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椎名佐千子(キングレコード) シリーズ最終作の切ない悲恋歌「丹後なみだ駅」 C / Wで横山やすしの「俺は浪花の漫才師」をカバー 4月に初の大阪単独ライブも [インタビュー]

◆キングレコードの歌手、椎名佐千子が大阪で初めて単独ライブを道頓堀ZAZAで行う。悲恋シリーズの第3弾「丹後なみだ駅」(作詞・麻こよみ、作曲・岡千秋、編曲・南郷達也)を2020年1月8日に発売しているが、2曲収録したカップリングの1曲では、波瀾万丈の漫才師人生を送った横山やすしが1988(昭和63)年に出した自伝的シングル「俺は浪花の漫才師」をカバー。歌の舞台である大阪で是非歌いたい、とそれが実現する。

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盛りだくさんの楽曲が詰まった新曲CDが絶好調


 「丹後なみだ駅」は椎名佐千子ににとっては22枚目のシングル。前々作で18枚目のシングル「舞鶴おんな雨」から続く、麻こよみ・岡千秋のコンビによる悲恋シリーズで、今作が一応の「集大成」だという。
 なみだ駅の舞台は、京都府北部を走る京都丹後鉄道の雪が舞う宮津駅。そこで繰り広げられる男女の切ない別れを歌う。

椎名佐千子・丹後なみだ駅.jpg 京都の日本海岸の街が歌の世界に、さらに千葉県の海沿いの街で生まれ育った椎名に似合う、とディレクターが場所を選んだという。
 去年12月には「土地の空気感を感じ取り、自分自身の気持ちを高めたい」と、スタッフと一緒に1泊で、天橋立や伊根の船屋など丹後を旅している。歌詞にある宮津駅の2番線にも行っている。

 「ホームのベンチに腰掛けて、頭の中で歌の情景を描いていると、その表情が主人公のように寂しげで泣いているかのように映ったのでしょうか、駅員さんが大丈夫ですか、と声をかけてくれたんですよ」

 そんな優しい駅員がいるのも丹後ならではの人情であろう。
 雪こそ降っていなかったが、12月の宮津は寒い。冷え切った体を温めようと、駅前の人気食堂で食べたラーメンは「心に滲みるよう」だったし、「東京で想像していた土地のイメージにとても近かったのも旅の収穫でした」と椎名。

■道頓堀でライブ

 カップリング曲の「俺は浪花の漫才師」は、横山やすしが破天荒な漫才師としての生き方を、自ら作詞・作曲したもの。12月に行われたレコーディングには、横山の初代の相方を務めた横山プリンが同席し、天才漫才師 と言われた横山やすしの漫才にかける熱い想いや、家族に心で詫びる苦しさなど、数多くのエピソードを聞いたという。

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大阪での単独ライブは初めて

 大阪で初めての単独ライブは、2020年4月15日、大阪市中央区の道頓堀ZAZAで2回公演を予定している。時間、内容は未定だが、前作の「漁火街道〜追憶盤〜」に収録した「王将一代小春しぐれ」と共に、自身の大阪もの楽曲を中心に、新曲「丹後なみだ駅」などオリジナル曲を披露する。

 椎名は「『俺はーー』は自分の歌手生活と重なるところがあり、胸が熱くなります。もう1曲のカップリング曲で岡先生お気に入りの『女郎花』、メイン曲と共に3曲を大事に歌って行きます」と話している。




[椎名佐千子 オフィシャルサイト]
http://shiina-sachiko.jp/
[椎名佐千子 キングレコード]
https://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=18032








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