会ではシルバー、一般部門それぞれから5人、計10人が選ばれて決勝に進出。再度、1コーラスずつを歌唱して各賞 が決められた。その結果、一般部門で林かずよさん、シルバー部門で水草美智子さんが第1位の栄冠を獲得。
歌唱賞には今中誠さん(シルバー部門)上野清美さん(同)西和男さん(一般部門)岩田久美子(同)。夢ユメ子賞には菅野弘さん(シルバー部門)村田まことさん(同)。歌恋賞に大天恵美子(シルバー部門)宮里千恵美(一般部門)が選ばれた。

またベストドレッサー賞には男性では平岡康夫さん、女性は鈴木美和子さんが選ばれた。ヘアメイク賞は上野誠さん、小方貴充子さんに渡された。

プロ歌手による歌謡ショーでは岡千秋が3000曲という、今までに自らが書いてきた作品の中から、ピアノの弾き語りで「名前はリラ」「千鳥酒」「長良川艶歌」などの楽曲を披露。それぞれ制作時のエピソードも紹介して、観客を楽しませた。

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渡辺要(左)と水沢明美
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光岡洋(左)とみやま健二
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花黎奈(左)と塩乃華織
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福島はじめ(左)と三浦潤

歌謡ショーでは最新曲と共に、渡辺要はオリジナル曲の中で最も好きだという「望郷みれん」を、水沢明美は京都と福井をむすぶ恋物語「京の夜嵐」光岡洋はふる里鹿児島県にある甑(こしき)島を舞台にした「島立ちの春」みやま健二は16年間歌い続けている「泪橋」を歌った。
塩乃華織は新たなイメージを作ってくれたという「イエスタディにつつまれて」福島はじめは8月にニューリリースする「夕霧の宿」を披露。花黎奈は地元を舞台にした「赤目慕情」三浦潤はこのところ好調な「函館から東京へ・・・」を歌った。

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歌は言葉を響かせてーと話す岡千秋

来年、作曲家生活50年を迎える岡千秋は、延べ3年に渡る大阪生活の体験から生み出した楽曲も少なくないが、出身地である岡山で「自身にゆかりの歌手をゲストに招いた50周年記念コンサートを開きたい」と話していた。

この日の模様は、ケーブルテレビのJ:COM11チャンネルで、2019年9月21日、28日の午後11時30分から放送される。


[WARAKASU 歌に恋して]
https://warakasu.jimdofree.com/歌に恋して/







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キングレコード歌謡選手権北海道地区大会、最優秀賞に山田ひとみさん(エメラルドコース)ら12人 全国決勝大会へ   札幌市・かでる2・7かでるホール [カラオケ]

キングレコード歌謡文化アカデミー(三田誠理事長、KBA)の歌唱コンテスト 「キングレコード歌謡選手権 2019」の北海道地区大会が2019年7月14日、北海道札幌市のかでる2・7かでるホールで開かれた。最優秀賞にはエメラルドコースで「かもめの街」(ちあきなおみ)を歌った山田ひとみさんをはじめ12人が選ばれた。いずれも10月27日に東京・芝のメルパルクホールで開かれる全国決勝大会に出場する。

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キングレコード歌謡選手権 2019北海道地区大会の入賞者とゲストの岩本公水(中央)

 北海道地区大会には、100人を超す人たちが出場した。

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ゲストのキングレコードの歌手の岩本公水(左)
と司会の斉藤こずゑさん(HBCラジオパーソナリティ)

 キングレコードの歌手によるミニライブでは岩本公水が出演し、最新曲の「片時雨」などを歌った。

各コースの受賞者(敬称略)と歌唱曲
プラチナコース
優秀賞
石川千鶴「サイレント・イヴ」

ルビーコース
優秀賞
川口夕子「涙の数」

エメラルドコース

キングレコード歌謡選手権北海道地区大会・エメラルドコース最優秀賞 山田ひとみさん.jpg
山田ひとみさん
最優秀賞
井川香津子「流恋草」伊藤智浩「夢二の宿」津島弥生「不如帰」山田ひとみ「かもめの街」
優秀賞
山﨑智香子「望郷ひとり旅」河内あけみ「for you…」後藤順子「面影草」室﨑憲吉「時にはあなたを」


サファイアコース
最優秀賞
山田吉一「父子鷹」近江美弥子「なみだの峠」松原昭子「吾亦紅~移りゆく日々~」久保富雄「風花の恋」
優秀賞
木村幸子「恋心」斉藤次光「お岩木山」阿部和子「純情」松浦淑子「マリーゴールドの恋」

ダイヤモンドコース
最優秀賞
本間顕一「海の匂いのお母さん」船木勝廣「北のさすらい」
優秀賞
伊藤美恵子「新庄恋しや」馬場和弘「霧雨川」松嶋芳雄「女の日本海」

ゴールドコース
最優秀賞
鈴木ヒサツ「母なる海よ」池田功美子「菜の花情歌」
優秀賞
曽宇勝治「流れて津軽」山谷昭博「櫻の花の散るごとく」細川孝男「ふたつ星」

審査員賞
林雅信「こころの翼」赤川英人「ブリキの玩具」大井綾子「ガラスの雪」


[キングレコード歌謡文化アカデミー]
http://www.kingrecords.co.jp/KBA/








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大沢桃子(徳間ジャパンコミュニケーションズ) 大阪初のライブ スーパーピンクパンサーと「エレキDE演歌」  来年もまた大阪で   大阪・ボニーラ [ライブ]

◆来年もぜひ大阪で行いたいー。デビュー16年目の徳間ジャパンコミュニケーションズの歌手、大沢桃子が2019年7月19日、大阪で初めてのライブ「エレキDE演歌」を開いた。自ら主宰する8人編成のエレキ生バンド、スーパーピンクパンサー(SSP)をバックに、新曲で19枚目のシングル「懐郷(かいきょう)」をはじめオリジナル演歌を聴かせた。ベンチャーズナンバーのエレキ演奏もあって、集まったファンを喜ばせていた。

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16年目の飛躍を「エレキDE演歌」にかける大沢桃子

 今回の「エレキDE演歌」は、前日の名古屋会場から始まった西日本4ヶ所のライブツアーをはじめ、地元岩手・大船渡などで予定しているコンサートも含めると、全国10会場を巡る、デビュー16年目に入った大沢桃子の意欲を示す大イベントである。

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 念願の夢がかなった大阪ライブの会場には、約100人を収容できる大阪・茶屋町にあるライブレストラン、ボニーラを選んだ。そこにキーボード、ドラム、ギター、バイオリンなど8人からなるエレキバンド、SSPがステージいっぱいに陣取った。中央に立つボーカルの大沢はそこから浮き立つような着物姿。朝香仕込みの踊りを見せて歌った。

 「今回はバンドによるライブをぜひ見て欲しかった」と大沢。
彼女がSSPを結成したのは12年前。これまで各地の道の駅やゴルフ場などでも演奏して、歌ってきた。

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エレキサウンドを響かせたスーパーピンクパンサーの演奏

 バンド結成のきっかけは岩手県の大船渡高校を卒業した後、理容業を営む母の猛反対を押し切って上京し、ギタリストで作曲家の寺内タケシに師事したことに始まる。寺内率いる寺内タケシとブルージーンズの元で、彼らと共に全国のコンサート会場を巡って、下積み時代を過ごした。踊りは女剣劇師の浅香光代から学んだ。

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 ライブはエレキサウンドと演歌といった、どこかミスマッチのような取り合わせ。しかも大沢は終始、着物で歌うといった具合である。それでもアップテンポな「恋する銀座」(2016年)はエレキバンドがよく似合う。
 5歳の時に亡くしたという父親とふる里を偲ぶ「風の丘」(2010年)は、今でもリクエストの多いしんみりとした歌だが、これも意外にエレキがピッタリとはまる。

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 「懐郷」(2019年5月)をはじめ大沢が歌うこれらの楽曲は、一部を除きすべてペンネームの仲村つばき(初期はなかむら椿)で、自ら作詞・作曲している。それが今までに「51曲にもなりました。すべて第一興商の通信カラオケで配信されています」というから、多才と言うしかない。

 ライブはタイトル通りに、エレキサウンドをふんだんに楽しませる内容。約50分にも及ぶSSPによるベンチャーズや加山雄三ナンバーから懐かしの映画音楽、クラシックに至るまでの演奏を聴かせた。
 大沢もまた、自身のオリジナル演歌のほかに「コーヒールンバ」などポップス歌謡から「雨降りお月さん」といった叙情歌まで歌った。

■早くヒット曲を

 彼女の歌手デビューは2003年4月である。上京後、寺内と浅香の元で修業する傍ら、デモテープをレコード会社に持ち込んで歩いた。それから16年、今回のライブツアーでは大沢の原点とも言えるサウンドを、自ら作った演歌と合体させ、演歌歌手大沢桃子の別の一面を見せたようである。

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 大阪でのライブは初めてだったが、キャンペーンでは今までにも頻繁に足を運んできた。たくさんの桃子ファンもいる。ただ今までライブやコンサートにはまったく縁がなかっただけに、この日のライブでは何度も「初めての大阪ライブ」と繰り返して、喜びを表していた。

 大沢はライブの最後で「ありがとうございました。(来年もまた開催出来るように)よろしく、よろしくお願いします」と繰り返し頭を下げて「早くヒット曲を出して、紅白に出たい」と、少しはにかみながらも宣言していた。

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「来年もまた大阪で」と話す大沢

 ライブ「エレキDE演歌」は、きょう(7月20日)は神戸・モズライトカフェで、同21日は広島・世羅町のせら文化センターでも開かれる。


[大沢桃子 オフィシャルサイト]
https://bspro.jp/momoko/
[大沢桃子 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka_top/oosawa.html








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川中美幸、落語家デビュー 「時うどん」を披露  桂福團治とコラボ 将来は2人で地方を回りたい [ライブ]

◆テイチクエンタテインメントの歌手、川中美幸が落語家にー。2019年7月17日、川中と10月には落語人生60周年を迎える上方落語界最古参の4代目桂福團治が、大阪・心斎橋の大丸心斎橋劇場でジョイントライブを開いた。川中は2019年6月に出した「笑売繁昌」の歌詞に登場する<時うどん>を実際に体験して歌に深みを持たせたい、と落語に初挑戦した。約2週間の猛練習の成果に、福團治からは「 記憶力に富んでおり、空気の読み方が上手い」と絶賛。彼女は「きょうの出来は30点」と控えめだったが、「将来は師匠と地方を回りたい」と、落語家として意欲を見せていた。

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落語家デビューした川中美幸


 「これから時うどんをもっと稽古して、本格的に落語を勉強したい」
 緊張の高座を終えた川中美幸は、4代目桂福團治にこう言って、12人番目の弟子入りを志願。さらには「師匠と一緒に地方公演をして回りたい」と、初挑戦した落語に熱烈なラブコールを送った。

 観客に3度もお辞儀をして高座に上がると、今度は大きなため息。緊張の度合いが伝わってくる。帯には福團治から譲られた扇子を差し「昨日は胃が痛くて、3食しか食べられなかった」と、笑いでなんとか気持ちをほぐそうとする。ベテランであっても「歌謡ショーと違ってやたらと観客の顔が見えます」とドキドキ感は拭えない様子。それを振り払うように「ほな、行くで〜」と気合を入れて噺の口火を切った。

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4代目桂福團治(左から2人目)ともず唱平らとのトークでは本格的な落語の勉強宣言も

 「ごまかしながらも、あっという間に終わりました」
 初めての高座を終えた川中はそう言って「もともとがゲラなんですが、噺の途中で自分で笑ってしまってはいけませんね。1人で何役もする落語は、普段のフリートークとは違った難しさがあります。きょうの出来は30点ぐらかな」と謙遜してみせた。

 それでも次回への意欲を見せて「時うどんをしっかりと稽古して、これから本格的に落語をやってみたい」と川中。

 新曲「笑売繁昌」に出てくる<時うどん>をやってみたい、と言った彼女の一言に動かされて、このジョイントライブを企画したのは作詞家のもず唱平だった。川中を中学2年でスカウトして、将来性を見出した人である。自身の作詞生活50周年記念作品第2弾の「笑売繁昌」では自ら作詞を手がけており、彼女の噺を聞いて「笑いで大阪を盛り上げて欲しい」と話していた。

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川中に太鼓判を押した4代目桂福團治

 一念発起した彼女が時うどんの稽古に充てた時間は、大阪・新歌舞伎座で行われていた座長公演が終わってからの約2週間だった。わずかな時間だったが、福團治からは「素質は大丈夫です。私より上手にやらんといて欲しいわ」と、太鼓判を押されていた。

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「笑売繁昌」などを歌った歌謡ショーも

 川中の歌謡ショーでは「笑売繁昌」のほか、得意のフリートークを織り交ぜながら「女の一生〜汗の花〜」「半分のれん」「深川浪花物語」を歌った。
 福團治も落語を2席披露して、客席からは大きな歓声が上がっていた。


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[川中美幸 オフィシャルサイト]
https://kawanaka-miyuki.jp/
[川中美幸 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/kawanaka/








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大阪流行歌ライブ、岩出和也・若原りょう・葵かを里・出光仁美・竹村こずえが出演 サマースペシャル第1弾 [ライブ]

◆サマースペシャルと題して岩出和也(キングレコード)若原りょう(テイチクエンタテインメント)葵かを里(徳間ジャパンコミュニケーションズ)出光仁美(日本コロムビア)竹村こずえ(日本クラウン)の5人が出演した第275回大阪流行歌ライブが2019年7月17日、大阪・心斎橋のライブハウス、BIG CATで開かれ、立ち見も出る約300人で会場はあふれた。

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 たくさんの応援者を従えての出演となった、デビュー22年目の岩出和也は5年ぶりの大阪流行歌ライブ。6月に出した新曲「神戸の女(おんな)」カップリング曲「愛が下手なジゴロ」など6曲を歌った。新曲はありそうで数少ない神戸を歌った、令和の新しいムード歌謡。「発売後の手応えも良い」と本人が言うように、7月22日付けのオリコンチャートでは13位。発売以来20位内を維持している。

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岩出和也

 この日は去年から始めた、自身が体験したB級グルメを紹介するブログもアピールして「毎日、カップ麺の新商品を食べてます」と話していた。


 3月にテイチクエンタテインメントに移籍した若原りょうは2年ぶりの出演。この日披露した3月発売の新曲「罪の川」は、今まで歌っていた歌謡曲から演歌になった。小学時代からこぶしを回した演歌を習ってというが、若原は「新たな挑戦で怖さもあったけれど、ワクワク感が大きいです」と、今までにない手応えを感じている。歌手生活約20年の成果が新天地で実ろうとしているようである。

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若原りょう

 かつて歌っていた歌謡曲の中から「一度は愛したひとだもの」も聴かせた。7月9日には44歳になったばかり。


 デビュー15年目の葵かを里は、このところ金沢を舞台にした作品を歌い続けている。ライブでは新曲で、この歌によって石川県観光特使になった金沢シリーズ第3弾「加賀友禅の女」のほか、加賀友禅特使に任命されるきっかけとなった「金沢茶屋町」「雪の兼六園」と続けた。金沢の伝統技術を生かした加賀友禅の着物を着て登場した葵は、得意の舞踊を交えてしなやかに歌った。

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葵かを里

 「加賀友禅の女」はシリーズ最終章。今年6月の金沢百万石まつりでは「行列の先頭に立って練り歩いた」(葵)など、金沢の顔のなっている。


 デビュー10年目になった出光仁美は、7月3日に出したばかりの10周年記念曲「遠い花」を披露した。大阪を舞台にした「茶屋町しぐれ」「忘れ雨」も。「歌で皆さんの心を満タンに出来るようにがんばりたい」と、節目の年にかける意気込みを話していた。

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出光仁美

 8月9日には京セラドーム大阪行われるプロ野球阪神対広島戦の始球式では、和服姿で投げるという。同球場で始球式に参加するのは、今回が7回目になる。


 去年初孫が誕生したという竹村こずえは、これをきっかけに新曲「涙の鏡」のカップリングに収録した「孫が生まれる」を披露した。顔をほころばせながら孫の可愛さを話しながら「この歌を歌っていると涙がポロリとこぼれます」とも竹村。若いおばあちゃんである。

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竹村こずえ

 「涙の鏡」は、家族の前では決して見せない弱さを、1人になった時にふと出てくくる自分の気持ちを歌う。これも「涙が出てくる」という。


[大阪流行歌ライブ]
http://hayariutalive.com/








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ほのか りんご(ダイアモンドレコーズ)  大阪・天満で歌唱キャンペーン  デビュー曲「俺ら東京さ行くだ 〜わぁ青森が好きだ Ver〜 」 [キャンペーン]

◆吉幾三の代表曲「俺ら東京さ行くだ」の青森バージョンとして、2019年4月に出した「俺ら東京さ行くだ 〜わぁ青森が好きだ Ver〜 」で歌手デビューした、青森出身で元ご当地アイドル「りんご娘」のほのかりんごが7月15日、大阪・天満のCDショップ、あこや楽器で歌唱キャンペーンを行った。

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青森弁が可愛い ほのかりんご

 青森ねぶた祭りのハネトを模したスタイルで現れたりんご。デビュー曲の「俺ら東京さ行くだ 〜わぁ青森が好きだ Ver〜 」と、カップリング曲で自分への応援歌として高校時代に作詞作曲した「大丈夫」などを歌ってアピールした。

 店内に設えられた白い小さな台に乗って歌う彼女は、勢い余って「わぁ」と足を踏み外して周りを心配させたが、笑顔で「落ちちゃった」と笑顔を振りまいていた。
 店の前で足を止めて歌に聴き入る人にも手を振って「リンゴの唄」も聴かせるなど、青森から届けられたりんごからのプレゼントに誰もが大喜び。

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 りんごちゃんと呼ぶのが似合う彼女は「デビューして3ヶ月です。関西は3回目にになります。応援をお願いします」と呼びかけていた。


[ほのか りんご オフィシャルサイト]
https://ameblo.jp/ringo-honoka/
[ほのか りんご ダイヤモンドレコーズ ]
http://diamondrecords.net/artist/detail.html?info=19
[Music news jp ほのか りんごインタビュー記事]
https://music-news-jp.blog.so-net.ne.jp/2019-05-27








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北岡ひろし(徳間ジャパンコミュニケーションズ)  歌手生活35周年記念  新曲「不滅の愛」発表コンサート 大阪・守口エナジーホール [コンサート]

◆女性と見紛うほどの艶やかさー。女形の歌手として知られる徳間ジャパンコミュニケーションズの北岡ひろしが、2019年7月12日、大阪・守口市の守口エナジーホールで新曲「不滅の愛」の発表会を兼ねたコンサート「愛 歌と舞踊の祭典」を開いた。日舞を交えてオリジナル曲9曲を歌った。

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 北岡ひろしは今年デビュー35周年を迎えている。その記念曲である「不滅の愛」は前作の「薔薇ものがたり」以来、2年ぶりの新曲。自らの半生の生き様を、城岡れいの歌詞に託して歌う。コンサートではオープニングとエンディングで、これを披露した。

 北岡は「有線放送の問い合わせランキングで1位に、チャートでも上位にランキングされるなど、人気上昇中です」と、新曲をアピールした。

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 北岡は1984年に、「夢灯り」で日本コロムビアからデビュー。キングレコード、ビクターなどを経て、2000年からは徳間ジャパンコミュニケーションズに移籍している。
 この日も歌った彼の出世作「かささぎ橋」の2年前に出した「花びえの女」から、女形となって歌い始めている。
 もともと日本舞踊は得意だったし、女性っぽい声質も手助けとなって「ほかに例のなかった女形の歌手」(北岡)は、あの北島三郎も「すごく似合っているよ」と絶賛したいわれるほどである。

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 コンサートでは、その女っぽさを存分に見せてくれた。
 花街の女性を歌った新曲カップリングの「紅の蝶」では、♪ 好きなお方に会える日は 三味の音色に 身も染まる 〜 と、女性の浮き立つ心のうちを表現してみせた。
 北海道の言葉をタイトルにした「寂しいっしょ」は、カラオケでも人気の楽曲で、タイトルと裏腹に明るいメロディーが評判。

 大阪を舞台にした「せめて・・・大阪」では、ステージを降りて客席を回ってのファンサービスに努めた。

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 また、夜空に舞う雪をイメージした舞台設定の中で、立方を仕立てて「おんな雪」を歌ったほか、「津軽あいや節」では北岡自らが艶やかな舞を見せるなど、巧みな舞踊も見せていた。

 北岡は「綺麗なうちにひと花咲かせます」と、詰め掛けたファンに語りかけていた。


[北岡ひろし オフィシャルサイト]
http://www.office-kitaoka.jp/
[北岡ひろし 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
www.tkma.co.jp/enka_top/kitaoka.html








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ファン・カヒ(日本クラウン)  サマーライブ 2019 in フラミンゴ   西つよし・伊丹幸雄・五条哲也をゲストに熱いライブ   大阪 フラミンゴ・ジ・アルーシャ [ライブ]

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「ファン・カヒ サマーライブ 2019 in フラミンゴ」韓国の民族衣装で登場


◆「カムサミダ(ありがとうございました)」日本クラウンの歌手、ファン・カヒがデビュー曲から最新曲まで全9曲を歌って、この日集まった約100人のファンに、こう言って手を振った。2019年7月11日、大阪・桜川のライブレストラン、フラミンゴ・ジ・アルーシャで行われた彼女の「サマーライブ 2019 in フラミンゴ」。特別ゲストに師匠である作曲家の西つよし、往年のアイドル・伊丹幸雄、同じ日本クラウンの先輩歌手・五条哲也も顔を揃えて、それぞれオリジナル曲などを披露して、ライブは歌って踊っての盛況ぶり。

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会場いっぱにファンを集めたファン・カヒのサマーライブ

 韓国・釜山生まれのファン・カヒは、2016年に「jealousy(ジェラシー)」を日本クラウンから出して、日本での歌手デビューを果たす。メジャーデビューは18年1月には、 彼女が最も好きだという「真昼の白い月」からである。
 第2弾は同11月に出した「泣かせてトーキョー」 。この日のライブではこれら3曲のほか、それぞれのカップリング曲も聴かせた。

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期待度高まる新人ファン・カヒ

 最新曲の「泣かせてトーキョー」は、オリコン初登場13位でスタートを切るなど、今、ファン・カヒが期待の在阪新人歌手として注目を集るきっかけを作った。
 その魅力をたっぷりと聴かせたサマーライブ2019では、オープニングでは白い韓国の民族衣装チマチョゴリ姿で登場し、日本でも人気を菊下テレビドラマ「イ・サン」の挿入歌として知られる「約束」を聴かせた。2曲目からミニドレスに着替えて、韓国の人気曲を歌った。

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■色とりどりなゲスト

 ファン・カヒが日本で演歌を歌うきっかけを作ったのは作曲家、西つよしとの出会いだった。彼女の生みの親である西が作曲家としての出世作は、長山洋子に書いた「じょんから女節」(2003年)だった。
 特別ゲストの西は、これと共にライブではギターを弾きながら「横須賀シェリフ」(坂井一郎)「じょんからロック」(花園直道)など、自身が書いた楽曲などを披露した。

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西つよしの弾き語り
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伊丹幸雄たちとセッションをする西つよし

 64歳になったアイドル、伊丹幸雄は47年前のデビュー曲「青い麦」などを歌い、7月9日に亡くなったジャニーズ事務所の創業者で社長のジャニー喜多川氏の思い出に触れた。
 伊丹がまだ、ワイルドワンズの付き人をしていた10代の頃である。「ジャニーさんから<スーパースターになれるよ>と5回も誘われたのですが、すでにワタナベプロに入ることが決まっていたので実現しませんでした」
 そんな昔話を語って「ルイジアナママ」「スタンドバイミー」といった懐かしい楽曲も歌った。

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往年のアイドル伊丹幸雄

 五条哲也は新曲「別離(わかれ)・・・愛の嘘」と、そのカップリング曲「隠れ酒」前作で10周年記念曲「桜並木の向こうに」2012年の作品「ほたる川」の4曲を歌って、独自の演歌の世界を披露。新曲「別離(わかれ)-」は、自身のペンネーム、かとう洋の名前による初めて作曲した作品でもある。

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初の自作曲を世に問う五条哲也

 最後はファンカヒが、全員勢ぞろいする中「これからも皆さんに歌を届けていきたい」と話していた。

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心に届く歌を歌います-意欲を語る


[ファン・カヒ オフィシャルサイト]
https://www.hwan-gkahee.com/
[ファン・カヒ 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/hwangkahee/whats.html








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みやま健二(徳間ジャパンコミュニケーションズ)  能登で初めての歌謡ショー あばれ祭りも見学  ファン40人を伴って「能登の灯祭り」バスツアー [イベント]

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能登・千里浜に立つみやま健二


◆赤々と大松明の灯りが夜空を焦がす中、子供たちが乗ったキリコが乱舞する能登のあばれ祭り(キリコ祭り)が2019年7月5日、石川県鳳珠郡能登町宇出津(うしつ)で行われた。徳間ジャパンコミュニケーションズの歌手、みやま健二が歌う「能登の灯祭り」の舞台である。この祭りをみやまと見るバスツアー「みやま健二と行く能登の灯祭り」が同5、6の両日に渡って行われた。祭り見学に先立って、宿泊先の同県七尾市和倉温泉、宝仙閣宿守屋寿苑ではみやまの歌謡ショーが開かれ、会場の大広間いっぱいの約130人が、みやまの歌を楽しんだ。

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元気に40人のツアー一行は大阪をスタート
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宝仙閣宿守屋寿苑でのみやま健二歌謡ショー
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みやま健二(中央)とバスツアーに参加した人たち


 バスツアーは大阪・天王寺をスタートした後、門真市・高槻市を経由して、みやま健二たち総勢40人を乗せて能登へと向う。着いたのはすべての客室から七尾湾が見渡せるオーシャンビューの旅館・宝仙閣宿守屋寿苑。女将の帽子山智子さんをはじめたくさんの出迎えを受けた。

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勇壮なあばれ祭り

 あばれ祭りは能登町役場前がメイン会場である。旅館が用意した連絡バスに乗り込んで約40分。鉦と太鼓を打ちながらキリコが次々と姿を現す光景に、ツアーの一行は言葉もなく、ただ松明の灯りに照らされたキリコに見とれていた。

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「能登の灯祭り」のモチーフとなったあばれ祭り


 それは「能登の灯祭り」の歌詞、♪ 火の粉振り撒く 松明囲み 〜 挑むキリコと 〜 イヤサカ ヨッセ サカセ 〜 そのままに夜空を赤々と照らしていた。

■歌手生活19年で初めての感動にみやまが泣いた

 祭りは夜空に星が輝く頃にピークを迎える。
 それを待つかのようにみやま健二の歌謡ショーは行われた。
 「会場の前は大阪からのファンで占められていましたが、後方は初めて顔を合わせる一般の人たちでした。アウェイでのライブといった様子でした」

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「能登の灯祭り」は地元でも好評だった

 みやまはその初めて見る人たちに向けて「能登の灯祭り」とカップリングの「あとの祭りの一人酒」を届けた。
 するとどうだろう、最初は「あんな歌手知らんで」といった顔をしていた人たちが、手を打ち掛け声までかけている。みやまの思惑通りに会場は、大阪からのファンと地元の人たちがひとつになったのである。

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涙をぬぐうみやま健二

 ショーのラスト、アンコールに応えて「能登の灯祭り」を歌ったみやまは泣いた。ファンが差し出したハンカチを目に当てて「19年間歌手をやってきて、こんなに嬉しかったのは初めてです」と、これがアノ威勢良く「能登の灯祭り」を歌うみやまなのかと思うほどの一コマであった。

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御陣乗太鼓に誰もがくぎ付けになっていた

 歌謡ショーでは、石川県指定無形文化財に指定されている御陣乗太鼓が保存会の人たちによって披露された。奇怪な仮面をつけた打ち手による激しい太鼓の音は、みやまの「能登の灯祭り」のイントロかと思わせるほどで、ツアーの一行はそれに釘づけになっていた。






[みやま健二 オフィシャルサイト]
https://warakasu.jimdofree.com/%E3%81%BF%E3%82%84%E3%81%BE%E5%81%A5%E4%BA%8C/
[みやま健二 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka_top/id=7733








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市川由紀乃(キングレコード)   好調、新歌舞伎座初座長公演「人生いろいろ 島倉千代子物語」  3日目には五木ひろしがサプライズ 「由紀乃ちゃんをよろしく」 [舞台公演]

◆新歌舞伎座の舞台に座長として立つことを夢に見続けてきた市川由紀乃が、ついに実現させた初座長公演「人生いろいろ 島倉千代子物語」。その3日目の2019年7月7日、2部の歌謡ショーラストで五木ひろしがサプライズで登場。市川たち出演者と一緒に「いつでも夢を」歌った。島倉千代子になり切った市川の歌・演技に五木は「素晴らしい芝居でした。立派な姿を見て胸が熱くなりました」と絶賛し、市川を激励した。

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サプライズ出演した五木ひろしから花束をプレゼントされた涙ぐむ市川由紀乃
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公演に先駆けて口上を述べる市川由紀乃

 1部2部共に市川由紀乃は、島倉千代子が着ていた着物を着用して、まさに島倉そのものの姿で芝居と歌唱を楽しませてくれている。
 病を押して最後のシングルとなった「からたちの小径」を、病室でレコーディングするところから芝居は始まる。
 「この歌が出る頃、もうわたしはいないのね」
 市川は、あたかも島倉が乗り移ったかのようにか細い声でそれを歌い、喜びと悲しみの人生に幕を引こうとしている瞬間を演じる。

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病室でのレコーディング

 この3ヶ月後の2013年11月8日、島倉は旅立ってしまう。彼女を良く知る業界関係者ならずとも、目頭を抑えてしまうのは当然であろう。応援に駆け付けた五木ひろしが市川の演技を見て「何ヶ所かで泣きそうになりました」と言ったのも頷ける。

 島倉はファンが投げた紙テープが目に当たって失明寸前になったり、借金の保証人になって4億円の返済を迫られる。さらにはがんとの闘いなど、その人生は筆舌に尽くしがたいものであった。苦しみの一方で、大好きな歌を歌うことが出来たのが彼女を救った。
 闘病中に入院患者の前で島倉が、かつて守屋浩とデュエットした「星空に両手を」を、パジャマ姿で病院長と歌って聴かせるシーンも感動を誘う。

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日本コロムビアのコンテストを受けたが「美空ひばりは2人いらない」と不合格に
珍しい市川のセーラー服姿

 船村徹をはじめ偉大な音楽家との出会いが、昭和の大歌手・島倉千代子を作ったが、大ヒット曲「人生いろいろ」を作曲した浜口庫之助もその1人だった。
 島倉の人生そのものを描き、人生再出発への応援歌でもあったこの楽曲は、彼女を元気付ける。
 芝居のラストは2013年の「コロムビア大行進」のステージである。この日は奇しくも島倉の75歳の誕生日でもあった。島倉が死力を尽くして歌ったのは美空ひばりの「越後獅子の唄」と、その「人生いろいろ」であった。その姿を市川はまるで本人かのように再現して見せる。

 14歳から75歳までの島倉の人生を演じる市川だが、ステージの彼女は何故か島倉千代子そのものを見ているかのような錯覚に陥るのである。小首をかしげて歌う姿、その声までもがひとつになっていくる。

■オリジナル曲から和・ポップス歌謡までのオンステージ

 2部は市川由紀乃の歌謡オンステージ。
 4年半、歌手活動の休止期間を経て、師匠・市川昭介の後押しもあって復帰した第1弾の「海峡出船」から新曲の「雪恋華」そのカップリング曲でサプライズ出演した五木ひろしが作曲した「逢いたいなぁ」まで、オリジナル曲を聴かせるのは言うまでもないが、和の世界・ポップス歌謡の世界も披露する。

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 和の世界では島倉が姉さんと呼んだ美空ひばりの「車屋さん」をはじめ、五木の「細雪」石川さゆりの「風の盆恋唄」などを、ポップスは市川がデビュー前に良く歌った山口百恵の「プレイバック PART2」高田みづえの「私はピアノ」などと、懐かしい楽曲が目白押し。

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 ゲストには美川憲一公認のものまねタレント、美川健二が「柳ヶ瀬ブルース」などを歌唱して見せるほか、芝居にも出演した元フォーリーブスのおりも政夫、福岡出身で演歌歌手を目指す14歳の梅谷心愛(こころ)も歌を披露する。

 エンディングで「いつでも夢を」で出演者全員で歌う中に突然現れ、観客を驚かせた五木は、市川に「夢は見るもの叶えるもの。その夢が実現したことを、親のように喜んでいます」と話し、客席に向かって「これからも由紀乃ちゃんをよろしく」と呼びかけていた。

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五木ひろしが市川を激励

 五木から花束をプレゼントされた市川は「五木先輩には公演に先駆けて、冒頭の口上をはじめたくさんのことを教えてもらいました。ファンの皆さんには、また市川由紀乃に会いたいな、と思ってもらえるようにこれからも頑張って歌っていきます」と、念願の夢を叶えた喜びをかみしめていた。


[市川由紀乃 オフィシャルサイト]
http://ichikawayukino.com/
[市川由紀乃 キングレコード]
https://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=13522
[新歌舞伎座 市川由紀乃特別公演]
https://www.shinkabukiza.co.jp/perf_info/20190705.html








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パク・ジュニョン(キングレコード)、ライブツアー「Songs for you」 大阪からスタート 来年1月の沖縄会場まで7会場 [ライブ]

◆デビュー7周年を迎えているキングレコードの歌手、パク・ジュニョンライブツアー2019「Songs for you」が全国7ヶ所の トップを切って、2019年7月8日、大阪・大丸心斎橋劇場で行われた。新曲「永遠(とわ)にサランヘヨ」をはじめオリジナル曲、大阪を歌ったカバー曲や韓国歌謡など全19曲を歌って、「これから10周年、15周年、20周年とたくさんあるので、頑張って歌って行きます」と意欲を示した。

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大阪を皮切りに7周年記念の全国7ヶ所ライブツアーがスタートした


 パク・ジュニョンは2012年3月に「愛・ケセラセラ」でキングレコードからデビュー。今年、デビュー8年目を迎えている。今年5月には9枚目のシングル「永遠(とわ)にサランヘヨ」をリリースし、4月には初のベストアルバムも出している。

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ジャケットは豹柄?

 ツアーライブ皮切りのこの日はジュニョン~、ジュニー~のかけ声が飛び交う中、オープニングで「永遠(とわ)にサランヘ」をまず歌った。デビュー当初からパクの作品を手がけている作曲家の浜圭介は「8」の字と赤いルビーが大好きだというが「僕のデビュー8年目のお祝いにと、赤いルビーの指輪をプレゼントしてくれました」と、指輪を披露した。

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生バンドをバックに堂々の歌唱
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客席をくまなく回ってファンと握手。指には赤いルビーの指輪も

 これに続けて、新曲のカップリング曲「海鳴り」「チャラ」「河口湖」「嘆きの雨」「あなたしか欲しくない」「羽田発」「離さない」とオリジナル曲を歌唱。

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韓国の伝統衣装で登場

 パクと関西は切っても切れない関係にある。2007年夏に兵庫・赤穂市でホームステイを始めたのが、そのきっかけとなった。
 「大阪・神戸で美しい景色を見て、おいしいものを食べ、温かい心に触れたことで、日本で歌手になろうと決意したんです」
 もともと韓国で歌手だった彼は、そこから日本での歌手デビューを本格的に目指すのだが、山本譲二スカウトされて夢を実現させる。

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熱唱に次ぐ熱唱

 そんな経緯から、地元ファンへのサービスもあって「雨の御堂筋」(欧陽菲菲)「悲しい色やね」(上田正樹)そして「大阪暮色」(桂銀淑)と、大阪を舞台にした歌を揃えた。
 また朝鮮王朝時代の王様の衣装を身に着けて「カスマプゲ」や韓国ドラマ「天国の階段」の主題歌「ポゴシップタ」など韓国歌謡も歌った。

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次のステップへの意欲を語った

 ライブツアー「Songs for you」はこの後、8月31日に北海道・道新ホールで、9月5日には東京・浅草公会堂で開かれ、10月16日には兵庫・赤穂市、11月18日は名古屋、12月11日は福岡、20年1月27日は沖縄と全国を巡回する予定である。

 パクは「大阪会場を皮切りに7周年記念ライブがスタートしました。これからも皆さんに喜んでもらえるライブを作って行きたいと思います。他の会場と見比べてもらうのも楽しいですよ」と、残り6会場への来場を呼びかけていた。

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ラストはファンも立ち上がって「無条件」を歌う


[パク・ジュニョン オフィシャルサイト]
http://www.go-go-juny.com/index.html
[パク・ジュニョン キングレコード]
https://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=43971








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演歌ジャックス、8月放送分を収録   ゲストに成世昌平・箱崎幸子が出演 [テレビ]

◆奈良テレビ放送やJ:COM 11Ch、九州宮崎 12Chなどで放送中の音楽番組「演歌ジャックス」の2019年8月放送分の収録が、同7月3日、大阪市内で行われた。和やかムードで収録が進む中、ゲスト歌手の成世昌平(日本クラウン)は新曲の「音戸の恋唄」を歌い、もう1人は箱崎幸子(ホリデージャパン)は「抱擁」を聴かせた。レギュラー陣も最新曲やトークで楽しませる。

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箱崎幸子(左)と成世昌平


 後々まで残る楽曲を歌っていきたいー。68歳の成世昌平はこう話す。目先のCD販売だけを狙って歌うのではなく、歌謡界に成世あり、と言われる楽曲を積み上げていこうというのである。もちろん彼には「はぐれコキリコ」「鶴の舞橋」をはじめとする名曲・代表曲楽曲ある。4月に出した新曲「音戸の恋唄」もまた、その中に入るに相応しい作品なのである。

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成世昌平

 広島県呉市の本州側と倉橋島の間を流れる海峡を音戸の瀬戸呼んでいる。安芸の宮島への航路として平清盛が開削したと言われ、船舶の行き来が多く、瀬戸内銀座とも呼ばれる。ここを舞台にする「音戸の恋唄」は、民謡「音戸の舟唄」をベースに、便りも来ない愛しい人を想う女を歌う。原文彦作詞、聖川湧作曲。歌い始めは民謡である。高音が響く。成世だからこそ歌えるのだろう。



 箱崎幸子は、甘い声で女心を切なくムード歌謡を歌った箱崎晋一郎の妻である。晋一郎は43歳で亡くなったが、幸子が代表曲の「抱擁」などを大切に歌い継ぐ。化粧品販売員をしていた幸子は22歳で晋一郎と結婚している。1994年に夫の遺志を受け継いで「東京運河」を自費出版し、プロ歌手として活動を始めた。「演歌ジャックス」への出演は去年に次いで2度目。18歳の時、ミスいわきコンテストで優勝した美貌は衰えず、この日もムードいっぱいに「抱擁」を歌った。

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箱崎幸子

 「前回出演してから異変が起こったんですよ」
 と話す彼女が配信するYoutubeの動画の視聴回数が急増しているというのである。番組を契機に今、再び「抱擁」が注目を集めつつあるようだ。

魅力を引き出すトークコーナー

 「演歌ジャックス」の収録ては、テレビ番組のほかコミュニティーFMなどラジオ番組の収録も行われていますが、ゲストはそれぞれに出演してパーソナリディとトークをしている。





【レギュラー出演者と歌唱曲】

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MARI「男と女の第2章」「ダンスDEムーチョ」「乙女のワルツ」
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小川リエ「浪花の一番星」
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山田壽一「日向恋しや」
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岩井都美子「カサブランカ・グッバイ」「時代」
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Monet「笑顔の季節」
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岩本やすし・松坂笑理子「なつかしの同窓(クラス)会」
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林田夏美「雪桟橋」
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中村さおり「風花」
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三浦潤 「函館から東京へ・・・」

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司会: 小池史子(左)とファンキー・コバ


演歌ジャックスの放送日

奈良テレビ放送 毎週水曜日 午後2時放送
J:COM 11Ch 毎週火曜日 午前10時放送
九州宮崎 12Ch 毎週月曜日 午前8時放送(再放送・月曜日~日曜日計10回)
天草ケーブルネットワーク 毎週月曜日~金曜日 午後4時放送
兵庫養父市CATV 毎日午後5時(再放送・同6時)


[メディアジャックス]
http://www.mediajacks.jp/

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市川由紀乃(キングレコード)   新歌舞伎座初座長公演を明日に控えて舞台稽古を披露   楽屋で見守る島倉の写真 [舞台公演]

◆明日、大阪・新歌舞伎座での初座長公演「人生いろいろ 〜 島倉千代子物語 〜」の初日を迎えるキングレコードの歌手、市川由紀乃が2019年7月3日、同劇場での初稽古を公開した。芝居は離婚、莫大な借金返済、ガンといった数々の苦難を乗り越えた島倉千代子の波乱万丈な人生と、一旦は歌手を諦めかけたことや成功を願い続けていた兄の死などを経験した市川自身とも重なる部分もある作品である。稽古前のインタビューで市川は「島倉さんと一心同体になったよう」と心を躍らせていた。

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島倉千代子と一心同体になって歌い、演じる市川由紀乃

 島倉千代子7回忌追善と銘打った今回の公演は、美空ひばりと共に昭和を代表する歌手、島倉千代子が歌手デビューする前の14歳から亡くなる75歳まで描いている。尊敬してやまないという島倉千代子を市川由紀乃が演じる。
 セーラー服姿で日本コロムビアの全国歌謡コンクール地区予選で「コロムビアに2人の美空ひばりはいらない」と言われて不合格になるシーンで、島倉に扮した市川は審査員に食い下がってその理由を訊ね、作曲家船村徹との出会いでは土下座をしてまで曲を書いてくれと懇願する。

 人生のラストソングとなった「からたちの小径」を病室で歌う芝居のオープニングをはじめ、島倉が病を押して弱々しく歌う声を市川は、島倉が乗り移ったかのように演じてみせる。市川自身の歌手への執念を見るようでもある。

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日本コロムビアの歌唱コンクールではセーラー服で歌う

 公演で市川は着物からウエディングドレス、セーラー服まで13着ほどを披露する。衣装係を「今までにない」と驚かせるほどである。そのうち芝居では島倉の着物を3着、歌謡ショーでは1着を実際に身に付けて「島倉さんと一心同体になって、ちょっとぜいたくな気分」(市川)で登場する。
 舞台稽古前の囲み取材では、芝居のラストを飾る2013年3月に東京・五反田で開かれた「コロムビア大行進」のステージで「人生いろいろ」を歌うシーンで着る小紋の振り袖姿で現れた。「可憐で可愛らしくて、島倉さんらしく感じています」と市川。

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ラストシーンは「コロムビア大行進 2013 」で歌う

 劇中、市川は「人生の苦しみから私を救ってくれたには歌でした」と、島倉の言葉を<代弁>する。
 「島倉さんは壮絶な生き方をされましたが、顔にはそれを出さずに素敵な歌を届けてくれました。稽古を重ねるうちに、自分の感情が入っていくのが分かりました」

 2日に大阪入りした市川は、劇場外に立てられた自分の名前が書かれた幟の写真を撮ったり、千秋楽まで14日間生活をする楽屋に、島倉千代子の遺影や母と亡くなった兄と撮った写真を置き、公演の成功を守ってほしいと願った。

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美空ひばりの写真が置かれた島倉千代子の楽屋で

 劇中の島倉の楽屋に美空びりの写真が飾られている。「ひばりさんがいたから歌手になれた」と島倉が美空を尊敬したのと同じように、市川は島倉を見上げる。昭和歌謡の女王、美空ひばり、島倉千代子の歌は、令和になって市川へとつながっているかのようでもあり、「人生いろいろ」「からたちの小径」や「愛のさざなみ」「りんどう峠」「逢いたいなァあの人に」など島倉のヒット曲の数々も聴かせてくれる。

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どんなに苦しくても笑顔を絶やさなかった

 市川は座長としては初めてとなる今回の公演を控えて、3日のインタビューでは「実際に舞台に立つといろんなアクシデントもあるでしょうが、常に台本を肌身離さず持って、2週間の公演に臨みたい」と、気持ちを奮い立たせていた。


[市川由紀乃 オフィシャルサイト]
https://ichikawayukino.com/
[市川由紀乃 キングレコード]
https://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=13522
[新歌舞伎座 市川由紀乃特別公演]
https://www.shinkabukiza.co.jp/perf_info/20190705.html








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