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五木ひろし、「春夏秋冬・夢祭り」発売  36年ぶりの音頭もの   聖火リレーでも流してみたい  坂本冬美との新歌舞伎座特別公演は明日千秋楽 [舞台公演]

五木ひろしが36年ぶりに歌う音頭ものシングル「春夏秋冬・夢祭り」を2020年2月5日にリリース。発売日に合わせて、大阪・上六の新歌舞伎座での「五木ひろし特別公演・坂本冬美特別出演」終了後、新曲をアピールした。若い人たちの間で流行っているダンスミュージックに、この音頭で対抗したいと意欲を見せる。一方では出身の福井県から東京五輪聖火リレーランナーとして選ばれているが「沿道で歌を流すことができるといいですね」とも話している。公演は明日が千秋楽。

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久々の音頭の新曲、1年を通して歌ってーという五木ひろし


 「春夏秋冬・夢祭り」は、日本の四季を綴っており、作詞が田久保真見、作曲は五木ひろし自身である。音頭は「日本の心」とも言われるだけに、五木も「賑やかに華やかに1年を通して歌って踊ってもらい、祭りでも踊ってもらえると良いですね」と話す。

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エンディングでは全員浴衣姿で総踊り

 五木の音頭ものは、1975(昭和50)年に「桜音頭」、1984(昭和59)年の科学万博で「科学万博音頭」を出して以来となる。
 オリンピックイヤーの今年、五木は福井県内をほかの9人のランナーと共に聖火リレーを行うことが決まっている。「走るのは1人200メートルほど」(五木)だが、東京五輪の成功に向けて、音頭で盛り上げたい狙いもある「春夏秋冬・夢祭り」だけに、「せっかくですから、これを流しながら走れると良いなぁと思っています」と微笑む。

 新曲CDには、五木ひろしのポーズも折り込まれた振り付けを写真で解説したシートも付いているほか、QRコードを読み取ると動画で見ることも出来る。

 特別公演では2部の歌謡ショー「初春オン・ステージ」のエンディングで出演者全員が、五木直筆の<春夏秋冬・夢祭り>の文字が入った浴衣姿で勢揃いして、総踊りを見せている。「今年のコンサートのエンディングもこれで行きたい」と五木。
 坂本も新曲「俺でいいのか」や「夜桜お七」などヒット曲で会場を沸かせる。

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「グラスの氷がとけるまで」ではデュエットも

 歌謡ショーに先駆けての1部の芝居は、五木にとって24年ぶりの再演となった長谷川伸原作の「沓掛時次郎」だけに力が入る。
 同じように気合いを入れる坂本冬美は妊婦役とともに、物語の後半、時次郎の胸の中で死んでいくシーンも初挑戦している。「試行錯誤で舞台に立ってから毎日、ビデオに撮って研究を重ねています。力一杯声を出せないし、好きだった想いを伝えたいのですが、その切ない気持ちを表すのは、なかなか難しいですね」

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何度も練習したという最高の見せ場を演じる坂本冬美

 おきぬ(坂本)が亡くなるシーンでは五木は「おきぬを思い切り抱きしめました」と笑わせるが、坂本の演技を見て「最後の時次郎さん、という叫びは良い声ですよ。心に響いてくる心のこもった良い台詞です」と絶賛する。

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5月4日からは二人揃って、「沓掛時次郎」の博多座公演

 特別公演は明日9日が千秋楽。
 2人による「沓掛時次郎」は、5月4日からは福岡市の博多座に移って、同28日まで行われる。五木は「九州は芝居どころで(皆さん)お芝居が大好きですから、きっと喜んでもらえると思います。より一層、良いものにしたい」と意気込む。



[五木ひろし オフィシャルサイト]
https://www.itsuki-hiroshi.co.jp/
[坂本冬美 オフィシャルサイト]
http://fuyumi-fc.com/
[新歌舞伎座 五木ひろし特別公演・坂本冬美特別出演]
https://www.shinkabukiza.co.jp/perf_info/20200109.html









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西山ひとみ(テイチクエンタテインメント) 「ゆうぐれ文庫(ものがたり)」 2月19日発売 <まさに私の物語>とファンの声 [インタビュー]

西山ひとみ 2.jpg◆テイチクエンタテインメントの歌手、西山ひとみが、移籍第3弾のシングル「ゆうぐれ文庫(ものがたり)」を2020年2月19日に出す。作詞は朝比奈京仔、作曲は18年振りに西山の作品を手がけた杉本眞人。編曲は猪俣義周。嫁と姑が亡くなった夫であり、息子の想い出をたぐるように展開するドラマを歌にした。まるで小説か映画のように、聴く人1人ひとりに物語の情景が浮かんでくる。


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 発売前の2月6日、第185回KOBE流行歌ライブで「ゆうぐれ文庫」を初披露した西山ひとみは「愛する夫であり息子を亡くした、嫁と姑の心の歌です。私は結婚も子供を産んだこともありませんが、2人の女性の想いを重ねて聴いてもらえると嬉しいです」と、観客に話しかけた。

 作曲を担当した杉本眞人は「歌を受け止めるのはリスナーだから、淡々と歌うようにと、しかもレコーディングまでに歌い込まないように」と、西山にアドバイスしている。それが観客に通じたのか、神戸のライブでは、それを聴いた女性から「これはまさに私」「私の人生を歌ってくれた」と口々に絶賛の声。

 「名曲を頂けたと思います」
 と期待を膨らませる西山。
 土砂降りの夕暮れに、傘を差してバスを待つ嫁と姑が、それぞれの夫であり息子を思い起こして話を交わしている。杉本が「いい詞は曲がすぐに浮かんでくる」と話すのと同様に、映画の1シーンが、さらにはバス停に立つ2人の表情までもが浮かんできそうである。

 それに西山の歌が、聴く者をドラマに引き込ませる。
 「素晴らしい詞と曲、1プラス1じゃなくて、まるで自乗効果のように、歌う私をワクワクさせます」
 歌の世界には、こうした嫁と姑を扱った作品は「あるようでなかった」(西山)というから、なおのことである。

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第185回KOBE流行歌ライブで歌う西山ひとみ

 タイトルの文庫は「ものがたり」と読ませる。
 こうした当て字は歌の世界ならではであるが、なぜ「ものがたり」なのだろう。
 「先生に確かめたわけではありませんが、手軽に肌身離さずに持ち歩ける文庫本のように、愛は片時も離れることはない、といった想いが込められているように思います」
 西山はこのように推測する。

 彼女の新しい代表曲になりそうな気配を早くも感じさせる。
 西山は「たくさんの人から人気のある『小島の女』のように、永くステージで求められるような名曲と呼ばれるように、大事に歌っていきたい」と話していた。





[西山ひとみ オフィシャルサイト]
http://www.nishiyama-hitomifc.com/
[西山ひとみ テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/nishiyama/








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